170:久住山 〜紅葉狩りの旅〜(赤川登山口) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

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秋は紅葉の季節。

長らくお待たせしたが、そろそろ山登りに行ってみることにするっ

ということで…

 

〜久住山〜

大分県南西部に位置するくじゅう連山の主峰(最高峰は中岳・1791m)。この山の名称については、久住山と九重山との2つの表記が混同して使われていたが、県では主峰そのものは「久住山」、山域の場合は「くじゅう連山」の表記を公式としている。阿蘇くじゅう国立公園に含まれる九州随一の人気の山で、ミヤマキリシマの咲く頃の休日は牧ノ戸峠からのメインコースに登山者が殺到する。

 

本格登山は夏のくじゅう山でのテン泊以来だ。

今年の秋の紅葉狩りは傾山を本命としていたが、長く山登りをお休みしていたため体力的に自信がない…(汗)

ということで体力作りも兼ねて今回の山旅を計画した。

行き先は今が紅葉真っ盛りのくじゅう山、ルートは急登で距離的にもそれなりにある赤川登山口からの久住山とした。以前、テン泊で登ったことのあるルートである。

今回は赤川登山口から久住山に登り、その東側にある南登山道を下って戻る周回コース。距離は8km程度で標高差は750mほど…まぁ今の体力ではこれくらいが限界かなと…。

 

暗いうちに自宅を出て朝の7時前に赤川登山口駐車場に到着した。

チラホラと先客がいらっしゃるが予想していたほどではない。紅葉の季節の晴天だったのでもっと多いのかと思いきや…やっぱりここは穴場だな…(嬉)

山頂付近にはまだ雲がかかっているが気温上昇とともに消えてくれるだろう。

さて準備を整えザックを背負ったら…

久しぶりの山登りっ 紅葉真っ盛りの久住山へ出発〜っ

っと…前にも久住山までは同じルート紹介をしているが、いつもの調子で書いていくのでお付き合い願いたい…(謝)

 

まずは舗装された道をテクテク登っていく。

にしても今日は風が強いな…(冷)

山道に入った…といってもまだ歩きやすい広々とした道が続く。

 

最初の分岐は久住山方向へ川沿いを進む。

その先で川を渡る。ここから見上げる景色は紅葉が進んでおり美しい眺めだ。

 

ここからは少しだけ険しい登山道となり、硫黄の香りが漂う道を進んで岩場に入る。

紅葉した森の中を歩くのは気持ち良いね(癒)

 

道は谷間を挟んで普通の登山道になった…なんか記憶にない道だが…(謎)

しかし進み続けるとともに見覚えのある道となり一旦林道に出る。

ここで朝ごはんにしよう。

 

いろんな色に染まった山と森に囲まれてステキな空間…やっぱり山っていいねぇ(癒)

ちょっと寒いけど…

 

さて、お腹も満たされたので先に進もう。

林道を進むと再び登山道に入る。ここからはクネクネした林道を真っ直ぐ突っ切る山道だ。

階段が施されているがこれがまたキツかったりする…まぁ久しぶりだからね(焦)

焦らずゆっくり登っていこうっ

 

上を見上げると紅葉した木々が美しい…

また道脇には季節外れのミヤマキリシマの花が咲いてくれてる…

この風景を見るだけでも至福の空間だ。

 

空が開けたところからは長〜い木の階段。この階段は果てしなく続くと記憶していたが…うん…果てしなかった…(汗)

たびたび足を止めて深呼吸…振り返ると美しい景色が素晴らしい…(麗)

 

やっと登り終えると、とうとうラスボス久住山が姿を現したっ

おぉ…美しい…(惚)

紅葉に彩られた久住山は勇壮でカッコ良くて美しい…

…でも…高いなぁ(汗)

 

そこから尾根を東側に移して引き続き木の階段地獄がお待ちかね…(泣)

ヒィヒィ言いながらもなんとか登り終えると岩の多い道となる。

四つん這いになりながらのけっこう険しい登山道…

 

森を抜けると一面の紅葉〜っ

すごいなぁ〜 ステキだねぇ〜

登ってきた甲斐があるってもんだ(満)

元気が出てきて四つん這いのスピードもアゲアゲ(笑)

紅葉した尾根をひたすら進み、そして最後の登りを終えると…

 

久住山山頂に到着〜っ

 

むおぉぉ 風がっ 強風がっ

それにムチャクチャ寒い〜っっっ

山頂で一息つくどころか風が強くて立っているのもままならないっ

北側はガスっており真っ白、これ以上山頂にいる必要なしっ

とにかく下山口まで進むことにするっ(急)

退散、退散…

 

しばらく尾根を進むのだがガレた足もとと強風でなかなか進めない…とはいえゆっくり進むと凍えそうになる…そりゃもう大変な状況だ…(焦)

ここから見えるはずだった星生山や中岳などはガスがかかってまったく見えない。

風も強いし牧ノ戸峠から登った人は大変だろうな…

 

やっとのことで分岐まで辿り着いた。

稲星山との谷間にあるこの分岐から南登山道へ下る。谷間は特に風が強くてフラフラしながらも、とにかく風が当たらないところまで進んでいく…(不)

