[将棋]2018京急将棋まつり3日目最終日 | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 一昨年から京急将棋まつりを見に行くようになって3年目になりますが、今年は初日の8月10日が金曜日で会社のために行けず、昨日はニコ生で里見さんの叡王戦予選を見て、午後は将棋を見に行く気力が湧かずに家でごろごろして寝ちゃいましたが、気を取り直してまた叡王戦を見だして京急には行かず、結局最終日の今日だけ行くことになりました。その代わり、ツイッターの#京急将棋まつりで検索し、2日間の様子はある程度把握してました。去年までと違うところは女流棋士中心のプログラムで、それは良いのですが、指導対局が男性棋士だと5面指し、女流だと3面(か2面?)なので倍率が高くなり、昨今の将棋ブームもあるし女流棋士の指導対局を受けたい人は多いようで、倍率10倍以上とかもあったようです。。。無理。一昨年は(人気の無い先生と言ったら失礼ですが)、朝一とかメイン席上対局と同時間帯などでは空席が残っていたり、去年も2倍はいかない位のケースもあったので、そういう意味で今年は最初から指導対局は諦めてしまいました。
上は本日の詰将棋です。毎年、毎日詰将棋と次の一手問題があり、一日の最後に抽選会がありますが、去年は5手か7手詰めだったはずですが(一昨年はまだ詰将棋とか解けるレベルでなかった)、今年は初日が7手詰めで昨日今日が11手詰めで、難しかった。。。それで出かける前にツイッターに問題の写真を載せている方がいたので、盤駒並べて解き始めましたが、1時間くらい考えてギブアップ。最初、3三銀成で同桂と取ってくれると1三(と2三)に追い詰めた玉を3一馬からちょうど11手で詰ませられますが、3三銀成に同玉とされると詰まない。それで、とにかく3三桂と飛ばせるのだろうと思い込んだのが、間違いの元でした。初手3三金で強制的に同桂と飛ばせても、3二銀、同玉でその後が続かず。それだと初手3二銀、同玉、3三金、同桂と同じになるじゃん。。。だったら、3二銀、同玉で他になんかないかなぁと、だんだん正解に近づいてきました。で、そんなことをしたり、ぐずぐずしていたら結局今日も思いっきり出遅れて、現地に着いたのが15時半頃となり、指導対局の様子や、中村修九段の席上詰将棋解説なんかを聞きつつ、いったん煙草の吸えるロッテリアに引きこもって、詰将棋の続きを解き始めたら、そこからは意外とあっさり解けました。(答えは一番下に)。それから、今年の次の一手問題は将棋ではなく、ゲスト棋士の今好きな食べ物は何かという問題で、初日の渡部愛さんがチョコレート、昨日の加藤桃子さんが納豆、それで3択の解答群が3日間同じだったので、今日の西山さんは残りのアイスクリームだと、3日間参加している人は(私はツイッターで答えを見ていましたが)答えが分かる仕組みでした。結構、最後の抽選会はドキドキしますが、結局何も当たりませんでしたが、当たるかもしれないと思って待っているのはそれなりに楽しいものです。
 15時半頃に到着した、その時間帯では高見叡王と西山女王のサイン会をやっていました。今回は、西山さんがどんな人かを偵察に来るのが目的だったのですが(笑)、サイン会は高見さんより長い列が出来てましたね。普段表に出てくる機会が少ないからかもしれませんが、そんなに人気があったのかという感じです。やや、うつむき加減でもくもくと色紙に揮毫されている感じでした。指導対局コーナーでは谷口さんと山口恵梨子さんの様子を人山の後ろからチラ見しましたが、二人とも誠に美しい。。。それと、山根さん、頼本さんも見かけましたが可愛い。
 さて17時からのメインイベントの席上対局は、西山女王対谷口女流二段戦でした。西山さんの挨拶で、実はこれまでの対局では1勝2敗と負け越しているので今日は勝ちたいとのことでした。あと二人とも大阪出身なので昔から知り合いのようなことも話していました。谷口さんは、今は抜かれてしまったので今日は頑張りたいというような話でした。
 解説は高見叡王、聞き手がえりりんさんで、この組み合わせはつい最近もあったようですが(東急将棋まつり?ニコ生で見たんだったか・・・)、相変わらずのキレのない夫婦漫才のようなスタンスで、噛み合わないようなツッコミとフォローの繰り返しとでも言いましょうか。。でも、終わった後は二人で仲良く普通に談笑していたので、喧嘩しているわけではないのですが、知らずに見ると微妙に険悪なのかとか心配になります。それでも高見叡王の読みと解説は的確で分かりやすかったですね。
 上の写真は感想戦の一コマですが、先手谷口さん、後手西山さんで両者三間飛車の相振りとなり、後手から△3六歩と先に仕掛け、先手は右銀が上がっていくような展開となり、角交換の後、後手の飛車を狭いところに追い込み、最終的には飛車銀交換となりました。先手が駒得はしたものの後手は3九に馬がいます。ここからは、私のボキャブラリーと棋力ではうまく説明できませんが(悲)、駒得はしたものの駒が全体に上ずってばらばらになった感がある先手の陣形をまとめるのは難しく、どこで形勢を損ねたのかは分かりませんが、両者秒読みで終盤戦に突入した後は、西山さんの指す駒が急所急所に利いてきて、あといつもの(?)嫌らしい歩の叩きなどが入って、みるみるうちに先手陣は崩壊して寄せ切られてしまいました。しいて表現するならば、ハンセンのラリアットを浴びてクラっと来たところに、猪木の延髄切りを喰らい朦朧となってしまった状態で、とどめにカナディアン・バックブリーカーを掛けられて脊椎を破壊されてしまったようなダメージです。
 西山さんが強かったとしか言えません。ただ、もっと闘争心剥き出しの方かなと思ってましたが、振る舞いとかしゃべり方とかは、普通でしたね。むしろ普段は、やや寡黙な感じの方でしょうか?最後の挨拶では女王のタイトルを取った恩恵で、こういうイベントに参加できて嬉しいとのことでした。
 こちらは、最後、高見叡王の締めのスピーチの写真。この少し前に詰将棋の解答を高見さんがやったのですが、問題を見ていなくてその場で中村修九段から正解をどうぞ、と突然振られ、しかも、「では秒読み開始20秒、25秒・・・」と読まれて焦ってましたが、時間切れ寸前で見事に解いてしまいました。たぶん10秒くらいで解いてしまったのではないかと。。。プロ棋士恐るべし。
 時系列的には、高見さんが詰将棋の解答と抽選会をやって挨拶スピーチ、その後に西山さんが出てきて次の一手解答と抽選会、スピーチという流れでした。おおとりで中村修九段が、今回の第20回記念の京急将棋まつりを無事終えてホッとした。沢山の来場者に感謝し、また来年、再来年と続けるよう頑張るので皆さん是非京急でお買い物を、というような話でした。あと、今日の司会は竹部さんでしたが、昨日一昨日はどなただったんでしょうかね?例年、怖~い?奥様が一日くらいは来ていたようですが、今年はいなかった?ので、のびのびしていた??かどうかは存じ上げませんが(笑)。
最後、お買い物してくださいとのことだったので、クリアファイルを買って帰りました。やっぱり将棋と言えば、この方ですね。
 
---詰将棋の答え、3二銀、同玉、3一馬、4三玉、5三角成、同桂、3二馬、4四玉、5四金、同銀、3三馬、以上11手詰め---