160:金峰山 〜2023初詣〜 (自宅から) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

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九州(主に熊本)の山登りやってますw
よかったら読んでやってください(o^^o)

謹賀新年、今年も宜しくお願いする。

ということで初詣はいつもの…

 

〜金峰山〜

熊本市のほとんどの場所からその姿を望むことができる山。東の阿蘇に対して西の金峰山と呼ばれ、熊本市民に親しまれている。

 

いつもなら麓からゆるりゆるりと参道を登るのだが、今回は一度はやってみたかった「自宅から金峰山」を敢行するっ

自宅は熊本市内とはいえ東の端っこにある。

そこから西の端っこにある金峰山までは、地図上で測っても15km近くある。

街中は平地とはいえ、この距離を歩いて進んで最後の山登りを出来るのかどうか…(悩)

ま、行ってみれば分かるじゃんっ

…と軽々しく計画したこのトレッキング…この決断が新年早々地獄をみることになるとは夢にも思わず…(汗)

 

朝は普段通りに起床し、朝ごはんもしっかりとってから準備開始。

お出かけ準備ができたら…

 

金峰山初詣に出発〜っ

…と、荷物もほとんどないので普通の散歩気分で歩いていく。

 

街は正月気分も早々となくなり、忙しく働く人が多い。

そんな中でのんびりと散歩している私…(謝)

 

白川を渡り…

熊本城を眺めながら…

 

ずんずん歩いて市内中心部を抜けると、金峰山も少しずつ近くになってくる。

と言ってもまだまだ遠いな…(汗)

 

トイレや休憩のためコンビニやスーパーにお世話になりながらも西区の島崎までやってきた。

ここからまでくると一旦金峰山の姿は手前の山に消え、細い道に入っていく。

とはいえ車道なのでなだらかに登る坂道、まだまだ元気に歩いて進む。

 

勇壮に佇む荒尾山を右に見上げながら山手の方へ。

山の中に入り、道もこれまでより狭くなってきたクネクネ道の途中に「草枕の道」なる看板と山道を発見。

この道は小説「草枕」の元となった夏目漱石が歩いたとされる道らしい。

詳しくはこちらで…

地図でもこの道が車道を進むより近道となるのでコチラを進んでみる。

いちおう登山なので雰囲気も良さそうだしね(楽)

さてその道を進むと…

うぉっ

最初はよかったが竹林に入ると竹が無数に倒れており道を塞いでいる(悪)

屈んだり道を外れたりで…かなり歩きづらい…(汗)

この道は…失敗だな…(悔)

 

なんとか車道まで出て、そこから少し進んだところにさらに「草枕の道」が現れる。

この道もさっきと同じような道なのだろうか…やめておくべきか…進むべきか…

と迷った挙句、やっぱり車道だとかなりの遠回りとなるため山道を進むことに決定。

道は石がゴロゴロとしていて歩きづらいが、広くてはっきりとしていて先ほどのような険しさはなくスムーズに進んでいける。

最後のコンクリ階段を登ると、車道と県道1号の交差点に出た。

ここからは県道をしばらく進む。

峠の茶屋の手前から再度「草枕の道」となる左に登る道を進む。

 

生活道路のような道を登っていくと峠部分に「峠の茶屋跡」というのがあった。

ここが昔の峠の茶屋があった場所で、夏目漱石が小説に登場させた茶屋らしい。

そんな茶屋跡で少々休憩してから先に進む。

 

下り終えると金峰山の登山者駐車場に出た。

ここからは何度も通った道なのでスイスイ進んでいこう。

…とは言ってもここまでの疲労もあって、加えてなかなかの坂道なためになかなかキツい登り…(疲)

 

なんとか登り終えて、とうとう参道入口の鳥居に辿り着いた。

おお… なんとかここまでやってきたぞ…

でもここからが一番の登り道となるわけだ。

気合い入れて…

いざっ

 

ジグザグのユルい参道を登っていくのも面倒なので、一気に「さるすべり」を登っていく。

とはいっても疲労はピークを迎えているのでなかなか進まない。

参道との交点に交わるたびに「参道を歩こうかな」という弱気な心になってしまうが、「こっちが近いっ」となんとか自分を奮起させながらさるすべりを登っていく。

 

