睡眠不足 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

今年、私は満60歳を迎えた。還暦である。

 

年寄りは青年よりも睡眠時間が短く、朝は早くに目が覚めると聞く。

 

私は夜中の34時に一度、目は覚めるものの、トイレに行ったらすぐに爆睡できる。二度寝、三度寝の技を習得しており、休みの日はいまだに9時間半ぐらいは寝られる。

 

事務所からは「中学生かっ!」とツッコミを入れられるほどである。「寝る子は育つ」を地でいっているわけである。

 

先日も、東京で久しぶりにカットをしようと美容室に行ったところ、こう言われた。

 

「あれ? 平さん、しばらく見ない間にだいぶボリュームアップしましたね」

 

「はい! ただいま、第57回目の育ち盛り期なんです」

 

と、関西人である私がすかさず返したところ、先に来ていたおばちゃんにたいそう気に入られ、カットをしている間じゅう話しかけられてちょっとウンザリであった。

 

そんな私が、4月に入ってから、猛烈な睡眠不足に陥っているのである。

 

私は以前から、“睡眠ダイエット”を実行している。

 

当然ながら、寝ている間はものを食べない。さらに、私は寝相が非常に悪いので、睡眠中にもけっこう激しいエクササイズをしている。

 

よって、よく寝ると、必ず体重は落ちるのである。しかしながら、その私が睡眠不足になってしまったわけだからして、痩せるヒマがない。

 

なぜ、こんなことになってしまったのか?

 

諸悪の根源は、うちの息子である。

 

この春、自宅から通える先に就職した。食品メーカーの配送の会社らしいが、4月いっぱいは研修なのである。

 

始業は8時半なので、新人は810分か15分ぐらいには会社には行っておかなければいけないらしい。

 

ところが、最寄りのJRの駅からバスに乗って15分ほど行かねばならぬらしく、ドア・トゥ・ドアで1時間45分もかかる。

 

車で行けば、うちから50分程度で着くのであるが、1年前に免許を取って以来、まったく車に乗っていない息子は、峠越えのルートに自信がないようなのである。

 

そんなわけで、中学・高校のときのように、私たち夫婦が8キロ先のJRの駅まで、毎朝、送っているのである。

 

うちを出るのは620分。

 

私が自宅にいる日は、当然ながら、私の当番になる。寝ぼけて運転するわけにもいかんので、30分前の550分には起きるようにしているのである。

 

これまでの人生、私は“目覚まし時計がいらない男”と言われてきた。

 

今回も体内目覚まし時計をセットすれば、たいがい起きられるのであるが、寝ながらものすごく気をつかうのである。

 

そして、いったん目を覚ますと3時間は覚醒するタイプである。

 

息子を送ったあとも元気にネコと遊び、そして、9時半から10時ぐらいになると、その覚醒期が過ぎ、大きな津波のような睡魔が襲ってくるのである。

 

しかし、出勤せねばならないのである。

 

もちろん、550分起きに合わせ、早く寝るようにはしているが、どうしても23時過ぎになってしまうので、睡眠時間は6時間ちょい。

 

自宅にいるときの平均睡眠時間が8時間半の私ゆえ、猛烈な睡眠不足なのである。それに伴い、“睡眠ダイエット”もできなくなり、太るという悪循環‥‥。

 

ゆっくり寝られる可能性があるのは出張中なのであるが、枕が変わると寝られないタイプであることを最後に書いておく。

 

合掌;;;