[将棋]清麗戦第1局の大盤解説会に行ってきた | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 お台場に行ってきました。後手番となった里見さんが、3三金型からの三間飛車をうまく捌いての見事な快勝で大事な第1局を手にしました。次局の8月24日まで3週間開きますが、次は先手番。ズバリ中飛車でしょうか?今日の対局も形勢が傾いたところは、甲斐さんの仕掛けた39▲4五歩が指し過ぎだったか?45▲5五角が46△4六角、47▲同角、48△同歩で手順に後手の歩が伸びて損したので、代えて45▲2六飛で辛抱したらどうだったか、などが検討されたようで、結果的に後手の里見さんは持ち時間もだいぶ残してましたし恐いところはなかったと思うのですが、どこかで一つ歯車狂えばというところもあるので、まぁそんなことを言いだせばキリが無いかもしれませんが、差が出るのはちょっとしたところなので、やはり3つ勝つまでは油断禁物かと。今日の対局後のコメントで甲斐さんも久しぶりに脚光を浴びる舞台に立てて楽しかったようなので、昨日の前夜祭と同じく2局目以降も、1局ずつ大事に取り組んでというようなお話でしたのでリズムが出てくると恐い・・・かもしれませんね。里見さんが、もっと充実っぷりを見せつけるという薔薇色のストーリー展開ももちろんありうる訳ですが。。。でも慎重に。。

 

あと今日は写真の紹介を中心に。。。基本室内で暗いんで、なかなかうまく撮れてませんが。。13時から受付開始、大盤解説会は13時半スタートで、私は12:40頃に現地到着しましたが、既に40人くらい並んでいて少し出遅れました。それでも広い(横に長い)レイアウトで、座席としては2列目をキープして、そんなに後のほうって訳でも無く。

大盤解説用のメインのスクリーンとは別に、対局場の様子をカメラで映してました。午後の対局が再開し、上は52△3六飛まで進んだところか。

こちらがメインスクリーンです。高見七段の解説に飯野愛さんが聞き手。飯野さんがちょっと年上?ですか・・・高見さんはパスタが好きなんだそうですけど、本日両対局者の昼食メニューのカルボナーラが白で、ボロネーゼが赤とか(細かいところは忘れました;)、色で区別してるみたいな話になって、飯野さんが赤ちゃんみたいですね…と思いっきり揶揄ってました。

可愛い。今日はお父様の飯野八段も現場には居たようで、大盤解説会場には来られませんでしたが、モバイル中継を見ると62△3三歩を指摘されていたとか。

高見さん。自虐ネタが鉄板化しているようなのと、いきなりオヤジ級のダジャレが。。里見さんは狙いすましてますね、みたいな話で女流五冠なので五感を澄ましてとか・・・さむぅ。まあ人柄だからいいのかな?

なんの時だったか・・・、とにかく今日はよく笑って(嗤って?)ました。

いったん休憩の後、清水女流と中村太地さんのゲスト解説。何故か丁寧にお辞儀しあう二人。

昨夜は涙の感動スピーチでしたが、今日は笑いを取りに。。。去年の女流王座で里見さんにボコボコにされたとかそんな話もあったような。実際は第3局以外はそんなことなかったはずですが。。。△3三歩で馬の利きを止める手の味について話していましたか。そう言えば、形勢判断をどうするかって話で、駒の損得、駒の働き、玉の堅さに手番、5番目は何ですか?との問いに太地さん、5番目なんてありましたか?に、清水さん、5番目は気合ですよ!とここは清水節でしたかね?

清水さんの勢いにタジタジになる場面も多少ありましたが、逆に理事のみんな頼りにしてますよとのお言葉があり・・・(どういう意味だったんだろう?単に若いのにしっかりして素敵だくらいのことで深い意味はなさそうでしたが...。)

そうこうしているうちに午後3時のおやつタイムになりましたが、局面は既に里見さん優勢で甲斐さんが苦労しているところ。フルーツ盛り合わせだったようですが、里見さん食べる食べる、頬がリスのように膨らんで一気に完食。太地さんもこの絵を見て何故か大喜びしてました(笑)。

次の一手問題。飯野さん推奨の①5八成桂、高見さん推奨の②5八と、③その他の手で、正解は②でした。ただその他の候補として高見さんが攻防の△8四角とか挙げていたので、それかなとか思って私は外れました。甲斐さんと里見さんの色紙が10枚ずつで結構な枚数でしたね。。残念。

客席に紛れていた?佐々木大地5段を発見しステージまでかり出し、漫才のようでした。確か二人でVSとかやっている仲だったのでは?あと大地さん、甲斐さんは強い、師匠より強い(2013年)とついついタブーを口に!あっ。東急将棋まつりからこちらに駆け付けて来られたとのことでした。

終局後に両対局者が大盤解説会場に来てくれました。里見さん、持ち時間も1時間以上余してましたし、途中からはいかに勝つかという終盤戦だったので、割と冷静に見えました。

とは言え、時折、笑顔も漏れて、大事な第1局を無事終えた安堵感も見えるようで。。

一方、敗れた甲斐さんですが、こちらも仕掛けが上手くいかず振り飛車に捌かれて上手くいかなかったと、さばさばした表情にも見えました。

モニター越しの座ってる映像からは分かりませんでしたが、お人形さんみたいですね。

45▲5五角に代えて、▲2六飛でどうだったかと高見さんが聞いたところだったか?

今日一番の写真がこの一枚かな?

(里)あんまり、よく分からないです、(高)変な手でしたか、すいません、(里)そういう訳じゃないんですけど・・・、みたいな流れだったかな?

 

里見さんの充実ぶりが光った一局だったかと思います。次の第2局も期待しています。