是枝監督作品ですね、脚本賞とLGBTQを扱った映画を対象に贈られるクィア・パルム賞を受賞。
2時間5分の長編です。
最初は麦野早織=安藤サクラさんのシングルマザーの視点から始まりますね
早織の息子、湊は突然、
豚の脳を移植した人間は、人間豚
と早織に問いかけます。
それは誰が言ったか早織が尋ねると保利先生が言ったと言い、この言葉も後々かなりな波紋になりますか
火事が起きたというガールズバーのことも確信がないのに噂が噂を呼ぶことになりますね
そうしている内に、湊の様子がいろいろ不可解なことがあり、学校で湊の身に何かが起こっていることに気づく早織……
とうとう酷い怪我をして帰ってきた湊から話を聞き、さっそく早織は学校へのり込みますね。
それどころか担任の先生を不在にしたまま、他の先生達が来て対応するだけですか
この時点で学校ではなく教育委員会に行けばいいのに、
毎日学校にのりこんでいく早織に観ている側は非常にヤキモキします😾
そうしている内に大事になっていき、とうとう保護者会まで開かれることになりますか
なのにその後も保利先生に関わる事件は起きてしまい……
早織視点の時には何もかもこちらまで激怒しますね
そして更に大雨の日にまたもや事件が起きたようで……
そこで今度は保利先生側の視点に切り替わりますか
そうしたら、これまたえ、え、え、てなことが起こり嘘でしょ~~!? となりますよ
こんなことってとなりました
湊もなぜか絶妙にタイミングが悪いです
先生自身も何とかしようとすればする程、誤解は誤解を生みどんどん加速していき……
うわ~~となると、今度は湊と星川依里視点に……
それぞれの視点を観ると、全ての絡み合った出来事がようやく全て解けていきますよ
これは凄いです
ちゃんとつじつまが合うようになっていますか
そして湊と依里のカンケーも……
依里は多分、支援を必要とする子供なんでしょうね。
それ故に標的にされやすくてでもわりと考えていることはどこか大人な部分もあり、
そして気になるラストは……
怪物とは……
怪物まで言わなくてもいいんじゃないかなと個人的には思いましたね
更に聴いていくと、坂本龍一さんのどこかもの悲し気な音楽は後からじわじわと効いてきて涙が溢れてきました
近いものを感じる映画
是枝裕和監督他、映画