仙台みそぎ紀行(前編) | 平準司@神戸メンタルサービス カウンセラー養成・個人カウンセリング・心理学の講演、執筆を行っています!

神戸メンタルサービスの平です。

 

このたびの熊本・大分地方で発生した地震により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

 

桜も散ったころ、お仕事で仙台に行ったのである。

 

はっきり言うが、仕事で行ったのである。sei

 

しかしながら、久しぶりの仙台だったので失礼があってはいけないと思い、講座の前日、身を清めるために鳴子温泉に行くこととした。ストップ

 

この日は朝早く、伊丹空港から仙台に向かったのであるが、仙台付近に強風警報が発令されていたため、「風の状況次第では、行き先を羽田空港に変更したり、伊丹空港に引き返したりする場合もあります」と言われた。

 

「羽田ならいざ知らず、ふりだしに戻るのはイヤだ‥‥

 

それでも、機長の腕がよほどよかったのか、強風の中、ガタピシと揺れながらもなんとか仙台空港にたどり着いたのである。

 

さっそく、いつものように空港でレンタカーを借りて鳴子温泉方面に向かったのであるが、昼前であったので、まずはお気に入りの仙台ロイヤルパークホテルでランチをとることにした。

 

このホテルは仙台の郊外にあり、クルマがないと行きにくい。しかし、緑が多く、とても優雅な気分でランチが食べられる。なにゆえか、財布の中にこのホテルのランチバイキング・メンバーカードが入っていたので割引までしてもらったのである。

 

ふだんならば、このホテルを利用することには大きなリスクが伴う。

 

リスクが伴う

 

そう、このホテルの隣にアウトレットモールがあるのである。

 

が、しかし、今日の私はアウトレットよりも鳴子温泉なのである。今回はだいぶ足腰が傷んでいるので、川渡温泉をメインに攻略しようと思っているのである。

 

鳴子温泉は川渡、東鳴子、鳴子、中山平、鬼首といった温泉地が合体し、一大温泉郷を形成している。であるからして、十二分に計画を立てて攻略せねば、湯あたりでダウンしたりして、温泉入りまくり計画がとん挫する恐れがあるのである。

 

宿はいつものように鳴子温泉の常宿にした。この宿、異なる源泉が三本も引かれているのでとても楽しめるのである。

 

なかでも、この宿の硫黄泉はとてもミルキーなのである。ミルキーな硫黄泉といえば、鳴子温泉では『東多賀旅館』が有名なのであるが、それに匹敵するほどのミルキーさだと個人的には思っている。

 

しかしながら、一人で温泉旅館に泊まると、どうしても狭い部屋をあてがわれる。

 

旅館の名誉のために言っておくと、もちろん、広々とした立派な部屋もあるのである。が、それは二人以上で泊まられるお客様のものであり、派手なシャツを着たアヤしいおじさんには提供されないのである。

 

話を戻すが、それぞれの温泉エリアには、治療によいとされる温泉がそれぞれにあるのである。「かっけ川渡、かさ鳴子」という言い方があり、川渡温泉は足の治療にものすごく効く。一方、かさ鳴子のかさとは皮膚病のことである。

 

川渡温泉で私がいちばん気に入っているのは、『川渡温泉浴場』とよばれる共同湯である。

 

ここは45℃ほどあるため、猛烈に熱い。猛烈に熱いが、猛烈に効くのである。湯上がりスッキリ、足腰軽々。それはそれはもう、スキップを踏めるほどである。

 

>この日はさらに東鳴子の『高友旅館』にも行った。ここは非常に石油くさい黒湯で有名で、ものすごくパンチのあるお湯である。

 

さらに宿にチェックインしたときにチケットをもらった共同浴場『滝の湯』の硫黄泉も堪能し、その後はバタンキューと爆睡したのである。

 

後編につづく。