そしてとうとう山頂に到着する。

おぉ…ホントにやってきたぞ…

人間、やればできるもんだな…(満)

 

山頂の金峰山神社にはけっこう人がいて、ベンチで休憩したり、昼食したりして賑わっていた。

私も早速神社に参拝…

今年も元気に楽しく安全に山登りできますように…

 

さて、参拝を終えて御札を購入したら、いつもの下の道脇のベンチまで下って休憩する。

本日のおやつは…

いちご大福と缶コーヒー♪

 

でゎ いただきます〜

 

本日は天気は晴れなのだが、霞が強くて遠くまでの見通しは悪く、残念な景色(残)

まぁ今日は初詣だし、晴れただけでも良しとしよう。

 

さて…

ここからまた帰るわけだが…休憩したとはいえ、足の疲労はハンパない…ホントに帰れるのかな…(配)

とりあえず街まで下ればバスとか電車とかあるし、とにかくここに泊まるわけにもいかないので帰るとしよう。

 

登ってきた道を下っていく…足の疲労は否めないが、下りなので少しはらくだな…

山を下り終えてひたすら街に向かって進む。

頻繁に休憩をとりつつ、なんとか島崎の街まで下りてきた。

ここからは平地なので…と思ってもなかなかどうして足が重い…(疲)

 

やっぱりバスで帰ろう…

バスセンターまで行けば家の近くまでバスで帰れる。

そうだ…そうしよう…(弱)

 

そうと決まれば気持ちも軽くなって足取りも心なしか軽くなってきた。

よぉしっ もう少し歩くぞっ

 

とはいってもここまで20km以上歩き続けた私の足は怠さと痛みでなかなか進まない。

街中とはいえ人目も憚らず休憩しながらもなんとか熊本城まで辿り着く。

あともう少し…がんばれ…がんばれ…

 

もう…無理です…

という弱気な私が顔を覗かせ出した頃…

熊本バスセンター「桜町ターミナル」に到着っ

おぉ… やっと着いた…(涙)

 

ここ桜町バスセンターは数年前に大々的に建てられた熊本の新しいアミューズメント施設である。

いつか行ってみたいと思っていたのだが、こんな機会で訪れるとは…(汗)

まぁ…施設内は別の日として、今日はバス乗り場に真っ直ぐ進もう。

 

ここからは路線バスに乗り、無事に自宅に到着した。

これで今年の初詣山登りは終了〜

お疲れさまでしたっ

 

 

金峰山は熊本市内にあるお手軽に登れる山であり、麓の参道鳥居からなら25分ほどで登れる。

山頂からは熊本市内の街並みや阿蘇山や外輪山の山々、有明海と雲仙、八代平野や天草を見渡せる景勝地でもある。

無理に登山しなくても車で山頂近くまで行けるし、本格的に登りたいなら今回の私のように平野部から登ることもできる。

麓の参道なら運動靴でも気軽に登れるので、運動がてらに登っていただきたい優しい山である。

 

〜今回のルート(クリックで拡大)〜

【熊本バスセンター桜町から】

 

〜Epilogue〜

以前、自宅から飯田山に登ったこともあり、いつかは金峰山にも自宅から行ってみたいという…まぁ考えてみれば無謀なことを思っていたのだが、一度はやってみないと気が済まないということで今回の山旅となった。

今から思うと金峰山に登るまではしっかりと計画したのだが、帰りのことをあまり深く考えていなかった。

街まで下ればなんとかなるだろう〜

とか楽観していたため、そこまでの距離や体力を考慮することがなかったわけだ。

結果、歩行した総距離は26km近くになってしまった(汗)

金峰山の標高は665mと低いのだが、標高差はほぼ同じくらいの高さを登って下りるのを加えると…そりゃ疲れるわな…ということだ。

まぁ…一度やってみたかったことなので自業自得なのだが…

やってみると気が済んだ…というか…無謀にも程があるだろ…

もう二度とこんな無茶な計画はしないようにしよう…と帰ってからすぐにお風呂でカラダを癒しながらそう心に誓った今年の初詣であった。

兎にも角にも、面倒臭いブログであるこの「山登りの日記っ!」を今年もよろしくお願いする次第であるっ

今年も山に登るぞ~っ

 

 

 

おわり