草刈りダイエット | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

「準ちゃん、あの刈りかけの田んぼの草、いったいいつ刈るの?」

 

農家のおじさんから声をかけられるのである。

 

前々回にも書いたように、NPO法人にお貸ししていた田んぼが2枚、返却された。

 

1枚は、日当たりが悪く、作物がよくできないという理由で。もう1枚は、水はけが悪く、根が腐ってしまうという理由で。

 

NPO法人に田んぼをお貸しすると、賃料はほとんどなきがごとくであるが、草刈りをはじめ、田んぼの管理をしていただけるのがありがたい。

 

ところが、その田んぼが2枚も返却されたわけだからして、私はせっせと草刈りに精を出さねばならないのである。

 

すべての田んぼおよびその土手の草刈りをすると、だいたい7時間半は必要である。

 

働き者の農家のおじさんであれば一日でやってしまう作業なのであるが、カウンセラーとの兼業農家(農家といってもなに一つ農作物は作らず、草刈りだけしているのだが)の私は、早起きをして午前中に12時間ほど草刈りをしては、カウンセリングやセミナーに励んでいるのである。

 

だって、兼業だもーん。

 

そうすると、当然ながら、中途半端な草刈りになるのである。

 

当社のお休みは月曜日。しかしながら、その日はワーク後の移動日になっておることが多くて、草刈りは帰宅した翌日の火曜日の午前中にすることが多い。

 

そして、水曜日から出張してどこかにいったとしたら、中途半端な状態の草刈りが1週間は放置されるのである。

 

田舎のおじさまたちは、これが辛抱たまらないらしいのである。

 

さらに、月曜、火曜に雨が降ると、ただでさえ水はけが悪いからと返却されたこの田んぼ、それはもう泥のようになって、草刈りなどできたものではない。

 

よって、雨のあと23日は草刈りができず、下手をすると、中途半端な草刈りをした田んぼが3週間ほど残るのである。

 

そして、農家のおじさま方のプレッシャーを受けるハメになるわけである。

 

このように閑静で緑多い田舎に住んでいるとはいえ、さまざまな圧力やストレスと私は日々戦っているのであります。

 

まず、草刈りには草刈り機というものを使います。

 

先っぽに円盤が付いており、小型のエンジン付きの機械でその円盤がブンブン回り、草を刈り取るやつであります。

 

燃料はガソリンと軽油の混合油というのを使うのであるが、これの入手が難しい。

 

混合油は金属製の携行缶というのに入れてもらいたいのであるが、なにゆえか違法らしく、みなさんもガソリンスタンドに行ってみると、「ガソリンを携行缶に入れて売ることはできません」と書いてあるはずである。

 

その混合油をいろいろなコネを使って入手しないと、草刈りはできないのであります。

 

ところが、うちの近所でなにかと融通を利かせてくれたガソリンスタンドが廃業した。

 

うちの村の人はみな大困りであった。会うたびに、「草刈りの燃料、どこで調達してはりますの?」と言うのが挨拶代わりになったほどであった。

 

が、蛇の道は蛇。こっそり売ってくれる場所をみなさんが発掘し、私もそこでコソコソと購入しているのである。

 

しかしながら、草刈り機は燃料を満タンにしたところで、1時間1015分程度で空っぽになる。

 

そこで、私はここで作業をやめる。

 


だって、兼業だもーん。

 

さらに78月にもなると、草刈りは午前8時までにすまさないと命がけの作業になる。そう、昨今の地球温暖化の影響で、午前10時なんかはもう暑すぎて、作業なんかできる状態ではないのである。

 

しかし、8時までにすませようと思うと、睡眠不足になるわ、疲れは十分に取れないわでさんざんなのである。

 

が、しかし、夏場の草刈りは汗を大量にかくので、ものすごく痩せるのであります。