[将棋]羽生三冠の講演を聞いてきました | 福間香奈さんを応援するブログ!

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 12/22に羽生さんの講演会に行って来ました。講演内容はAIについてで、将棋の話も有りましたが、棋士が話しているというより情報処理研究者の話のようで、かなり詳しいので、逆に将棋の世界に戻ってきて!(別に居なくなった訳ではないですが・・・)という感じもしなくもなく。

 コンピューター将棋に関しては、評価値:3駒関係、探索:stockfishの話、あと急に強くなってきたのはチェスなどと比較して、ハードの向上と棋譜データ数の充実というより優秀なソフト開発者が大勢研究しているからだとのことでした。

 講演最後に質問コーナーが有ったので、イの一番に「ハイッ」と手を挙げて質問したのですが、緊張しすぎて声が上ずってしまっていたら、なんと羽生さんは、言葉には出しませんでしたが、大丈夫ですから落ち着いて話してくださいという感じでにっこり微笑まれ、その存在の大きさと優しさに感動してしまいました。愚生の質問は、コンピューター将棋の3駒関係を人間が理解して駒の連結度を上げるような考えとして取り入れられるか?叡王戦の天彦名人の5九金などはコンピューター的な手のように感じたがどう思いますか?といったものでした。(たぶん。。。緊張してどのように話したのか覚えてないので。。。)。羽生三冠の回答は、はこだて未来大学の松原先生と話された旨にも触れつつ、3駒とする(例えば2や4でなく)のはコンピューター計算能力との相性でそうなっているとの認識を示され、棋士の場合は局面を見て歪んだ部分を修正するということで、コンピューターの3駒関係を人間が理解して利用するということは無いとのことでした(と理解したのですが。。。)

 私の後に2名ほど、今後のプロ棋士の在り方やコンピューターソフトとの共存の形などについて質問されていました。