倉敷藤花の挑戦者決定戦ですが、中井女流六段が石本女流初段を下し、里見倉敷藤花との三番勝負へと進まれました。(棋譜はこちら) 中井さんは御年51歳ということで、これは最年長挑戦者記録だそうです。一昨年の女流王座でも清水女流七段が挑戦者に勝ち上がりましたが、レジェンド達は一味違いますね。これまた競馬風の格言に例えると、まさに「勢いより格」の表現がぴったりかと。今日はそんなにべったりは見てませんでしたが、振り飛車側の石本さんが駒損ながら強気の仕掛けで捌きに行きましたが、中井さんがゆっくりと駒得を拡大して終始優勢をキープ・拡大しながら押し切ったようです。(終局後のインタビューはこちら)
石本さんは、マイナビ一斉チャレンジに出ていて、棋戦の相性なのか一回戦負けが続いてチャレンジからのスタートとだったそうで、そこは確実に勝ち抜けましたが、つい先日の一斉予選ではまた不覚を取って一回戦負けになってしまいました。ちょっとバイオリズム的に下降気味だったか。敢えてその悪い流れを払拭するために強気に行き過ぎたとか・・・。
三番勝負の日程は、11月5日(木)、21日(土)、22日(日)だそうです。受けて立つ側の里見さんですが、女流王座戦の五番勝負が10月28日(水)から12月にかけて行われるので、倉敷藤花はその間にすっぽり入る感じです。その他にもマイナビ本戦、一般棋戦の対局が入るかもしれませんが、まずは明日、王座戦一次予選で阪口六段との対局です。里見さん、頑張れ~
あと今日も神奈川新聞を買って来ました。第2譜では、藤田さんの活動の様子が紹介されており、女優さんでYouTuber、将棋も始めて約2年で1級まで上がってきたと書かれてました。昨日の第1譜だけを読んだ人は、単に横浜市民対決と思ったかもしれませんね。