[将棋]2018年の振り返り(Part1) | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 去年(2017年)も年末最後にやっていたので、今年も1年を振り返って反省してみることに。今日から冬休みですし。でも一年は本当に早いですね。

 

Ⅰ.個人的な十大ニュース

①里見さんに沢山会えた!女流名人戦の箱根、野田、女流王座就位式、関西女流棋士フェスタ、女流棋士の知と美、日経ビジネスフォーラム、女流王座戦の浮月楼、女流王将就位式。そのうち6回はお話しできました♥

②急性心筋梗塞で手術:つい最近10月のことですが、死ぬかもしれなかった・・こわいこわい

③虫垂炎で手術:5月の話ですが心筋梗塞のインパクトがでか過ぎて、大昔のことのような気がする

④五十肩:8月からなので、もう4か月ずっと痛い。今日もあとで整骨院に行ってみることに

⑤母親が入院:圧迫骨折で春先に入院。退院後も自力歩行が困難で車椅子生活になってしまいました。1時間くらいで行けるので、時々介護の手伝いに行くようになりました。

⑥父親も病気に:母親の介護疲れで軽いうつになり、それから胃の調子が悪いとか言ってたので検査し、昨日付き添いでかかりつけの病院に行ってきたら結果は胃がんでした。年明けに大きな病院に連れて行くことに。。。自分では「もうとっくに80過ぎてるし天命だよなぁ」なんて言ってました。

⑦英国に出張:久しぶりの海外。学会参加でまぁまぁ楽しかった

⑧禁煙開始:心筋梗塞退院から禁煙することに。無事2か月経過し、基本的にはタバコを吸いたいとは思わなくなりつつある

⑨娘達の学校が合唱で活躍:長女は高校で全日本合唱コンクール優勝、次女は中学でNコン金賞受賞

⑩今年の将棋の対人成績7勝5敗、1中断:内訳は橋本八段四枚落ち指導対局負け、塚田女流1級四枚落ち指導対局勝ち、金沢文庫将棋サロンのXmasイベントで普通の人?と平手で1勝1敗、親父と実家で平手で1勝1敗、もう1回はおじいちゃんが疲れて途中でもうやめようと・・・。あと春に金沢文庫将棋サロンに行って2枚落ちで強い人に負け、その後元気な小学生の男の子たち3人に平手で勝ち。春に飲み会の余興で会社の先輩に二枚落ちで1勝1敗。

 

Ⅱ.将棋関連十大ニュース(里見さん関連は除く)

①羽生「九段」に:タイトル100期を逃し無冠に転落しましたが、前に向かっていくとの力強いお言葉。去年の永世竜王を賭けてのタイトル戦はラストチャンスという趣きもありましたが、100と99の違いは10で割り切れるかどうかみたいな差ではないかと思う。A級順位戦も1敗で2番手につけてますし、来年からの巻き返しを期待したいです。やっぱり将棋といえば羽生さんでしょ。まだ。

②豊島二冠:ついに無冠の帝王の名を返上。棋聖に続き王位も奪取。棋聖戦第4戦の負け方が最後少し弱気に見えたのと、最終局も振り駒で後手を引いた瞬間はここ一番の引きの弱さにまたかと思われたものの勝っちゃいましたね。あふれ出るほどの強さをもはや抑え込めないだろみたいなものを感じました。王位戦も一進一退で、菅井さん相手にかなり難しい(やりにくい?)ということを言われてましたがフルセットで見事な奪取。

③広瀬竜王誕生:春くらいまでは地味に強いA級棋士のような印象でしたが夏頃からは勝ちまくりの感があり、ついには頂点に。何年ぶりのタイトルになるのでしょうか?おだやかな口調ですが、羽生さんを倒してこそとか、こういう目立つ場面で勝てる人しか生き残れない世界とか(言葉は少し違ってたかもしれませんが)、凄くかっこいいこと言われています。対局前に言っていれば、もっと世間は盛り上がっただろうけど、勝ったから言えるみたいな要素はある。

④斎藤慎太郎王座誕生:中村太地七段が2つ返してのフルセット。お二人とも人柄も最高なので、どっちも応援したいという対決の極みでした。斎藤さんは早くA級に上がって欲しいですね。若いし。太地さんも30代に入ってますし一年一年が勝負だけど、まだチャンスはあるはず。

⑤天彦名人、渡辺棋王復活:関係有るのか無いのか(無いでしょうが)、二人揃って去年は低勝率でしたが、今年は二人とも好調。やっぱりなんだかんだ言っても一番強いのは天彦名人って感じもするし、ナベさんは面白いし。

⑥高見叡王誕生:鳴り物入りで誕生した新タイトル戦でしかも序列3位と盛り上がりましたが、決定戦の対局者は高見vs金井戦と現役タイトルホルダーが絡まない意外な組み合わせでした。現在次期挑戦者を決めるトーナメントが進行中ですが、高見叡王の真価が問われる防衛戦となります。強い人の一人というのは間違いないのでしょうが、あれよあれよと勝ち上がったのは実力なのか運だったのかと多少みなさん半信半疑で見ている気がします。

⑦新女流棋戦「ヒューリック杯清麗戦」誕生:出場資格と2敗失格ルールから考えると、初代清麗に里見さんが戴冠する確率は7,8割くらいはありそう。ただ大事なのはこの1,2年の話ではなく、今後5年10年と女流棋界がどうなっていくのか、どうしていくのかという話だと思う。そのうち藤井聡太さんみたいなスーパー女子中学生が現われるかもしれないし・・・。

⑧藤井七段:去年と比べるとニュース的には落ち着いてきましたが、朝日杯優勝、新人王戦優勝ほか順位戦全勝継続中でC1昇級、現在B2昇級をかけて進行中。竜王戦の連続昇級で七段にまであがり、現在今年度成績は32勝6敗の8割4分と圧倒的な強さですが、最高勝率は及川六段の25勝4敗の8割6分。3月までにどうなっていきますかね?

⑨女流棋士活躍:里見さん、渡部さん、伊藤さんの3人で男性棋士との今年度対戦成績が16勝16敗の五割。普通は1、2割くらいなので凄いことになっています。今年の京急将棋まつりで女流棋士特集イベントを組んだ中村修九段はさすが先見の明ありといったところでしょうか?

⑩コンピューター将棋ソフトの未来は如何に?:やねうら王さんのブログで書かれていますが、3駒関係からNN型に変化していき、それでどうなるのかはよく分かりません(笑)。ただ今のソフトは一世を風靡したPonanzaに勝ったelmoより圧倒的に強いということです。ニコ生放送では、ぽんぽこ(SDT5バージョン?)の評価値が結構大きく揺れ動くのでPonanzaの方が好きというユーザーコメントも多いです。将棋電王トーナメントが2017年に終了してしまったので、ニコ生放送で使うソフトは固定されるのか?十分な気もしますが、最新最強のものではないのはやや寂しい。世界コンピュータ将棋選手権(5月)のニコ生放送は続いてますが。来年あたりどんなことになるのか?

 

Part2に続く