今週はわが家のネコ事情の話であります。
1カ月ほど前にビビちゃんの話を書きましたが、ビビちゃんの生んだ子ネコで最後に1匹残った白ごまちゃんは、あのブログを上げてまもなく急死してしまったのであります。
「なんと残念な‥‥‥‥」
失意のどん底にいた私でありますが、そんなさなかでも草は伸びるのであります。といっても、8月半ばは日本列島に居座った低気圧のおかげで1週間ほど雨ばかり。
ようやく天気が回復し、「さあ、草刈りでも」といつものように納屋に草刈り機を取りにいったのであります。
すると、奥のほうで子ネコの鳴き声が‥‥！
鳴き声のするほうに行ってみると、なんと、茶色の子ネコがおめめをパッチリ開けて鳴きまくっているのであります。
当然、確保しますよね。
それはもう元気いっぱいなのでありますが、元気だけじゃなくて、ノミもいっぱいいるのであります。その数、ざっと見ただけでも30匹以上‥‥。
このままわが家に連れて帰ると大変なことになるので、とりあえずミカン箱に入っていただき、ミルクをあげるよう奥さまにお願いし、私はホームセンターに走ったのであります。
調達したのは、ネコ用のノミとりシャンプー、ノミとりぐし、ノミ除けスプレー。
本来ならフロントラインというノミの駆除薬を使いたいところなのですが、あまりに小さく、成猫用の薬を使うのはためらわれたので、動物病院に行ってスプレータイプの薬を出していただくようお願いしたのであります。
そして、意外とおとなしくシャンプーされている子ネコをノミとりぐしでコーミングし、動物病院でもらった駆除薬をまぶし、わが家のネコにしたのであります。
この新入りは男の子。たぶん、先日亡くなった白ごまちゃん、黒ごまちゃんたちと同じく生後1カ月ぐらいだと思われるのですが、ものすごく元気なのであります。
ちゅ〜るを筆頭になんでも食べる！ 走りまわる！ 爆睡する！
これを3時間ごとに繰り返します。
私たちの膝の上に毛布をおいてやるとそこで爆睡しますし、わが家にいるほかのネコといっしょに寝たりもします。
まだ生後1カ月の子ネコなので、うちのオスネコのおなかをふみふみしながら、オッパイを探したりもするのであります。
とにかく、元気でなによりな子ネコなのであります。
この子のおかあさんはわが家の納屋や駐車場でよく子どもを産みます。
子ネコたちがそれなりに大きくなってくると、よくうちのエサ場に連れてくるのでありますが、このぐらいの時期になるとメスの子ネコ1匹だけを自分のもとに残し、ほかの子を排除するのであります。
野良ネコは3〜4匹の子ネコを生んでも、大きくなりはじめ、ぜんぶの子にミルクが行き渡らなくなってくると、元気そうな子だけを連れて引っ越しし、弱い子は捨てていきます。
捨てられた子ネコは親を探して鳴きまくるので、私たちが見つけることができ、わが家のネコになるわけです。
今回のおかあさんネコの場合、親が野良ネコでイマイチ私たちになついていないので、子ネコたちもなかなかなつきません。いつも確保する前にどこかに消えてしまうのでありますが、幸いにも今回は確保できたわけであります。
ただ、親に捨てられる子ネコにはたいがい健康になんらかの問題があり、せっかく確保してもなかなか育ちません。
非常によくあるのが、ヘルペスをもっていて目が開かなくなっていたり、内臓に先天的な障がいがあったりする場合です。
で、インターフェロン含有の目薬をさしまくってなんとか失明を防ぐとか、抗生物質漬けにしてかろうじて生き延びられるかどうかということが頻繁にあるわけです。
ところが、今回の子ネコはヘルペスももっておらず、メシはたらふく食い、走りまくるのであります。
「こんな元気な子ネコ、何年ぶりだろう‥‥♥」
茶色いがゆえに“きなこ”と命名。
そして、きなこはきょうもまた私の膝の上で寝ているのであります。
ああ、カワイイ
ニコニコ動画にて
【お知らせ】 2021年9月・10月の生放送は、平のスケジュールの関係で ＜木曜21時＞ の放送となります
次回は、9/09日（木）21時～ 「師弟スペシャル対談」ゲスト：近藤あきとし
