その乳首はものすごくデカいという。
そして、その周りをグルグルと歩きまわったり、登ったりできるという。
‥‥そのようなことは、けっして嫌いなほうではありません。
その乳首は安達太良山(あだたらやま)の山頂にあるらしく、人々はこの乳首山とも乳首岩とも呼ばれるものを目指し、登頂するらしいのであります。
ちなみに、この安達太良山の山頂が、『智恵子抄』で有名な智恵子さんが認定した“ほんとの空”があるといわれている場所らしいのであります。
ということで、そのでかい乳首の周りをグルグルとまわったり、登ったりするために、わざわざ福島県までやってきたのであります。
まずは安達太良山奥岳登山口まで来て、ロープウェイで山の中腹まで登ります。そこから90分ほど歩けば山頂にたどり着くのであります。
登山口あたりからすでに行く手には立派な乳首が見え隠れし、すべての男性登山者は登山意欲がそそられるのであります。
この日は10月2日で、山ではもう紅葉がはじまりつつあり、山頂が近づくにつれ、色づいた葉っぱが多くなっていくのでありました。
前日に雨が降った模様で、登山道は一部が川のようになっておりました。
が、ここでは同じようなことがよく起こるようで、ロープウェイの駅には汚れた靴を洗う水場が用意されておりました。これなら多少汚れても安心なのであります。
紅葉を愛でながら、ゆっくり、ゆっくりと歩くこと90分。いよいよ山頂の乳首山に到着したのであります。
たどり着いてみると、山頂部ではけっこう強い風が吹いておりました。
じつはこの4日後、福島県と栃木県の県境にある那須の朝日岳で、強風による4人の登山者の遭難事故があったのであります。
この時期のこのエリアは風が強いことで有名なのですが、私が行った日もフードをかぶり、ウインドブレーカーをしっかり着込まなければいけないほどの強風でありました。
晴天だったので、そんなに寒さは感じませんでしたが、前述の遭難事故の日は雪や雹が降り、救助隊が稜線に出られないほどの強風だったといいます。
この時期の都会は秋ですが、冬用の装備を持っていかなければ、山ではいきなり真冬のような気温になることがあるので要注意なのであります。
私が登った日は、ガイドツアーによるおじいちゃん・おばあちゃん登山者の団体も登っておられました。
そのガイドさんが「こんなによい天気の日は年に数日以下で、ふだんは霧の中を行くことが多いのですよ」とおっしゃっていたので、これは血糖値が高い以外は日頃の行いがよい私のおかげだと思うことにしたのであります。
さて、この山頂から20分ほど歩いていくと、爆裂火口と呼ばれる昔の火口が見えるのであります。
ここにはいまだに硫化水素ガスが噴出しており、入り込んだ登山客の死亡事故なども起こっているエリアなのであります。
ちなみに、ここは山麓の沼尻温泉の泉源になっているようであります。
この日、私はネットで取った岳温泉のおしゃれなホテルで静養しようと目論んでいたのですが、な、なんと、このプチホテル、温泉ではなかったのであります。
しかし、姉妹ホテルには温泉があり、そちらには入り放題ということでしたので、散歩がてら10分ほど歩き、その温泉を堪能したのであります。
岳温泉はきょう登った安達太良山の中腹に泉源があり、そこから約9キロの距離の引き湯をしているようでありました。
この日はホテルで早めにベッドに入り、ゆっくりと休み翌日は福島県の浄土平から一切経山に登り、魔女の瞳と呼ばれる湖を観にいく予定なのであります。
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