親父「お金なんか紙切れになる」
最近の親父の口癖です
日本円の価値がなくなる
最近、新聞紙上でも円の弱さが取り上げられてます
そして、会社で
○○証券「この度はお取引ありがとうございます」
(大手の証券会社です)
親父「まあ、株でもやろうかと思って」
はぁ~、80歳を過ぎてから何をしてるんだか
日本円は紙切れになると言って株を始めました
証券会社はずっとお世辞を言っています
親父「とりあえず、1千万ほど運用するわ」
個人のお金なんで私は意見を挟みません、いくつかの銘柄を購入してました
・・・・・・
違う日
○○証券「この度はアポイントをいただきありがとうございます」
親父「日本円は紙切れや、株をやろうと思ってな」
私「・・・・・・」
冒頭とは別の証券会社を呼び出して運用の相談、まあ自由にしたらと思ったのですが
親父「おい、会社から1千万振り込んでくれ」
私「えっ、何を言ってるの」
親父「だから、会社の金を証券会社に振り込めって言ってるねん」
私「いや、それは無理やで・・・」
親父は基本ケチです、最初の証券会社に1千万入金して手元のお金が寂しくなりました
自分の信念である、金は紙切れ、株は上がるなので運用したい
だったら会社の金で株を買うという思考になりました
当社のようなオーナー会社で株を購入すると銀行が嫌な顔をします
(株を買うために融資をしてるわけではありません)
銀行は投資資金として融資はしません
それと、最初は1千万ですが、このあと更に追加で資金をだせとか親父が言う場合があります
個人の金は自由でいいです、会社の金は個人の裁量で投資のために動かしていいお金ではありません
しかし
親父「○○会社から1千万や」
ああ、我が社の頭の痛い弱点をついてきます
私は7社経営してますが、このうちの1社だけ私が株を持ってない会社があります
その会社の株式の7割以上を親父が保有、私が経営してますが重要な事項では私の意志が入れれません
(7社のうち4番目に大きな会社、相続が大変です)
しかし、せっかく稼いだお金です
私「今後の事も考えてくれ、現金はいくらでも必要やし他にも使い道がある」
親父「・・・・・」
私「その金は孫(私の息子)のためにも会社を強くするために使わせてくれ」
やらないといけない修繕工事、返さないといけない借り入れがあります
親父「お前は何を言ってるんや、わしは孫のために紙切れになる金を株にかえてるんやないか~」
駄目だこりゃ、本人は良い事をしてると言ってます
来週、税理士さんがきます
税理士さんから止めるように言ってくれとお願いしてみます
(振り込みはしてしまいました)
よろしければ「いいね」とクリックをお願いします