価値を見続ける目があなたの誤解を溶かし本当の価値に気づかせてくれる | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

5月5日間ロングワーク参加トレーナー

浅野寿和池尾昌紀大野愛子大門昌代原裕輝みずがきひろみ

からのメッセージこちらのブログより随時ご案内させていただきます。

最後は、池尾昌紀 トレーナーです。

 

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神戸メンタルサービスの池尾昌紀です。

 

 

今年のGWは『存在理由~私たちは世界の光です~』をテーマに、5日間のロングワークが開催されます。

 

 

昨年のGWは神戸メンタルサービスで初めてのオンライン5日間ロングワークが原・大門トレーナーの元、開催されました。


 

私は初めてのオンラインワークがどんなものになるのか、どうしても体感したくて何年かぶりにアシスタントで参加してみたところ、何度も号泣することになり、オンラインでも癒しは起こり、感動の涙を流すことができるという体験したことが、今の私にとっての大きな財産にもなっています。

 

 

私が初めてヒーリングワークベーシックに参加したのは2004年11月ですので、思い返すと随分時間が経っています。


 

それ以後、トレーナーになるまで、私はほとんど全てのロングワークに参加していました。

 

その理由は、ロングワークが私の人生を変える大きなきっかけを毎回、与えてくれたからです。

具体的な話を書き始めるときりがないほど、何度も人生を変える体験をしていました。ですので、毎月、アシスタントをしていた時代には、未経験の方からロングワークの感想を聞かれたりすると、話が止まらず「絶対、オススメ!」と熱く熱く語っていました。

 

そんな私の人生が変わった体験を振り返ってみて、共通しているものは何か?と考えてみると、やはりそれは「私の価値を見続けてもらえたこと」にあると思います。

 

初級に入った頃の私は、それはそれはひどい奴だったらしいです。

らしい?と書いた理由は、その当時の私は、自分が酷いことに気づいておらず、少しマシになった頃に、先輩から「あの頃のお前は本当にひどかった」と言われ、その時にようやく気が付くくらい、自分というものがわからなかったからなんですね。

 

当時の私は「俺は特に何も問題はなく、カウンセラーを目指すために入会してヒーリングワークに通っているのだ」と思っていたので、辛そうにしている人を見ると受講生にも関わらず「俺が話を聞いてあげよう、助けてあげよう」と声をかけ、サポートにいっていました。

 

これって「本当は自分のことを助けて欲しいけど、助けてと言えない(というか痛みに気づくことができてない)ので、誰かのことを自分の代わりに助けている」そして「こんなふうに一生懸命誰かを助けていたら誰かが僕のことを助けてくれるのではないか」という状態だったんですね。

 

福岡ワークに初めて参加した時は、多少はマシになった頃であったにも関わらず、池尾から文字って「イタオ=痛い男」とあだ名がついたくらいですから、入会時はどれほど痛かっただろう、と思います。

 

このように問題山積みだった私ですが、その中でも大きな問題の一つは「感情を感じられない」ということでした。感情を感じられないから自分の痛みにも気づけなかったというわけです。

 

その頃の私は、カウンセラー養成コースに入った以上は元を取らねば!とレクチャーの一つひとつ、フォーカスパーソンのセッションの最中でも、その意味について一生懸命に考え、同じグループの先輩やアシスタントさんに「あれはどういう意味なのか、どうしてああなったのか?」など、毎回、質問をしていました。

 

そんなある時、初めて同じグループになった先輩に、グループの人達のことも顧みず、例によって理詰めで質問していたら、突然、軽やかに爆笑され、こんな言葉を言われました。

 

「(フォーカスパーソンセッション中)頭を真っ白にして、ただ座って感じてみたら?」

 

私にはその意味が理解できず、何言ってるんだ?高いお金を払って、カウンセラーになるために学びにきているのに、そんな受け方したらもったいないじゃないか!と思いました。

 

でも、なぜかその人のその言葉が忘れられずにいました。

 

後に、その先輩に言葉の真意を教えてもらえたのですが、相当ウザかったはずの当時の私を、その先輩は心配し応援し、そして価値を見続けてくれていて、私に「理屈より感情を感じることの大切さ」を教えてくれてたのです。

 

周りも自分も見られなかった私の心に先輩の言葉は響きました。

だったらその通りに受けてみよう、と思って「ただ座って感じる」ことをやり始めました。

 

そうはいっても、うまくできないし、グループで集まっても黙っていられないので話しまくっていたのですが、それでも少しずつ「ただ座って感じる」ことを続けていました。
 

 

私はヒーリングワークに参加する以前の37年間に、涙を流すということがほとんどありませんでした。

 

