先月、里見さんの3連勝で幕を閉じた女流名人戦の振り返りコラムが、一昨日より将棋連盟のwebに掲載されています。相性とか両対局者自身のバイオリズム的な要素もあるのかもしれませんが、里見さんは遺憾なく実力を発揮、対する加藤さんはリズムに乗れずと、そんなシリーズだったかと。
さて、今日は白玲戦のリーグ戦対局が多数組まれていましたが、矢内女流五段と対戦した咲紀さんの結果はどうだったでしょうか？勝っていれば、今日の夜辺りにYouTube新作がアップされるんじゃないかと...。まぁ勝ち負けに関係なく、週末には新作がそろそろ来そうですが、なんとなくあのゆるい
トークが癖になりますね。早く来ないかなぁ
それ以外にも注目対局がいくつかありましたが、まずは塚田女流初段。今年の1月8日にマイナビ本戦トーナメントで里見女流四冠に勝って勢いに乗っているはずのところですが、白玲戦リーグでは咲紀さんに黒星を付けられ3勝1敗。今日は同じくというか若手で勢いのある石本女流二段(ここまで4勝0敗)に土をつけ、これでF組の勝敗表は混とんとしてきた感じです。一番の上位は上田女流四段でしょうが昨日まで同じく1敗。咲紀さんも1敗で頑張っているので、今日の結果がどうだったのか気になるところです。塚田女流は中2日の週明け15日（月）にマイナビの挑決戦で強敵となる伊藤女流三段と対局です。伊藤さんも本日は白玲リーグ戦のA組の対局で、渡辺女流初段に勝ち無傷の5連勝でA組首位を快走中。タイトル戦登場の常連なので驚くことはないかもしれませんが、先週3月2日の女流王位挑決戦では山根女流二段に敗れ、惜しいところでタイトル戦挑戦の機会を逃してしまいました。その影響がありやなしや、分からないところですが、次戦となった3月8日の清麗戦予選で（天敵？）香川女流三段に敗れて裏トーナメントに回ることになりました。清麗戦は独特の2敗失格制なのでまだ生き残ってますが、次戦は山根女流二段と武富女流初段の敗者と対局ということで、場合によってはまた山根さんとの対決になるかもしれません。
その山根さんですが、今年度17連勝を記録し、2月23日の女流王位リーグ最終戦で甲斐女流五段に敗れて連勝記録はストップしましたが、次戦3月2日の挑決戦で伊藤さんに勝って、初のタイトル戦挑戦を決めたところ。ただそれでホッとしたのかどうかは分かりませんが、つい3日前の3月9日の女流名人戦予選で北村女流初段に敗れリーグ入りを逃しました。ここはひとまず、勝った北村さんにおめでとうございます、と言うべきかもしれません。山根さんは白玲リーグ戦E組の対局でこれまで4連勝でトップを走り、2位で3勝1敗の渡部女流三段との激突でしたが、今日勝ったのは渡部さん。渡部さんは愛嬌があってあの憎めない性格は置いといて
、今期は今一つ調子の上がらない状態でしたが負けている時でも、勝負に向き合う日頃からのひたむきな姿勢は変わらないんじゃないかなと、プロならばやっぱりそう見えるところが最大の魅力なんじゃないかと思います。一方の山根さんは連敗ということになり、ちょっとバイオリズム的には下降気味…？女流王位戦のタイトル挑戦が決まり、勢い的にもそこでピークになって、今はいったん下り坂としても、シリーズ開幕は4月27日でまだ少し先なので、冷静にまたイーブンに戻すか、ややプラスの流れで開幕戦に臨むくらいになればと。私のスタンス的には、里見さん100%応援なのでそこは揺るぎないですが、是非一番いい状態でかかってこいと。（なんで、お前が偉そうに
。）
と言うことで、女流棋戦、大関、関脇位の番付争いが熾烈となっており大変盛り上がってきております。森内チャンネルで旗を掲げた環那さんも、去年暮れくらいまでは勢いを感じましたが、若手に勢いがあるので、ここで二段スパートかけないと、また馬群に沈みそうか。。。