本日は第94期棋聖戦1次予選へ組の準決勝、決勝が行われ、里見女流五冠は午前中の平藤七段戦に勝ちましたが、午後の牧野六段戦では残念ながら敗れてしまいました。
里見さんの５六銀型の先手中飛車に対し、平藤七段が居飛車穴熊とする対抗形の将棋に。里見さんは穴熊に組まれるのを苦にする様子もなく、中盤早々4筋から仕掛けていき小気味よいテンポで一局差し切ったように見えました。
午後は後手番の中飛車対抗形の出だしでしたが、先手の牧野六段が角交換を行い、後手は向かい飛車、先手は右玉に囲っての将棋となりました。持ち時間が1時間と短い対局で、序中盤から牧野六段が一手一手にやや時間を投入し、優勢気味の展開。里見さんも中盤は盛り返し、一つのパターンというか、苦しいながらも守り切っての逆転勝ちの流れもありそうでしたが、力比べが続く中、先手の馬を苛めにいったのを逆用されて馬銀交換で切り飛ばされた後は先手の攻めが決まってしまったようです。
と書いてきましたが、今日は用事で東京の葛飾に行き、午前中は打ち合わせが終わって昼休みにモバイル中継を見たら既に里見さん勝っていたという状況。午後は、割と早めに用が済んだので、帰宅途中でモバイル観戦応援をしていましたが、せっかく葛飾まで来たので柴又に寄って帰って来ました。本来なら、100%応援に集中しなきゃいけなかったかなとは思うのですが、寅さんもやっぱり気になるし
柴又駅の銅像の寅さん。寅さんならこう言うかな？「将棋ってのはそりゃ勝負事だろ。ずっと勝ってばっかりって訳にはいかないんじゃねえの。今日一日で二局も指したっていうんだから、それだけで立派じゃねえか。」とか...。
参道を経て、
帝釈天でお参りし、
寅さん記念館に行ってきました。500円で第3火曜が休館日らしいです。くるまやの団子屋さんのセットなど永久保存だそうです。僕が50代後半ですが、寅さんがハートに刺さるのは何歳くらいまでですかね？今の40歳位の人には分かるのでしょうか？