京都に行ってきました。 | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

11月はとても忙しい月だった。

 

2日に東京に出張に出て、6日の東京感謝祭を終えると、終電に乗って神戸の自宅に戻った。

 

7日の朝7時半集合で村の農会の旅行があり、おじさま方を京都の保津川下りと嵐山の旅にお連れすることになっていたのである。

 

さらに、その日はバスで村に帰られるご一行を見送り、私は京都からJRの特急『はるか』に乗って関西空港に向かい、夜8時の便で沖縄入りした。

 

翌日、南大東島に行き、10日までお仕事をし、11日から14日にかけては名古屋出張だったのである。

 

ということで、きょうは、おじさま方と京都に行ったお話をしたいと思う。

 

東京感謝祭という一大イベントを終えた私は、紅葉シーズン前の保津川下りにおじさまたちをお連れしたのである。

 

といっても、メインの幹事にはしっかりとした人がおり、私は使いっぱしりである。メンタルでは偉そうにしている私も、村では57歳の最年少の役員としてなにかとこき使われる。

 

「準ちゃーん、ビールがないでぇ!」

 

「この切符、みんなに配っといて」

 

「田中さんがトイレから帰ってけぇへんけど‥‥?」

 

といったことは、すべて使いっぱしりの私の仕事になるのである。

 

秋の保津川下りは、予約をとるのが非常に難しい。だからして、「紅葉のひと足前の平日」である月曜日に農会の旅行を企画したのである。

 

「月曜日は仕事やろ!」とお思いの方も多いかもしれぬが、なんといっても57歳の私が最年少であるからして、ほとんどが定年退職後のお方ばかり。まったくなんの心配もないのである。

 

紅葉の時期になると、保津川にはものすごい数の舟が出ると聞いた。それでも予約はまったく取れず、この時期に保津川渓谷を観光したいという人は、トロッコ電車なるものに乗るしかないようなのである。

 

 

そういえば、以前、京都の高雄の川床に行ったとき、紅葉シーズンの予約は春ごろにすべて埋まると聞いた。「そうだ 京都、行こう」と思いつきで行けるほど、秋の京都は生やさしいものではないのである。

 

保津川下りは亀岡で乗船し、川をどんどん下っていき、嵐山へと到着する。10時に亀岡を出たわれわれの川下りの舟は、12時前に嵐山に着いた。

 

雨が多く、川の水量が多いときは1時間少々で着くらしいのであるが、この日は水量が少なく、1時間50分もかかったのである。

 

そして、嵐山でわれわれ一行は湯豆腐の名店に行き、ランチをいただいたのである。

 

 

そのあとは、嵐山で有名な渡月橋あたりを散策し、お土産を買い込み、バスに戻って、『京都鉄道博物館』に移動した。

 

京都観光なのだからして、金閣寺や清水寺、平安神宮などの観光スポットは目白押しなのであるが、われわれ一行が行ったのはマイナーな鉄道博物館である。

 

その理由は、空いているからなのである。

 

とにかく、朝からビールや日本酒を飲みっぱなしのおじさまたちは、大混雑の寺院などを歩かせると、ほぼ100%、迷子になられるのである。

 

そこで、「鉄道博物館や水族館なら、捜索が比較的しやすくて、最悪の場合は台車でバスまで運べる」というリスクヘッジのもと、このような観光地が選ばれたのである。

 

プランを考えた幹事のみなさんには拍手を送りたいと思うわけであります。

 

しかしながら、鉄道ファン以外はまったく興味をそそられない電車などが展示してあるこの博物館、ほぼ興味をもっていないおじさま方は、やはり喫茶店に陣取り、あるったけのビールを注文し、酒宴を開いていらっしゃったようである。

 

このあたりで私は、「仕事がございますので、お先に失礼いたします」とみなさまにお詫びをしつつ、関西空港へと向かったのであった。