[将棋]藤井七段最年少タイトル挑戦~明日は女流王位戦 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 今日は日中からちょくちょく気になってましたがキョロキョロ、18時頃からはPC前に座ってABEMA観戦。そして、ついに藤井聡太七段が永瀬二冠に勝って史上最年少のタイトル戦挑戦を決めました。これも、コロナ騒動のあおりで厳しい日程になったものの、ぎりぎりのタイミングでの緊急事態宣言解除から、棋聖戦挑決トーナメントの準決勝、決勝、そして来週からのタイトル戦開幕と、詰め込んだ日程だったかもしれませんが、そのワンチャンスをものにするところが素晴らしい。藤井さんも和服を来て対局するんでしょうか?初々しい感じになりますかね・・・。
 ちなみにABEMAの放送では、将棋ソフトによる勝利確率が表示されますが、これがよく分からないという・・・。多くの人はニコ生とかで評価値の方が慣れてるし、そもそもABEMAでどのソフトを使っているのかも分からない。Ponanzaの山本さんが提案されたらしいですが、調整値?として600という数字を使うとちょうどよいそうで、その場合の勝利確率と評価値との関係は次のようになるそうです。
  勝率→ 評価値
  50%    0
  55%   120
  60%   243
  75%   659
  85%   1041
  95%   1767
 今日の対局は相掛かりで先手の永瀬二冠の研究局面に入り、普段から長考派の藤井さんが余計に時間を使わされる厳しい展開だったようですが、永瀬さんの勝利確率表示はだいたい55%くらいで推移していたので、評価値の差で200以下くらいの微差だったんですね。それと一方の勝利確率が75%とかになると大差な感じがしますが、評価値で660くらいなら、まだ逆転あるんじゃないって感じです。
 あと今日は藤井さんが後手番でも勝ったので文句なしという感じです。消費時間の面では苦しいようでしたが、54△3六銀に対して永瀬さんが大長考に入って持ち時間の差もぐっと縮まり、見ている方としては見切りで指した方が得なんじゃないかとも思いますが、この二人の対決ではそういう時間攻めみたいな発想はないんですね。というか何のプラスにもならないって考え方なのでしょうか。いずれにせよ、手が全然動かないのに両者の対局姿勢を見ているだけでも「ど迫力」でした。(そういう観点でついでに言うと、ABEMA放送内に棋士の一日紹介とかがありますが、暇な?日の過ごし方を面白おかしく紹介するという趣旨のようですが、あんまり面白いとは思わないんだけど・・・。)
 それで、昨日のマイナビとかでも思いましたが、先後の差にハンデつけられないのかなぁって。例えば囲碁とか黒と白でコミが6目半。僕が子供の頃は5目半だった記憶があるので調整し直したのでしょうが、将棋でも先手の有利感を緩和する「コミ」は作れないだろうか?それで、思いついたんですが、持ち時間ハンデはどうなのでしょうか?先後で差が出やすい戦形、出にくい戦形とかあるかもしれませんが、例えば持ち時間が後手3時間なら先手2時間半とか。振り駒で勝った方が、先後好きな方を選べるとか。こういう案は前からあるのでしょうか?プロのトップレベルで、やっぱり先手が有利だよなという感覚があるなら(というか増しているなら)、何か変えてみる手はあるように思いますが・・・。棋戦によっていろいろ試してもいいと思うし。
 
 今日は清麗戦の挑決の準決勝があって、石本さくら女流初段が土壇場で伊藤沙恵女流三段に逆転負けを喫したようです。これで挑戦者は上田女流四段と伊藤さんの一騎打ちとなりました。ところで、メンバー見ると、ベスト4に残った4人のうち3人は去年の女流棋士45周年のペア将棋に出られた方でしたね。偶然にせよ高確率・・・というか石本さんが期待に応えて成長を見せているという感じなのか?大学との両立もちょっと大変そうに見えてたときもありましたが。いずれにしても今日はきっと悔しいことでしょう・・・。
 
 そして、明日からいよいよ女流王位戦が開幕します。渡辺弥生女流初段の展望コラムはこちら。それと、女流王位ホームページの特集記事(中村太地七段と本田女流三段による)も出てました。また対局者プロフィールのページにも両者のコメントが掲載。
里見さん、頑張れ~必勝!!将棋メラメラ