昨日は竜王戦6組の1回戦で、里見女流五冠は狩山新四段(上の対局情報では写真が間にあってないようですが...)と対戦し、持ち時間5時間の長時間の将棋でしたが、結果は残念ながら敗退となってしまいました。里見さんは後手番で中飛車を採用し、序盤は時間をあまり使わずにハイペースで進め、中盤以降の難所?で時間を投入。形勢は行ったり来たりで難しい戦いになりましたが、終盤リードしたあたりでは逆に里見さんの方が持ち時間が10分を切り、最後は秒読みに追われて勝てるかもしれない、或いは勝つべき一局を落としたような格好となりました。ただ、それはどの人のどんな対局でも同じであり、時間の使い方を含めて勝負なのだと言うしかありません。それと、相手があっての呼吸なのかもしれませんが、負けはしたものの、ここぞという時に惜しみなく時間を投入したり、苦しくなってからも粘り強く戦ったり、ここで一気に行くのかと(畠山鎮八段のモバイル解説の感じから)思うところで少し守備的になったりと、そういうのが勝敗の面では必ずしもプラスかどうかは別として、なんとなく里見さんらしさが感じられた一局だったかと思いました。
終盤(160手あたり)はかなり形勢を戻して両者入玉での長い勝負になるのかと思いきや、馬を切り飛ばしていきましたが、その辺は成算があったのか、仕方なく勝負に出るしかないという心境だったのか、どちらだったのでしょう?狩山さんはデビュー戦の塚田女流初段との戦いでも必敗の局面で入玉し、塚田さんが詰ましに来たので逆転できたというのを経験済み。それと展開は同じではないにせよ、里見さんは一味違うという結果を期待して見ていましたが...。とにかく、結果は結果。残念ですが、次に向いて(応援も)気持ちを切り替えるしかない。![馬](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/314.gif)
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昨日が24日のクリスマスイブでしたが、年内にもう一局、明後日27日(月)に清麗戦予選で室谷女流三段との対局がついています。第3期清麗戦では加藤桃子さんにフルセットの末に敗れてしまった訳ですが、コロナの影響か白玲戦との兼ね合いか、タイトル戦と並行して第4期のトーナメントは進んでおり、里見さんはこれから急ピッチでトーナメントの対局が組まれるものと思います。ただ相手が、いきなり室谷さん、(勝てばということが前提ですが)続いては渡辺弥生さん、西山さん・・・と決まっており、その次も甲斐さんと渡部さんの勝者、上田さんと山根さんの勝者となりなかなかハードなところです。もちろん西山戦が一番のカギとなりますが、あんまりそういうことにこだわっても仕方ないかと。。。そもそも、清麗戦は上位リーグとか本選シードがないので、失冠すると横一列の再スタートとなり大変です。
さて、室谷さんとの対局は相振り飛車になるでしょうか?今年一年を勝って締めて欲しいですが、室谷さんも(ムラがある?けど)強い時は強いので、油断禁物。御本人は油断しないでしょうが、こういう時こそ応援も気合をいれるべし。
里見さん、頑張れ~
---おまけ?---
今日はクリスマスイヴイヴ🎄
— 里見香奈 (@Satomi32428) December 23, 2021
妹から貰ったプレゼント(3枚目)は何でしょう❓🎅
ヒント🎁これから今から使います! pic.twitter.com/y8Oy2h6VMW
楽しそうというか元気そうなのが、何よりです。