155:大障子岩2 〜秋を探しに〜(神原(白水)登山口) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

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早くも10月、山は紅葉の季節になった。

もみじ狩りにでも出かけようっ

ということで…

 

〜大障子岩〜

祖母山から東北東方面連なる障子岩尾根にあるピーク。標高1400m程度だが、登るとなると岩稜が続く手強い山。 

 

さて3年ほど前に登ったことのあるこの大障子岩、その時は南側の愛山新道から登ったが、今回は北側の神原(白水)登山口から登ってみようと思う。

この前、祖母山に登った時の神原登山口よりひとつ東の谷間ある登山口で、名前は同じだが白水(しろうず)の名前を付けて区別されている。

登山口までのアクセスだが、Googleさんには表示されてないので「穴森神社(大蛇伝説)」を目的地に設定していただきたい。

うたひめロードなる道に誘われ、その広い道を進むと神社入口が見えるが、神社には入らずそのままうたひめロードを前進する。

その先、大きなカーブの先っちょから小さな橋を渡り細い道に入って山に向かう。

登った先で人家の手前の橋を渡る。

ここまでの交差点には「祖母山登山口」の看板が出ているので見逃さないように進めば大丈夫だ。

その先は恐ろしく細い道を進み続けて八丁越駐車場に到着する。

駐車場は舗装されていない狭い広場だが、がんばれば10台ほど駐車できるスペースである。

あまりメジャーではなさそうなので満車の心配は無いと思うが、なるべく早めの到着をお勧めする。

 

さてっ 準備が整ったら

大障子岩に向かって出発〜っ

 

まずは駐車場から車道を少し登って登山口へ。

ここから登山道に入っていく。車道をそのまま登っていく近道ルートもあるが、地図ではソチラは急登のようだったので今回はコチラからを選択。

まぁ…帰りに通ってみてもよいかな…。

 

登山口に入るとなだらかな登りから始まる。

静かな杉林の中、右に左に黙々と進んでいく。

道は左手の尾根に取り付くために斜面をジグザグに登り始めた。

 

今回から夏用のザックを新しくした(MAMMUT Ducan 24)ので使ってみたが、これがまた調子が良くて歩きやすい。

秋冬用に使ってるTrion Spineほどではないが、ザックの動きを制御してくれるような感じで負担が少ない。

荷物も24Lにしてはたくさん入る気がする。

新しいザックで歩きも快適快適〜っ

…まぁ道自体が歩きやすいのだけども(汗)

 

尾根の上に取り付いだ。

ここからは尾根歩きになる…と思ったらすぐに左へ進むトラバース道となった。

なかなか標高が上がらないもどかしさも感じるが楽ちんなので良しとしよう。

 

もうひとつの登山道(車道経由)との交点(分岐)にさしかかった。

えっ? ここ??

と、あり得ないほどの斜度である…帰りに通ってみようとか思っていたが…ないな…(汗)

道は非常に歩きやすい。

この先どんな困難が待っているかはわからんけども、今のところ順調である。

 

そうこうしているうちに道はいつの間にか尾根登りになっていた。

この尾根は広い穏やかな尾根で、道もジグザグに仕上がっているので足に優しい…と油断してたら直登になったっ(汗)

まぁ…緩い登りなので勘弁してあげよう。

しばらくするとまたトラバースで左方向に進む。

大きな岩が出現したその先で水の流れていない沢に差しかかる。

ちょっと疲れたので休憩しよう。

天気も少しずつ回復しており、森の中も爽やかで小鳥の囀りと緑の木々がそよぐ癒しの空間である。

山はいいねぇ♪

 

さて先に進もう。

ここからはガレた道を登っていく。

太陽も出てきて気持ちの良い登山道だ。

 

大きな沢を渡るとそこからしばらく道が分かりづらい自然林となる。

しかしこれでもかと言わんばかりのヒラヒラ目印があるので迷いようはなく心配はご無用だ。

 

少しずつだが斜度が増してきた。加えて秋の香りも漂ってくる。

標高が高くなるにつれて木々の紅葉も進んでいる。山頂は期待できそう。

相変わらずなだらかな登山道をひた進む。

木々の間から垣間見えてきた大障子岩…うぉ…まだ遠いな…(果)

 

途中でなんかいい感じの沢に出た。

沢まで降りてみると雰囲気がとても良い。滝もあって休憩に良さそうだ。

 

大きな岩を右に回り込んで沢沿いを進んでいく。

その先からは石の上を進む沢登りだ。

沢歩きはとても危険である…危険なので決してお菓子を頬張りながらとかして歩かないように…

 

沢から離れると次は尾根登りとなる。

たいした斜度ではないのでゆっくり登れば大丈夫…と思っていたが、これがまたけっこう続く…(汗)

地図で確認してみるとしばらく続きそうなので一旦休憩、大きな木にパワーを分けてもらおう…(充)

 

それにしても長く続く尾根登り、振り返って見てもけっこう長く急な斜度である。

ここが今回で一番の難所かもしれない。

そんなキツい登りを少しずつゆっくりゆっくり…(汗)

