先日のブログに、NPO法人に貸していた田んぼが、日当たりが悪い、水はけが悪いという理由で2枚も返却されてしまったという話を書いた。
以来、私の日々の日課に“草刈り”が追加されたのである。
朝早く目が覚めると、二度寝を試みるが失敗する。すると、最近は「草刈りでもするか〜〜」と思うような人になってしまったのである。
最近はどんどん暑くなっているが、早朝(午前5時から7時までをいう)は意外と涼しい。
真夏であっても作業しやすく、お百姓さんのほとんどがこの時間帯に作業をし、日中は昼寝をして過ごしていらっしゃる。
そして、私、このような早い時間に目覚める初老の年代にさしかかってしまったわけである。
草刈りは、どんなにきれいに刈っても刈っても、ひと雨ごとに草はまた芽を出し、スクスクと伸びるので、3週間もすれば振り出しに戻ってしまう。
その戻りぶりといったら、愛と許しを教える私なれど、たまに殺意まで感じるほどである、
しかしながら、「きょうはどこを刈るかなぁ?」などと考えながら作業していくのであるが、この時期は至るところに花が咲いている。
たまにかわいい黄色の花がポツリと咲いたりしていると、ついつい、刈らずにおいておいたりするのである。
そして、先日、わが好感度を上げようと、そのことをFacebookに上げてみたところ、多数の投稿をいただいたのである。
「平さん、キャバクラに行って、かわいい女の子を見ただけで、性格のいい子だと思い込んでしまうタイプですね。その黄色い花、外来種です。見た目はかわいいのですが、在来種の植物を根こそぎ駆逐するとんでもないやつですぜ」
言われてみれば、若かりしころ、神戸は三宮の東門にあるクラブやラウンジといわれていた飲み屋さんでこのような体験を何度もした。財布を文字通り空っぽにし、クレジットカードの利用限度額まで貢いだこと多数‥‥。
まったくもって、学習しない男でございます。
しかも、このかわいい黄色い花は、指名手配がかかっているといいましょうか、西部劇でいうところの“WANTED”。賞金首がかかるほど悪名高いレディだったようでございます。
その名をオオキンケイギクといい、5〜7月にかけて道ばたや空き地で黄色い花を咲かせるのですが、繁殖力が非常に高く、まわりの在来種を絶滅させてしまうようなのです。
いまでは特定外来生物に指定され、生態系に悪影響を与える恐れがあるとして、栽培が禁止されたり、種子を地面に落とさないようにと注意喚起されたりするほどの悪いやつなのであります。
というわけで、これを知ったあとは、黄色い花を見つけると、「天誅!」という叫び声とともにスッパリと駆逐するようになったわけであります。
それにしても、健気に咲いている花の向こうに、三宮の飲み屋にいたあのおねえさま方やお嬢様方の顔が浮かび上がること、浮かび上がること‥‥。
「そんなに刻まなくても‥‥」と突っ込まれそうなぐらい、天誅を与えてしまったことを、ここに懺悔とともに告白するしだいであります。
さらに、そんなことを考えながら周囲を見まわしてみると、近所の農家のおじさんたちも、田んぼの畦や畑の一角に黄色く咲いたこの花を上手によけて草刈りしていることに気づくのであります。
そのおじさんたちの顔を思い浮かべてみると、やはりスナックなどで厚化粧のおねえさま方の見え見えのお世辞に引っかかり、転がされたりしている人たちばかりなのであります。
「ああ、もう、ほんとに農家のオヤジときたら‥‥汗」
‥‥などという話を事務所でしていたところ、うちのスタッフから「平さん、釈迦に説法かもしれませんが、“投影”って話、知ってます」などと説法されたのであります。
はて‥‥?
みなさん、投影ってなんでしたっけ?
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