[将棋]女流王座戦第1局の結果 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 本日行われた女流王座戦の第1局は、振り駒で先手となった里見女流王座が中飛車を採用し、序盤から激しい斬り合いの展開となりましたが加藤桃子女流三段の攻めを食い止めてからは反撃がズバリと決まり、91手での完勝となりました。次局は少し空いて11月16日(水)に郡山市で行われます。前夜祭と当日は大盤解説会もあるようですが、福島県まではちょっと遠いかなと思って私も遠征を自重しております。前夜祭も全員着席方式のようなので、対局者と直接お話できなさそうな感じもありますし...。

 

 
 先手中飛車対後手居飛車の対抗形は想定される展開でしたが、里見さんが飛車成を受けずに自陣の角を飛び出して馬を作りに行くという序盤から派手な展開となりました。それでも49手までで里見さんは持ち時間3時間中の1時間を消費しているのに対して、加藤さんはそこまでの消費時間はなんとたったの1分。50手目にようやく立ち止まって18分を投入。その後も加藤さんの勢いは止まらずでしたが、49手目に36分費やした中合いの▲6六歩を54手目に△6六角と飛び出して取りましたが、55▲7七銀と龍角両取りで受けた手が良かったらしく、その後は徐々に里見ペースとなりました。里見さんは63▲4六同歩の一手にも47分を投入し、その時点で残り時間が44分対2時間23分と1時間半以上の差がついてしまい、万が一どこかでもつれる展開から終盤たたき合いの勝負になって時間責めに会うと嫌かなという感じはありましたが、リードをきっちり広げていっての完勝となったようです。里見さんが、序中盤でじっくり時間を投入し、相手よりも時間を多めに使うのはどちらかというと調子の良さを感じます。加藤さんは消費時間1分で進めていたところまでは研究範囲内だったのかもしれませんが、その後も勢いが止まらずブレーキがかからずに行き過ぎたような感じになってしまいましたが、実際(のタイムマネジメント戦略が)どうだったのかは分かりません。
 第2局は加藤さんが先手なので、ここで1局返せるかどうかの瀬戸際...。若干、相性の良さ悪さのようなものが出た感じもしますが、去年の清麗戦のようなこともありますし、まだ油断はできません。ただ里見さんも厳しい夏を乗り越え、相対的にまた一歩少し先に行った(技術的か精神的か)感に気後れがあったのかなとも思われますが。。

 

 


360°カメラ。白玲戦の時もそうですが、音のない映像はどうも臨場感が落ちるのと、そもそも解説が無い状態ですが、盤面が無いとなおさら後で見るのはどうなのかなと。

(実は今日私は年休を取って、父親(死去)の件で姉の家に行って、それから区役所や税務署に行ったり年金事務所と電話してたりと、そんな手続きで奔走しておりました。折々にモバイル中継はバッチリ見て応援はしておりましたが...。)