杉井光著『世界でいちばん透きとおった物語』読了 | たごさくの本格ミステリー倶楽部&山野草

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島田荘司先生の大ファンで、本格ミステリ一筋ン十年。
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            (横浜・馬車道)

    昔の映画『酒とバラの日々』ではないですが、

      「本と映画とのんの日々」ですニヤリ

昨年のお正月連休は案外本を読めた。

今年もPCで映画と読書を中心の食っちゃ寝のぐうたら生活。

TVは箱根駅伝と能登半島の地震関連のニュースを観まくりでした。

 

 

今年の1作目は大評判の杉井光著『世界でいちばん透きとおった物語』読了。

読み易くて速攻で読了。

『大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。
 女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、

そのうちの一人とは子供までつくっていた。

それが僕だ。

 宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。
「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。

遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」

 奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。

知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、

業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、

僕は父の複雑な人物像を知っていく。
 やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、

ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。』

 

これぞ本格が大好きなのですが、

ぼくの大好きな本格ミステリではないと分かった上で読みました。

分かった上で読みましたがやはり物足りない。

物足りないけど面白かったです。

本線の謎は普通。

しかし、

裏本線(勝手に名付けた)は凄くユニークな謎で分かりませんでした。

ましてそこに京極夏彦先生が絡んでいたとは驚愕でした。

 

帯に書いてある『電子化書籍絶対不可能』『紙の本でしか体験できない感動がある』。

これはなんの事か全然分かりませんでしたが、

読み終えればその謎は分かりました。

作家、編集、校正等総がかりの作品です、

個人的には好きな本格ではないが、

膨大な時間をかけての作品に感服しました。

ビックリして「何故そこまでするのか?」が素朴な疑問として浮かぶ。

が、それは些末な事なのでしょうね。

 

先に読まれた方のブログにコメントをしました。

それに対するコメントは不要に願います。

リブログをしてみたのですがPCでは四つはムリでした。

 

*今日の昼食

長男作ナポリタンスパゲッティ

具材は色々沢山でし美味かったですニコニコ

*元旦のデザート

チーズケーキニコニコ

これは成城石井のチーズケーキと同じ味で濃いです。

大好き拍手

 

末尾ですが、

今年もよろしくお願いします🐉🎍

追記

能登半島地震で亡くなられた方のご冥福と復興を願っています。