今でも忘れられないのですが、小学校6年生の時に学校のイベントで当時上映されていた「あゝ野麦峠」の映画を観にいった時のこと。

 

映画が終わって場内が明るくなった時、隣に座っていたクラスの女の子がぼろぼろ涙を流しているのをみて、

 

「ああ、僕はこんなにも人の悲しみが感じられない冷たい人間なんだ」と感じたことを思い出します。

 

女工哀史の意味や悲しみよりも、自分の心があまりに冷静であることのショックのほうが遥かに大きく、級友等の様子との違いから、誰にもこの思いを話せずにいました。

 

ヒーリングワークを受け始めの私は、その当時の小学生のままでした。

 

感情を感じることそのものが苦しくて怖くて、感じないように冷静さや思考を使ってフタをしていたのです。

 

心理学の理論や理屈を学ぶことはとても大切で役に立つことですが、当時の私は、そのことを使って感情を必死に感じないようにしていたのでした。

 

なぜ感情を感じることを抑えてしまうのか?

 

いろいろな理由がありますが、私の場合「自分に価値を感じられないために、自分を信頼できず、だからそんな自分を抑える必要がある」と感じていたのだと思います。

 

私は無意識に「自分で自分を信頼できない以上、野放しにさせるわけにはいかない!」と感じ、だから、悲しみも苦しみもフタをしたのですね。

 

私が神戸メンタルサービスにたどり着いたのは、仕事に燃え尽きていたからですが、実際には妻との関係も、生きる喜びも、人生そのものに燃え尽きていました。

 

感情にフタをするということは、喜びも楽しみもフタをすることになります。

まさか燃え尽きの原因が感情にフタをしていたからだとは・・・。

 

私が感情を感じられないのは自分を信頼していないから。

しかし、周りの仲間が私の価値を見て、信頼してくれたことで、少しずつ「私が私を信頼する」道を歩いていくことができるようになっていきました。

 

仲間を信頼し、自分を信頼すると流れに身を任せても大丈夫と思えるようになります。

 

すると、恩恵がやってきます。

いえ、恩恵はいつもそこにありました。

ただ、見ようとしていなかっただけだったのです。

 

ウザかった私に対して、その中にも価値をみ続けてくれた先生、先輩、仲間のおかげで私の中には「自分も捨てたものじゃないかもしれない」という気持ちが広がっていき、どんな感情も自分の大切なものだから感じてもいいという許可を私自身が自分に出してあげられる道のりでもありました。

 

そんなあるヒーリングワークで、その時がやってきました。

ヒーリングワークも回数を重ねたら自分の本当の価値に気付かざるを得なくなります。ロングワークならなおのこと、我慢ができなくなってしまうのです。

 

その月も同じグループの人たちが私に優しく接してくれました。その温かな眼差し、言葉に私の心は「我慢の限界!」に達しようとしていました。

感情のフタを開くのを我慢できなくなったのです。

まず、自分自身の中に価値、優しさや愛情があることを認めざるを得なくなる、ということが起こります。

そうなると、フタをしている意味がなくなるのです。

私の心は、周りの人が価値を見続け伝え続けてくれたおかげで、本来持っていた優しさや愛情が溢れ出し、感情を止めるフタが外れたのですね。

ラストフォーカスのセッションで、私は初めて号泣することになったのです。

 

こんなふうに泣いたのは生まれて初めてでした。

そんな私をグループの人をはじめ、たくさんの仲間が喜んでくれたのです。

 

「自分の心は冷たかったんじゃなくて、こんな温かいものを持っていたんだ」

 

それを体感した瞬間でした。

もはや理屈で説明ができない感覚でした。

 

 

これはオンラインワークでも体験できます。

つながりを持って、価値をみ続ける目が画面上であれ、たくさん存在しているから。

あなたはこの目に、言葉に触れることで、あなたの中の誤解のフタは溶け、本当の価値を知ることになるのです。

 

あなたは自分のことを冷たい心の持ち主だと思っていませんか?

あなたの苦労が、悲しみが、その誤解を解くことを阻みます。

でもいくら拒んでも、周りの人の真実の目は、あなたの心の誤解を溶かしてくれます。

なぜなら、それがあなたの本当の心だから。

真実は必ず伝わります。

そして、それがあなたの本当の「存在理由」を知るきっかけになるのです。

 

ヒーリングワークはそんな場所です。

 

今年のGWロングワークのテーマは『存在理由~私たちは世界の光です~』です。

 

あなたの存在理由を知るためのチャレンジに是非、ご参加ください。

 

GW5月ワークでお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

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