久しぶりにパソコンの前に座って、棋譜中継でプロの公式戦を見ました。リコーのＡＩを使った自動棋譜入力システムの本格導入が話題になっていますが、その内の一局※となる長谷川女流二段vs里見咲女流初段戦。(※こう書くのは間違いでしたか。中継のある対局は従来通り記録係の人が付いていたようです。)
一次予選の持ち時間は40分のため、朝10時の対局開始で午前中には終局となりました。結果は、無念
、咲紀さん負けてしまいました...。過去の成績は意外なことに5-0だったそうで相性は良かったのかもしれませんが、それだけに相手は雪辱をと思っているでしょうし。
振り駒で後手となり、戦形は相三間飛車で序盤はさくさく進みましたが、どこでおかしくなったのか、中盤以降ずっと苦しい感じで、暴れて手を作ろうともがくたびに冷静に対応されて、最後は十字飛車で角を素抜かれ一方的に殴られてしまった感じでした・・・。ネットで見たんだったか、昔、関西のなんかのイベントか大盤解説会で福崎先生がおしゃべりしていて、一番最後に対局後に何を食べるかみたいな話題となり、振られた咲紀さんが負けた時は罰として？何も食べませんと答えたら、ふくちゃんが、今日一番いい話だったじゃない、今までの話はみんな何だったのよ
とか・・・。長谷川さんは長谷川さんで、新婚生活ですが、旦那さんに「今日の晩ご飯は水道水です」と塩対応が話題になったところです。僕も苦しみを分かち合うべく、お昼ご飯は水道水にしようかと思いましたが、お腹がすいてたので、昨日の晩ご飯のハンバーグ弁当の残りがあったので、結構がっつり食べてしまいました。。。
先手45▲６八角が後手の２五にいる飛車を睨んでいいポジション取りだったでしょうか。一歩交換ということで48△３六歩と突きましたが、手順に先手の右銀が押し上がり後手の４五の歩を取りに行きつつ徐々に厚みを築いて圧力をかけていくような展開に。56△２二角と引くようではいかにも我慢でしたか？その後も先手のやりたい放題の一方的な展開のようにも見えましたが、うちのソフト君は74△２六飛と王手で歩を取ってという手に代えて74△４四銀ならいい勝負に戻ったと言ってます・・・が、なんなんだ、それ！もともと、王手で歩を取るために72△２八歩と捨てて、73▲同玉としたところに、先手の３四と５四の銀の間にスルっと収まるだけ？みたいな△４四銀の意味が分からない。しかし、最後は105▲８四同飛で王手角取りの十字飛車まで決まってしまいました・・・。
お姉さんの里見香奈さんの方はいつ対局があるのか分かりませんが、92期棋聖戦の一次予選取り組み表が決まり、「へ組」に入り初戦相手は伊奈七段となりました。二次予選に進むためには4回勝ち抜かないといけませんが、そろそろどこかの棋戦でそれくらいのスマッシュヒットがあってもおかしくない気はします。もちろんすぐ負けるってこともあるでしょうが、でも期待はしますね。91期の方はと言えばコロナ影響でベスト４状態で止まっていて忘れてしまいそうですが、藤井七段が次に佐藤天彦九段と対局でこれは楽しみ。