[将棋]ぎりぎりセーフで見れた | 福間香奈さんを応援するブログ!

福間香奈さんを応援するブログ!

女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 昨日は東京まで足を延ばし、勢いで将棋盤を買って帰ったので、新品の盤をおろすのに夜は棋譜ならべをしようと思って、そうだなぁ、どうしようかなぁなどと迷ったふりの愚かな一人芝居を演じつつ(哀しい)、女流王将戦の第二局第一局の順で並べてみました。囲碁将棋チャンネルの棋譜には解説記事が無いのでテレビ番組を見た時に解説者の方が言ってたことを思い出しながら進めないといけないのですが、ほとんど忘れているので結構四苦八苦しました。ただ第二局は113▲4五角で色紙をゲットした(私にとっても(笑))記念の一局でもありますし。。それでここ一週間あたりは朝5時には目が覚めて夜10時には眠くなるという生活習慣でしたが、10:30頃だったかたまたま囲碁将棋チャンネルをつけたら、白いスーツ姿のあの御方が。一瞬、宝塚チャンネルの早霧せいな様かと思いました(えっ、ちぎさんも将棋やるの?ってなわけではないか)。つまり、第39期霧島酒造杯の自戦振り返りで解説:里見さん、聞き手:和田女流初段という番組を本当に運良く見ることが出来たのです。オープニングを見損ねたのが残念でしたが、囲碁将棋チャンネルは番組チェックしてなかったから迂闊ではありました。それで挑戦者決定戦の伊藤女流二段vs上田女流三段の対局解説の終盤から見始め、その後の三番勝負の二局の解説はフルに見られたので良かったです。

 第二局は結果として相居飛車となりましたが、その序盤の探り合いに始まり中盤までは良かったようですが、75▲6八金引と守ったところが少し消極的で、後手の伊藤さんに攻め込まれる隙を与えてしまったとのこと。112△6三金も8三の龍でただで取れるところに来たわけですが、取っちゃうと4二の角の利きが通っているので先手玉は詰んでしまうという恐さ。そこで攻防の113▲4五角。ここでもまだ伊藤さんが優勢か勝勢だったようですが、角を弾こうとした116△5四銀が良くなかったようで、117▲同角とその銀を取って切られ、以後121▲2三龍まで最後は即詰みになっていたようです。

 戻って第一局は後手の里見さんがゴキゲン中飛車の対抗形で、100△9一玉では打ち歩詰めでのぎりぎりの詰み回避という際どい終盤。102△8九銀が決め手となり(同玉なら104△7七桂、106△5七角)、本譜103▲8八金、104△7七角でも必死となり、先手持ち駒が角と歩では後手玉に詰みが無く、まさに一手差の勝利でした。

 里見さんの解説を聞いていて、そういうことかなと改めて思ったのは、駒の損得が無くても最後に取った駒(金とか銀とか)がそっぽに残ると損が大きいというのと、うまく説明できませんが相手の桂が飛んできたりした時に手順に自分の駒に当たってきて後手を引くとかの損は避けたいとか、踏み込むべき時に一手緩んで無難に守る手は案外後手を引いて形勢悪化することが多いとか、中盤戦の難しいところではそういうのが大事なんだなと。

 昔のことはネットに残っている映像等でしか知りませんが、昨日は聞き手の和田さんにも助けられ、解説も昔よりは上手になったのではないかと。。。欲を言えば、あんまり話すことがないところは、ドライにこの辺はさっさと進めましょうで割り切ってペースアップして良いのかなというのと、この局面では詰めろが掛かってますねとかの解説では逆に盤面で駒をもう少し動かしてもらわないと分からないかもw(ただ全部話すと時間足りませんが。。)。とは言え、私はちょうどタイミング良く直前に予習した後の視聴だったので、読み筋とか変化パターンとか形勢判断とか、すごくよく分かって楽しかったです。

 最後の10分くらいはインタビューでした。