昨日の棋聖戦決勝トーナメント準決勝で藤井七段が佐藤天彦九段に勝ち、中一日で早くも明日には永瀬二冠との挑戦者決定戦があります。昨日は昼休みにABEMAを見てましたが、昼食後に天彦さんがなかなか対局室に帰ってこなくて体調悪いのか昼寝してしまったのか？と話題になりました。真相はどうだったのですかね？それはさておき、先手番の角換わりで▲９七角あたりまでは研究の想定通りだったと言われてましたが、その後も緩みなく勝ち切ってしまった感じもしました。前名人が、通用しないというか・・・、こうなると早くスター誕生（タイトル奪取）の瞬間を是非とも見たいものです。まずは明日の一戦を勝たなくてはいけませんが・・・。プロの人はみんな強いはずですが、その中でも際立って強いというのは才能にせよ努力にせよ、なんかやっぱりワクワクしますね。なんですかね、これは？凄いってものに憧れるんでしょうか。
今日はマイナビ五番勝負の最終局がありました。私は挑戦者の加藤桃子女流三段を応援していましたが、振り駒で後手を引いたのは、やっぱり損だったんじゃないかなぁって。そこの部分のプロが感じる損得感の大きさは分かりませんが、単純な１手の部分と作戦面の部分がありそうで、勝って防衛を果たした西山女王も今日は先手が欲しかったとのことでした。加藤さんも、例の記録係のツイートの件で余計な心配をされて気に病んでいたら可哀想だなと思いましたが、大丈夫だったようにも見えましたし、終局後も先崎九段とすぐさま反省会を行うなど、元気そうだったのでそれがなによりです。御本人の今日の終局後のツイートも明るく元気に、どこまでも前向きで清々しいです（その１、その２）。それで、こちらも中一日で週末５日（金）には女流王位戦がいよいよ始まります。第２局が９日（火）とすぐですから、どちらかが勢いに乗っていきなり連勝とか、そんな流れもないとは言えず。それで、私的には、やっぱりどうしてここは里見香奈女流王位を応援となってしまう訳で・・・桃子ちゃんごめんね。
今日はそれからアゲアゲさんこと折田新四段のデビュー戦がありましたが、大橋六段に敗れてしまいました。アゲアゲさんのYouTubeを見たり関連記事を読んだりして、特に感心したのはプロ編入試験の時はもし負けたとしてもそんなに後悔しなかったと思うけど、編入試験の資格を取れるかどうかの対局（10勝5敗を満たすための）で勝てなかったら後悔したというところです。ある意味、編入試験の五番勝負の時は達観していたというか腹を決め腰を据えて戦っていたんですね。1敗はしましたが、そこで崩れず３勝1敗と強かった訳でして。それと、プロ棋士になることが決まった後の放送だったか、強くなるための、プロ棋士になる確率を高めていく努力を積んできたという話をされていて、勝つべくして勝ったというか、そのために努力を惜しまず、また目標を見据えて努力されたんだなぁと、口調はもっさりしてますが明晰だなと。それでなんですが、今日のデビュー戦敗北は痛いのでしょうが、それにしても、めっちゃ暗い放送でした。僕は基本的には、勝っても負けても淡々としているタイプの人が好きなんですが、その次は、負けても「なんじゃ次はやったるぜ」みたいな（プロレス好きだったんで・・・
）感じ。かとももさんが近い感じですかね。ただ将棋の場合、プロレスみたいに「今日の負けはお遊びだよ、お遊び。ふざけんな、次はぶっ殺してやるからさ」みたいなノリでは普通言えませんからね(;^ω^)。昔の森けい二九段の「中原名人？全然恐くないね」みたいなことは時代の違いもあるし、言う人いないかな。どっちかというと、そういう発言すると損することはあっても得しないだろうし・・・。でもプロ競技なんだから、有りだとは思いますけどね。ちょっと違うけど、この前のAbema団体戦の山崎八段の「これで負けたら口だけ野郎」は自虐なんで向きが違うけど似たようなところはあったりするのかも。話を戻して、アゲアゲさん・・・密かにデビュー30連勝の新記録でも狙ってたのだろうか？ってほど落ち込まれてました。
あと全然違う話で（笑）、ちょっと間が空いちゃいましたが、先週30日の里見咲紀女流初段に教わった二枚落ち指導対局の棋譜を貼っておきます。やっぱ負けると悔しいっす。shogi.ioリンクはこちら。新型コロナ騒動が完全に収まるまでは、しばらくネットのオンライン指導対局は続けられるようです。