前回分
こだぬきのうるさい口と、Mッフィのかわいい小さいバッテンの口をお互い取り替えると、次々とアクシデントが発生します。
そして今はオオカミのおでこにバッテンの口がついてしまいますが、なかなか信じてもらえず……
更にはこだぬきの口がとんでもない失言をして、オオカミを怒らせてしまいました!
「2匹とも食ってやる! 覚悟しろっ!」
オオカミがまさに襲いかかろうとすると、Mッフィはこだぬきの口で大笑いをはじめます。
こだぬきはこんな時に笑うなんて⁉️ と冷や汗が止まりません!
「何がおかしい‼️」
オオカミは怒りながら言います。
「だって、だって、だってさーフフフフ……
覚悟しろだなんて言うからさーアハハハ……いちいち時代劇みたいじゃんよ~~! 最初からおうおうとかさー、何だか遠山の金さんみたい~~!」
ツボらしくまだ笑っています。
とにかくウサギにその口はかなりなギャップでした。
「うるさい! ウサギのくせにこしゃくな~~!」
オオカミは再び襲いかかろうとすると、またMッフィは爆笑します。
「こしゃくだって~~ガハハハハハ……‼️」
とうとうMッフィは本当に笑い転げました!
その姿にオオカミもこだぬきもポカーンとなってしまいます。
こだぬきはオオカミのその隙を見逃しません!
今だ! となり、こだぬきは太いしっぽでオオカミの顔を叩きました。
うわ~~! とオオカミは叫ぶと倒れてしまい、オオカミの額にくっついていたバッテンの口も反動で取れます!
「わ、凄いなーこだぬきくん!」
Mッフィは驚きました。
慌ててこだぬきはバッテンの口を拾います。
そしてオオカミはすぐ起き上がると、
「わ、わ、ボク、ここで何してたんだろ? ボク何してた? 全然覚えてないんだ…」
さっきまでとはうって変わって、オオカミは性格が全く変わって気弱になってしまいました。
どうやら、Mッフィの口は動物によって、そしてつける場所によって性格が変わるようです。
まるでこち亀のバイクに乗ると性格が荒くなる本田みたいでした。
そしてオオカミは申し訳なさそうに謝りながら去っていきます。(弱っ!)
こだぬきはバッテンの口をMッフィの前に出して、こだぬきの口を戻すようにうながしました。
「嫌だね、だってメチャクチャ楽しいし、ストレス解消するんだもん、この口! もうちょっと貸してよ!」
そう言うとMッフィは駆け出していきます!
こだぬきは仕方ないので、再びMッフィのバッテンの口を自分のところにつけました。
「待て~~~~~~‼️」
精一杯叫んでも小さい声で、こだぬきはイラつきます。
とにかくこだぬきはMッフィを追いかけました。
そして川辺まで追い詰めます。
火曜サスペンス劇場でいうと山場ですね。
チャチャチャ、チャチャチャ、チャーチャーーー
(おい、CMに入るところじゃん、ヤベッ、長くなる💦)
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