[将棋]第31期女流王位戦開幕、里見女流王位の先勝 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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感想戦の様子(中継ブログより)

 

 新型コロナの影響で延期となっていた女流王位戦が開幕。振り駒で先手となった里見女流王位が幸先よく先勝しました。おめでとうございます!!お祝い 一方、敗れた加藤桃子女流三段は表情は元気そうですが、マイナビ最終局から中一日のハードスケジュールでしたしお疲れさまでした。第2局が来週の9日とすぐやってくるので、今度は先後も決まっていますし、お二人とも次局に向けて早くも気持ちを切り替えているのではないかと。

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朝の対局場の様子(道新news動画)

 

 昨日の藤井さんの棋聖戦中継の時から観る将的には仕事に身が入らない状況は予想されましたが、今日はっきり確信しました。里見さんの対局がある日に在宅勤務は無理爆笑。会社に行ってるときは、1時間~1時間半くらいに一回の割で、席を外して5分か10分、モバイル中継を確認する程度で、自席に戻ると流石にスマホ見てるわけにはいかないので仕事に戻りますが、自宅だと・・・キョロキョロ。勤務時間を自主的にシフトするか休み取るか、なんか対策を考えないとなぁ。

 女流王位戦は持ち時間が4時間と長いので、朝9時に対局が始まり午前中も3時間あるとは言え、今日はかなりハイペースで進行したように思いました。先手になった里見さんが中飛車に構え、後手の加藤さんが居飛車穴熊にというのは割とありそうな展開でしたが、43▲1五歩といきなり仕掛けました。どちらかと言うと里見さんの序盤はゆっくり間合いを図りつつというイメージなので、突然来たかみたいなところもありましたし、加藤さんもやや面食らったのではないか・・・?、というのも、消費時間に少し差が出てきましたので。里見さんの方は研究手順ということかなと思いましたが、先に仕掛けてペースは握ったものの局面の優劣はまた別で、結構難しい状況が続いたようです。どこで差がついたのかはよく分かりませんが、84△6四飛と回ってきたのに目もくれず、85▲1六玉、86△6七飛成と、飛車に成りこまれながらも、元の美濃囲いの姿が変わって1筋中段に新たに要塞を築き始める展開に。(豊臣秀吉の一夜城かよ、みたいな・・・ニコニコ)。その後は87▲3三角成と切りこんで一気に寄せに行くのかと思いきや、自玉周りの手入れも抜かりなく、99▲2七金打で金駒5枚の要塞が完成。完璧に受け切って勝つという一つの理想形というか目指している受け将棋の形が今日は見事に実った感じがしました。

 

 中継サイトの終局後インタビューが出てくると(19:30過ぎ現在では未掲載)、両者の直の見解が聞けるのでまた理解が進むと思うのですが。(追記:今見たら載ってましたウインク。20時過ぎ)