先週、私の個人的な十大ニュースを書きました。読む人いるかな？との懸念もありましたが
久々に「いいね！」が10を超え、普段とは違う方面から訪れる人が多かったのかもしれません（アメブロのお薦めリンクから来られた？）。それで将棋関係の方ですが、2018年もPart1（私の印象に残ったニュース。里見さん関係は除く）、Part2（里見さんの一年を振り返る）に分けましたので、今年もまずはPart1の方をざっくりと一年を思い出しつつ書いてみることに。ちなみに自分で言うのもなんですが、去年のPart2はなかなかの力作でした・・・
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2019年将棋関連十大ニュース：Part1
①【豊島竜王・名人】棋聖を渡辺三冠に、王位は木村新王位に明け渡しましたが、名人・竜王のタイトルを奪取し、連盟の全プロ棋士中で堂々の序列一位。今年一年が豊島さんとともに回っていたように思いました。来春の名人戦は渡辺三冠が挑戦者となりそうな流れで再び頂上決戦か？一昨日のタイムシフトをまだ見ていませんが藤井九段に勝って叡王戦も残っているけど、ほぼ日程被ってのダブルタイトル戦も有りなのかぁああ？？
②【渡辺三冠】上述のように棋聖戦の直接対決で豊島さんに勝ち、つい最近まで佐藤和俊七段に負けるまでは豊島さん以外に負けなしの驚異の8割超え（4～3月の年度と1～12月の年の違いは置いといて）。2年前に羽生さんに竜王を取られた時は失意の鹿児島旅行とかされていたはずですが、こういうのが本当のV字回復。ただ叡王戦の勝利者インタビューで見届け人さんからの質問で「全冠制覇の計画は？（それを目指して頑張ってほしいの意かと・・・）」に対して「ムリムリムリ」でプツっと終わらせちゃったのは照れ隠しなのかいかにもなんですが、少しは汲み取るべきなのでは・・・と感じましたが…。
③【永瀬二冠】来るべき人が来た感じです。高見さん（叡王）も斎藤さん（王座）も綺麗に切られたというより、競い合ったら勝てないだろみたいな屈辱を植え付けられるような勝負に見えました。やられたらやり返す。そういう熱い気持ちがぶつかるタイトル戦を観たいもの。あと叡王戦の挑戦者決定戦で永瀬vs菅井戦の三番勝負がありましたが、この二人はどこまで行っても「年齢不詳の将棋小僧同士」みたいな、技術的な観点は分からなくても思わず引き込まれますね。菅井さんは惜しかった。
④【藤井時代に詰めろ】王将戦の挑戦者決定を掛けた一番で広瀬九段に残念ながら惜敗。昨日は王位戦で挑戦者リーグ入り。要するにタイトル戦挑戦に近づいてはいるものの今年はチャンスが無かった訳ですが、強い人は王手せずに2手を掛けてジワリと来るもの。ついこの前、高校に進むかどうかなんて話題があった感じですが、早くも先日、大学には進学せず将棋に専念とのコメントを発表。まだ一年高校生活は残ってますが、そこを抜けた後は本当に手が付けられなくなる予感あり。そうなって欲しいとの期待もあり。強い人ほど警戒感を示していますが、渡辺さんは「自分も含めて気付いたら羽生～藤井世代の谷間棋士」、永瀬さんは「今より2つ上を目指さないと藤井さんと対等に戦えない」と、そのような意味のことを言われていたかと。
⑤【本田五段挑戦者に】新四段になるとき山本四段と肩組んでいた写真が妙に印象に残ってますが強かったんですね・・。師匠譲りの努力の人って感じの佐々木大五段に勝ち、棋王戦の挑戦者になりました。和服とか新調するのでしょうか？そういう仕来りとか立ち振る舞いとかに気を取られたりしなければ良いですが。そういうのも含めて強さかもしれませんが、相手が渡辺さんだし。ところで、春か夏だったか、本田さんと西山さんの対局が結構華々しい乱戦で、本田さん勝ちましたが、西山さんやっぱり強いんだなぁと思ったこともあったり。
⑥【アゲアゲさん編入試験】折田アマがプロ棋士編入試験に挑戦中、初戦の黒田四段に割と圧勝で上々のスタートでしたが、続く第2戦は出口四段相手に本来の力を発揮できずに敗北。勝負はまさに下駄を履くまで分からない。年明けから、あの「肩組んでた」山本四段に本田五段、最終局まで進めば池永四段が相手となります。ツイッターとかYoutubeとかネットで見る限りですが、物おじしないハートのタフネスさは感じます。
⑦【清麗の誕生】新聞離れがあったり、ドワンゴも経営状態がどうなのかとか心配もある難しい状況下で、ヒューリックがスポンサーになって夏の新女流棋戦が誕生し、見事に里見さんが初代清麗になりました（その話はPart2でも）。女流の就位式とかタイトル戦とか見に行ったりするので、実は里見さんの次に会っている回数が多い女流棋士は清水市代さんかも・・・。先週もマイナビで香川さんに勝ってましたし、強いしいつも背筋がピンと伸びて素晴らしい。
⑧【やねうら王チャンプに】電王戦が終わってしまったので、コンピュータ将棋選手権が毎年一回の勝負を決める大会に。今のソフトは、どれが勝っても基本やねうらチルドレン（探索部が？）らしいのですが、本家本元が堂々の優勝。探索部と評価関数、定跡を積むつまない、あと結構ぎりぎり前日当日のチューンナップもあるようで、密かにF1みたいで格好いいと思っているのは私だけか？マシンとか日頃の学習用のサーバー能力とかハード（資金？）の差もありそうですが。ちなみに来年『将棋神やねうら王』のⅡが発売されるとかいう噂もありましたが、どうなっているのか。強さはもうよく分からないので使い勝手がどうなるか。あと竹俣さんが居なくなったので声は誰？
⑨【羽生九段】タイトル戦に戻ってこれませんでした。昨年度になりますが、今年という括りではNHK杯を優勝。来年はどうなりますか？例の新会館建設の話で忙しいのかなぁ？(※ヒューリックさんの所有ビルに移転が決まってましたか…。)羽生さんプリーズ・カムバック！
⑩【木村新王位】忘れてました。涙なみだの木村のおじさんが46歳の最高齢記録で初のタイトル奪取。SNSで皆さんの声に励まされたとのコメントもありましたし、ソフトを使って勉強時間が増えた？とにかくうまく取りこんで活用できたとのことだったかと。駒落ちの指導対局とか外から見たことしかありませんが、終局後はポイントをズバリ、だけど丁寧に教えてくれそう。
まだなんか大事なこと抜けてますかね？思い出したら、⑪を追加しておきます。