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モンゴル~トイレ事情とねずみくん~

ストーブが点火して部屋があったまったのはよかったんですが、薪が2時間と持たず、結局念のために持ってきた(しつこい)ダウンジャケットを着込んで寝込むことに。が、よく眠れないまま夜明けが来ました。

相変わらずよく寝てる犬君をほっといて朝一、すばらしき大自然に包まれながらトイレへゴー。

朝早くから牛は群れをなしてぶらぶらし、羊は遠くからメエメエ大騒ぎしているのどかな平原。
ほんと地平線までずーーーっと平原で目隠しが何もない。うむむ。困ったわ。
結局かなーり遠くまで歩き、川の干上がったであろう場所をマイトイレ場と決定。

歩いてて気がついたんですが結構地面に穴が開いている。モンゴルの遊牧民達は移動して移動して生活すると聞いているのできっと誰かがゲルをたてた跡なんだろうなあ、と思ってました。
トイレにはちょうどいい穴だったのでその穴を利用。

大自然のトイレを満喫して(立ち直りがはやい)意気揚々とゲルへ戻る。
犬君も起きてて、ちょうど朝ごはんの時間でした。

ご飯を食べながらちょっと得意げに「ちょうどいい穴があってね」と、トイレ満喫話を披露
「Tちゃん、それねずみの穴じゃない??外でたら結構ちょろちょろしてたよ」と告げられる。
半信半疑の私はご飯を食べた後外を観察してみることにしました。

じっと目をこらすと動く地面。お、ネズ公がほんとにいた。って穴に入っていったアアアアムンクの叫び
あ、あたし、ご丁寧に用を足した後、紙が飛ばないように石を置いて・・・アアアアーーー

見えるかなあ。中央のちいこいやつが今回とんでもないことをしたネズ公です。朝からごめんね・・

ちなみにこの穴は一方通行ではないらしく、迷路のようにつながってることが後日の観察でわかりました。
きっと私がふさいでしまった穴のネズ公くんも無事脱出できたことでしょう。と信じてます。
観察のために紐で穴をほじくりかえしたことも含めて、ねずみさんたち、すみませんでした。

モンゴル~初めての夜。凍死との闘い~

ここにきて、こんなに念のために用意した物が役に立つなんてしょぼん

一応、ゲルにはウェットティッシュが用意されていますが、それだけでは当然足りません。
食事をした後念のために持ってきた2Lの水で歯を磨き、念のために持ってきたシートタイプのクレンジングで化粧を落とし、念のために持ってきた大判のウエットタオルで体を拭いて、ロウソクも勿体無いし懐中電灯の電池節約のためにもその夜はすぐ寝ることにzzz

疲れていたのかすぐにうとうとして寝入り・・・って寒っ
寝入って2~3時間後にあまりの寒さにおきてしまいました。ストーブの火がすっかり消えて「夜は氷点下に・・・」という話に偽りなく部屋全体がちょーー寒くなってしまいました。

犬君は??というとなぜかぐっすり。わざわざ起こすのもなんなのでそのまま放置してストーブの火をつけることにしました。念のために用意してきたチャッカマンと犬君の軽蔑したまなざしを受けながら持ってきたモンゴル航空でもらってきた新聞がこんなところで役に立つとは汗

ストーブに薪を放り込んで新聞紙にチャッカマンで火をつけて点火。ぬ。火が薪に燃え移らない。も、もう一度点火。むむ。まだつかない。点火!・・くっ点火!!点火!!!点火!!!!

そういえば、夕方ごろストーブの火が消えてしまったとき犬君が火をつけなおしてくれて、その後また消えかけてたので薪を放り込もうとしたときの「何やってんだよ!!そういう細い薪は点火の時に役に立つからよく吟味して薪をいれてよ!」という犬君の吠え声がリフレイン。ああ、そうよあたしが馬鹿だったわ。それにしてもホエさんがやったときには見事にすぐに点火したのに。なんで?なんで??BBQとかで火をすぐおこせるって男子がちょっと尊敬のまなざしを受けてるのをみて「けっ火ぐらい誰でもすぐつけられるっちゅーの。得意になるな!ちやほやしてんじゃねえ!」って馬鹿にしてた私が悪かった。立派な特技だ。だからついて!!ついてくれええ

結局30分後、数少ない細い薪をロウソクであぶって火をつけて、そーっとそーっとストーブに入れて点火に成功。赤々と燃えるストーブと少しづつあったまる部屋に「死ななくてよかった・・」と涙が出る思いでした。

モンゴルへ~宿泊施設~

ウランバートルへ無事到着。現地で添乗員さんとも無事合流。
このツアーに参加したのは私と犬君ともう一人の日本人、Kさんでした。

Kさんはモンゴルがなんと3回目。「10年ぶりかなあ。モンゴルもずいぶん変わったわね~」とおっしゃるKさんはタイにいって赤痢にかかって病院に強制収用されたりするなど経験豊富な旅の達人でした。これ以上ないぐらい心強い!

添乗員さんのホエさんは若くてかわいーモンゴルの女性でした。日本語が上手で陽気な感じニコニコこれまた心強い

ウランバートルから車でがたごと1時間ほど移動し、いよいよ草原のど真ん中のゲルへ到着!
宿泊用ゲル

ゲルはスタッフの人達用のが1つとゲスト用ゲルが3つあり、他に水洗トイレとシャワーのある建物がひとつの施設でした。
トイレ&シャワー棟トイレ&シャワー
去年作られたばかりのトイレ&シャワー棟はとってもきれいでひとまず安心得意げ

なんだー余裕じゃない。とりあえず一通りの説明を受けて宿泊ゲルへ。
←かわいい部屋の中に薪ストーブ!ホエさんが手際よくつけてくれてすぐあったかくなりました(ついたときから結構寒かった気温8℃ぐらいかな?)

やれやれ、ととりあえず荷解きをして、とりあえず必要なものをテーブルにだして・・

ブチ

え・・・で、電気切れましたけどシラーま、まあすぐ元通りになるわよね。と、とりあえず念のために出しておいた懐中電灯をつけてじっと待つ。

ほどなくホエさんがやってきて「すいませーん、大丈夫ですか??今様子をみてますが、とりあえずこれで
明かりをつけてください」とロウソクを渡される。う、うん。ありがとう。雰囲気がでるわー。

そして30分ぐらいたって夕食を持ってきてくれたとき衝撃的なことが言い渡される
「どうやらこの地域全体が停電になっちゃって。なので水洗トイレもシャワーも復旧の見込みが全然経たないんです」と

キ、キタアアアー叫びワイルドトリップ決定ガクリ