[将棋]競馬・・・ | 福間香奈さんを応援するブログ!

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女流棋士の福間(旧姓里見)香奈さんを応援しています。その他将棋や自分の日常のことなど。

 私が競馬に熱中したのは20代の時にオグリキャップを観ていたころです。たまたまホーリックスと同着2着となったジャパンカップの日に、テニス仲間の後輩とテニスコートで話をしていて「エッ、先輩はオグリキャップを知らないんですか?」と言われてしまい、試しに馬券も複勝で4点、4千円だけ一緒に買ってもらったその時が始まりでした。儲けるというより大損しないようにお試し感覚でした。その後TVKで放送されたオグリキャップ特集で秋の産経オールカマーから、毎日王冠、天皇賞、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップまでの激走シーンを見て一気に競馬ファンいやオグリキャップのファンになりました。競馬場にも時々行くようになって、翌年春の安田記念と年末最後の中山競馬場で行われた有馬記念が特に記憶に残っています。その頃は独身でほかに浪費もしていなかったので、今よりお金持ちで、安田記念、秋の天皇賞、ジャパンカップと単勝で10万円ずつ突っ込んでました。勝ったのは安田記念だけですが、オッズはわずか1.4倍。秋の天皇賞は岡部のヤエノムテキに敗れ、ジャパンカップでは先頭馬から3馬身以上遅れての大敗に終わり20万円が吹っ飛びました。最後の有馬記念では、周りの先輩から10万つっこむのは、もう止しなよと窘められ迷いに迷った挙句2万円だけ買いました。単勝オッズは最後5.5倍だったように思います。オグリキャップの話は、まだまだ沢山書くことが有りますが、今日の本題ではないのでこの程度に。オグリキャップが引退した後も、しばらくは惰性で競馬を続け、私はギャンブルに関しては、帳簿をつけない人はすべからく負け組になると思っていたので、最初のジャパンカップの4千円から、ずっとノートに家計簿みたいな感じで記録を取り続け、5年くらい経った時の集計で、合計202万円買って、207万円の戻りでした。競馬のピンハネは二割五分くらいだったと思うので、勝ち組とは言えませんが遊びでトントンならさほど悪い結果ではなかったと思います。それでも5年間、夏競馬はほとんどやりませんでしたが、その時期を除いて毎週毎週、競馬ブックに始まり、毎日スポーツ新聞を買って、追切り情報は2紙を比較して読むようにし、週末には日刊競馬を買っていたので経費のロスを考えれば負けでしょう。それ以上に、費やした時間の膨大さを考えると空しくなり競馬は止めました。友達に誘われて一緒に馬券を買ったことは有りましたが、年に一回有るか無いかで、それももう15年以上前のこと。今は一切やりません。

 競馬の世界も、調教師や騎手や厩舎、オーナーの人達の側から言えば厳しい勝負の世界なのだと思いますが、馬券を買う側は馬の魅力に取りつかれてという要素も有りますが、所詮はただのギャンブルです。特に馬連、3連単、以下以下、2着や3着の馬を当てるのは勝負にはあまり関係しません。1着馬はレースに勝ったと言えますが、2着馬以降は勝った馬を負かしに行った結果敗れた強い負け方なのか、勝ちを最初から望まずレースの流れで2着に浮上しただけなのかが分からないからです。多頭数レースなので一対一の勝負ではない訳です。さらに、オッズに目が眩んで買う馬券を変えたりするのは読みではなくて博奕でしょう。そういう訳ですから、趣味の一つで嗜み程度に馬券を買ってレースを楽しむというのは健全で立派な娯楽ではありますが、こと勝負師たる職業の方が手を出すのには眉を顰めざるを得ません。気休めにサイコロ振って出た目で買うとか、語呂合わせで適当に買うくらいならまだしも、のめり込むのはどんなものでしょうか?
 少し前に室谷女流二段が、移動中に倉敷藤花を観戦しましたという同じツイッターの中で、まもなくジャパンカップが始まりこちらも楽しみですと書かれていました。室谷さんは強いし、明るいし、テレビでのNHKフォーカスへの出演や多数の将棋イベントに参加するなど普及にも頑張っていて、魅力的な女流棋士だと思っていますが、将棋と競馬が同じ目線で来ることなのかと少し驚き、また残念に思いました。