父、他界 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 昨晩、入院先の病院から夜7時頃に私のスマホに連絡が入り、父親が危篤状態で蘇生施術を行っているが、どうするかご家族の希望を最終確認したいので電話をしたとのこと。私が「要するに死んだということですか?」と聞くと、事実上そういう意味ですというので、なら止めて構わないと返事をしました。実の子供は私と姉、あと姉の旦那と長女、私の嫁がそれぞれの足で東京の病院に出向き、夜の9時過ぎに医師の死亡確認に立ち合いました。

 そもそもの入院理由は、一昨日に入居先の老人ホームで転んで頭にたんこぶができ、また脚も痛いとのことで、施設の人が入院受け入れの病院を探してくれました。そこで検査をしたところ、実は新型コロナが陽性、それと大腿部を骨折しており、人工の?骨頭を埋め込む手術が必要とのことで急遽手術を行うことになりました。それがちょうど15日の夜の段階で、私は白玲戦の大盤解説会の帰り道で、そろそろ家に着くあたりで、入院の世話をした姉から電話が有って、手術にあたって万が一父親が死にそうになっても無理な蘇生はしなくていいか家族の意向を病院に連絡しなきゃいけないけど、それでいいよねという確認でした。私もまさか脚の手術で死ぬとは思ってなかったし、父親本人も普段の性格からそれでいいと思ってるだろうから、同意しました。

 死因は急性心不全だそうです。脚の手術は16日の明け方に成功して終了し、コロナもあまり影響はなく、昨日16日の夕方には病院の夕食を8割方は食べて、18時の看護師巡回では元気な様子だったのが、18時半頃に急変し、後で心電図のモニターを確認したところ心臓の働きが急激に劣化。そうなった理由は解剖などの検査をしないと分からないけど、91歳と高齢だったことを考えると、そういうこともあり得るとのことでした。

 今日17日は、姉と手分けをして葬儀会社と葬儀の段取りをしたり、親せきなどに連絡したり。もちろんまずは朝9時に老人ホームに取り残されている母親に父急変し死去したという電話を私が入れました。母親がどのような反応をするのか不安はありましたが気丈にという部分と、もうあまり悔いはないという心境なのか、割と冷静に受け止めていたようです。私も今日はバタバタしていたし、葬儀の事務の方と面会して相談するため姉の家(元は両親の実家)で集合したのですが、その葬儀屋さんが20代半ばくらいの女の子だったのですが、乃木坂46か!というほど可愛いし一生懸命だったので、ついつい心を奪われそうに...、不謹慎かもしれないですが。父親が亡くなって悲しいかと聞かれたら、昨晩病院のベッドで生身の姿とお別れをする時、姉が「おじいちゃん、起きてよ。目を覚ましてよ」と訴えると、父はまだ寝ているようでしたし、まぶたもつい開きそうに見えました。私も、そのしばらくの間は込み上げてくるものがありましたが、その後、コロナ患者だったので、顔は透明のビニール越しに見えるのですが密封され、遺体を葬儀社がコロナ専用の施設に搬送するために連れ去った後は、なんだか実感が湧かないというか、あぁおじいちゃんは死んだのかと、そんな感じです。コロナ陽性者になってしまったため、通常のお通夜、葬式は行えずに、今後は21日にいきなり火葬。その日に足を運んでくれた親戚は棺の開き窓とビニールのシート越しに父の顔を見れるそうです。コロナ対応の葬儀のやり方は今でも業者によって異なるそうで、一切顔を見ることが出来ずに火葬するところもあるそうです。そして1週間後の28日に田舎の山梨にあるお墓のお寺さんから住職を呼んで骨葬を行うことになりました。