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“ア・コース・イン・ミラクルズ”が伝える心の法則
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こんにちは。
神戸メンタルサービスの平です。
神戸メンタルサービスの平です。
この8月の横浜5日間ワークのテーマを「Gate of Heaven(天国の扉)~“ア・コース・イン・ミラクルズ”の世界をあなたに」に決めました。
“ア・コース・イン・ミラクルズ”という本について、「名前は聞いたことがあるけれど、いったいどんな本なんですか?」とみなさんからよく聞かれます。
この本はアメリカの心理学者、ヘレン・シャックマン博士のもとに「声が降りてきた」というところから始まります。
‥‥声が降りてきた?
そう、頭の中にだれかの声が聞こえてくるようになり、ヘレンは自分が分裂病‥‥現在の言葉では統合失調症にかかってしまったのかと思ったそうです。
それを同僚に相談したところ、「どんな声が聞こえるのか書き留めてみて」と言われました。書くことにより、分裂病がより強化されてしまうのではないかと恐れながらもヘレンはその作業に挑戦しました。
そして、書き留めたものを読んでみたところ、素晴らしい心理法則であることがわかり、一冊の本にまとめ上げられることとなったのです。
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しかし、その後も、「なぜ、自分にだけ、こんな声が聞こえてくるのか」という疑問は消えませんでした。
一冊の本に仕上げるというたいへんな過程では、「こんな本を世に出して、人に理解されるのか」、「出版のための莫大な費用はどうするのか」といった多くの苦悩や葛藤もあったようです。
が、声の主はこう言ったそうです。「それはあなたが心配することではない。真実を世界の人が求めているのならば、それは必要とされ、あなたが思いもつかないような方法によって成し遂げられる。
そんなわけのわからないことを言われるたびに、常識人であるヘレンは激怒するという、その繰り返しの中でこの本は生まれたそうなのです。
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この本の考え方は、単純明快です。
すなわち、“例外なき怒りの放棄”と“例外なき愛の供与”です。この二つをいろいろな角度から著しているのです。
さらに、「罪悪感というものは、そもそも存在しない。あなたが愛を選ばないしばしの間に使う考えの一つに過ぎない」とも語られています。
だれにでも、「どうしても許せない人」というのがいるものです。私の人生にもしばしばそんな人が現れますが、そのとき、私はこの本を熟読します。
すると、私の中にある怒りや、その人となんとしても分離したいという欲求が溶けるようにして癒されていきます。そして、まったく違う見方が可能になり、その人のことを許せるようになっていくのです。
私がだれかを許せないという問題を抱えているとき、それは、私の中にその人を許すだけの愛が欠如している状態を意味します。
私自身がもっともっと愛を感じ、ハートが愛であふれる状態になって初めて、まったく違うものごとの見方・考え方が生まれ、その人を愛することができるようになります。
このようにして、問題は解決されていくのです。
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私が大好きな話があります。
あるスーパーマーケットに買い物に来ていた女性が、連れていた5歳ぐらいの子どもに「いいかげんにしなさい!」と怒鳴り、頬をビンタしたそうです。
そのあまりの剣幕と、いたいけな子どもをビンタしたという事実に、まわりにいたたくさんの人々は「なんてことを‥‥」と顔をしかめ、その場の空気は母親への怒りでいっぱいになっていきました。
そんな中、あるおばあさんが母親に近づき、声をかけたのです。「あんた、寝てないんじゃないの? ちっちゃい子どもがいるんだもんね。疲れた顔をしているよ」
その途端、母親はワーッと泣き出し、しゃがみ込みました。
すると、さきほど叩かれた5歳の子どもが、母親を守るかのように、その体に覆いかぶさったそうなのです。
それを見たおばあさんは、まず、母親をほめました。「あんた、えらいね。こんなにやさしい子を育てたんだ」。
子どもにも笑顔で言いました。「あんた、えらいね。おかあさんを守るなんて、ほんとにいい子だよ」
母親は泣きつづけ、そして、まわりの空気は氷が溶けるように変わっていったのです。
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問題は、“愛の欠如”。そして、“ひとりぼっち”‥‥理解者のいない状態であるわけです。
あなたが考えているのはまったく違う方法で、問題は解決していきます。その方法をこの5日間で学んでいきましょう。
この夏、あなたの前に、天国の扉は開かれているのです。
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♪来週のテーマ♪
開かれている天国の扉に、
なぜ、私たちは入ることができないのでしょうか?
どうぞ、お楽しみに!
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なぜ、私たちは入ることができないのでしょうか?
どうぞ、お楽しみに!
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本シリーズは、毎週水曜日、平ブログ( http://ameblo.jp/tairajunji/ )
およびメーリングリスト、ニュースレターを通じてお届けしていきます。
8月2日までの全8回の予定です。
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