 

やっとのことで風を遮れる南斜面に入った。ふぅ…なんとかゆっくりできるところまで来れたので、ここでひと息つくことにしよう…(息)

落ち着いて見てみると、ここはなかなか良い景色が広がってる景勝地である。

正面には祖母山とそのお仲間さんたちがずらりと姿を見せている。

晴れ渡った青空に映えた山並みと周りの紅葉で清々しい風景だねぇ〜(美)

 

本日の赤川登山口選択は正解だった。

くじゅう山全体に強い北風が吹きつけているため、北側から山頂付近は強風でガスがかかって散策どころではなかっただろう。装備がなければ低体温症になるやも知れぬほどの天候だ。

それに引き換え私が登ってきた南斜面は比較的風も穏やかで天候も晴れていた。

うん…強風の中で牧ノ戸峠から登った方たちには悪いが、今回ばかりは南側から登ったほうが正解だったと思う…実際のところは分らんけど…(汗)

 

さて先に進もう。

お? リンドウの花が咲いてる…私が大好きな花だ…(嬉)

いい感じの登山道だねっ

しかしこの南登山道は登山者が少ないようで、道幅が狭く草木も生い茂っていて歩きづらい。

勾配はさほど急ではないがゆっくり進まないと転けそうだ(汗)

こういうところにはロープが施してあっても良さそうなのだが、この南登山道にはそのような配慮はなく情け無用の登山道である…(厳)

平坦になっても笹藪で道がわかりにくいし…道迷いしそうな箇所もけっこうあるし…(汗)

 

そういえば時間的にもお腹的にもそろそろお昼の時間になってきてる。

さっきからどこか大休止できそうな場所を探してはいるのだが、果たしてそんな都合の良い場所が…あった…

どのようにしてできたのか分からないが、とにかくフラットでテン泊が出来そうな広さの窪地が登山道の西側に現れた。

休んでくれとばかりに偶然のナイスタイミングで現れた窪地…ということでここで大休止とする。

 

本日のメニューは…

カップ麺におにぎり、デザートはおはぎを用意した。

でゎ いただきます♪

 

風もある程度遮ってくれるこの窪地で紅葉した久住山を眺めながらまったりとコーヒータイム…う〜ん…至福の時間だ…(癒)

やっぱり山って最高だねぇ〜

 

さて十分に山を満喫したらそろそろ帰ることにしよう。

休憩した窪地から少し下ったところで目の前がパァ〜っと広がった。

祖母山と阿蘇山のコラボ…美しい…

いやぁ絶景なりっ(判)

 

この先の森に入る手前は少し分かりづらいので地図を確かめながら迷子にならないように慎重に…。

しばらくすると急な斜面となる…が、ここは九十九折りの下りなので道は緩やかである。安心して下っていこう。

道の状態も良いのでスイスイ歩いていける(楽)

途中にいくつか石仏があるけど…この道って巡礼の路なのかな…(謎)

 

九十九折りが終わって平坦になると立派な杉の木がお出迎え。なんかパワーを感じるね(厳)

 

ここから先は普通に歩ける山道だ。

一旦林道に出るが、そのまま跨いで山道を歩く。

岩山にぶち当たるところではUターンするように尾根を回り込む。

トレースが分かりにくいので目印テープを見落とさないように気をつけよう。

 

けっこうアップダウンが続く…どっちかというとアップが多い気がする…ここにきての登り坂は堪えるな…(汗)

そんなこんなで進み続けると林道に出た。南登山道の登山口である。

ここまで来たらゴールは後少しっ もうちょっとがんばろ〜

 

舗装された林道を鼻歌も軽快にスイスイ進み、橋を渡った先のゲートを通過して車道に出て…

駐車場まで戻ったら…

紅葉狩りと体力作りの旅はこれにて終了〜っ

お疲れさまでしたっ

 

 

今回登った久住山は、くじゅう連山の中でも屈指の名峰で、山頂はいつもたくさんの登山客で賑わっている。

メジャーなルートは牧ノ戸峠からの連山縦走であるが、今回私が登った赤川登山口からは直接登ることができる。

下りで使った南登山道はあまり使われていないようだったが、勾配も比較的緩やかなので、南側からのアクセスとしては選択肢のひとつになると思う。

どの時期に登っても登山者が多いくじゅう山、混雑を避けたい方は南側の登山口からのルートを検討しては如何だろうか。

ちょっとキツいけどね…(汗)

 

〜今回のルート(クリックで拡大)〜

 

<今回の美しい紅葉>

 

〜Epilogue〜

紅葉の季節はまずくじゅう山からっ…という理由と、久しぶり過ぎる登山で体力的に自信がないという理由から今回のルートを計画したワケだが、なかなか良い選択だったと満足している。

紅葉もさることながら天候も恵まれてとても気持ちのよい山行ができた。

距離も高低差も程よいトレッキングで筋肉痛も程よい痛みで済んだ。

さて次はいよいよ本命の傾山っ …と企んでいるが、はてさて休みと天候が上手く噛み合ってくれるかどうか…

でゎ また次回っ

 

 

 

おわり