 

稜線が見えてきたところで大障子岩方向にトラバースで横歩き。

そしてやっと八丁越に取り付いだ…(疲)

 

稜線まで登ってくるとさすがに風が涼しい…ってか冷たい。しかしそのおかげで紅葉が進んでおり、周りも遠くも美しい風景である。

ここからこの稜線を辿って大障子岩まで進むのだが、その道については前回も通った道なので多くは語らないようにする…が、この道も一筋縄ではいかない険しいルートであることはお伝えしておこう。

 

岩をよじ登り、鎖場を乗り越えて…

 

お久しぶりの大障子岩とご対面っ

ぬゎっ

相変わらず聳り立ってるなぁ(圧)

名の通り障子を立てたような岩だ…。

 

目の前の岩を右から回り込むように登っていき…登っていき…(汗)

 

大障子岩山頂に到着〜っ

 

おぉ 眺めがいいっ

お久しぶりの山頂からは目の前に祖母山、左に天狗岩と障子岳。

南側には古祖母山とその奥に高千穂の山々が連なる。

西の遠くに阿蘇山と北の遠くに九重連山、東のギリギリに傾山…と、九州中央部の錚々たる山々が勢揃いだ。

ひさしぶりにやってきたが、この壮大な眺めは何度見ても圧巻である。

お目当ての紅葉は大障子岩の隣の岩峰がとても美しいのがいいね〜♪

 

さて、山頂で大休止を…と考えていたが、山頂付近はあまり広くないのでひとり占領してしまうわけにもいかず…。

祖母山方向のちょっと開けたところはビュースポットなのでここも写真撮影の邪魔になる…。

そこから下を覗いてみると…

お? 下の方に行けそうな感じ。

ということでちょっと危険だがビュースポットの岩を少し降ったところで大休止とする。

祖母山と紅葉を一望できるちょっと贅沢な場所だ。

さて本日の昼食メニューは…

カップ麺(カレー)とおにぎり、デザートは桜餅とミルクカフェラテ♪

でゎ いただきまぁすっ

 

食事も済んでカフェラテ片手に風景を楽しむ。

雲が少し多いが天候も良くなって日差しが眩しい。

静かな山でのんびり時間を過ごすと心もカラダもリセットされる感じ。

う〜ん

やっぱり山はいいねぇ〜(癒)

 

さて、こんな岩の中腹に長くじっとしてると遭難して動けなくなったんじゃないかと救助要請される畏れもあるので、そろそろ下山することにする。

 

下山はここまでやってきた道を戻るだけ。

ただ、気をつけないと下山は道迷いする可能性が高い。登る時より気を引き締めて下っていこう。

ちなみに間違えやすいのは方向だ。

通ってきた道だからと安心せず、目印テープが見えない時は立ち止まって確認するように心がけよう。

 

1時間ほどで休憩適地の滝のある沢まで下ってきた。その滝の前でひと休み…。

静かな森の中もまた一興…心静かに気持ちも落ち着く…(癒)

 

そしてまた下り続けて…

無事に登山口まで到着っ

そして駐車場に戻って…

 

本日の大障子岩への紅葉狩りツアーはこれにて終了〜っ

お疲れ様でしたっ

 

 

今回大障子岩に登った神原(白水)登山口からは、八丁越手前の急登を除けば緩やかな登山道である。

愛山新道から登るよりも楽だった気がする。

登山口へのアクセスも比較的容易だったので、初心者でも登れるのではないだろうか。

しかし、経験値や人によっては難しいかもしれないので、しっかりとした計画とルート確認をして登っていただきたい。

ちなみに山頂からの眺めは最高で、祖母山系の山々や遠くの山々も眺望できるので、一度は登っていただきたい私オススメの山である。

 

〜今回のルート(クリックで拡大)〜

 

<今回の植物たち>

 

〜Epilogue〜

今回は秋を迎えて「紅葉狩り」を目的に山登りを計画してみた。

初秋のため、ある程度の標高となるべく北の方にある山で、それでいて人が少ないところを探していたら大障子岩を思いついたわけである。

祖母山系なら紅葉も進んでいそうだったし、大障子岩を反対側から登ってみたかったこともあり、登山口に少々不安があったが登ってみることにした。

結果今回の山旅は大満足で、天候にも恵まれて紅葉も山頂付近では楽しめた。

また、白水登山口からの登山道はよく整備されており歩きやすく、ひさしぶりの山登りだったにも関わらず体力的にもほどよい行程であった。

こういう良いイメージで山登りを終えると、またすぐにでもまた山旅に行きたくなる。

紅葉は始まったばかりで、九州山地の紅葉はこれからが見頃…次はどこにいこうかと迷うばかりであるが、本日は思いのほか暑かったので、今はカラダが炭酸飲料を欲しており…(渇)

早く自販機まで下りコカ・◯ーラを飲みたいのでさっさと失礼するっ

でゎ また次回に!

 

 

 

おわり