156:黒岩山2 〜秋の山旅 其の弐〜(長者原から) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

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九州(主に熊本)の山登りやってますw
よかったら読んでやってください(o^^o)

九州で紅葉といえばやはり九重連山。

今が見頃の紅葉狩りに行ってみようっ

ということで…

 

〜黒岩山〜

九重山群に位置する山で、長者原の西側にある山。初夏はミヤマキリシマやツクシシャクナゲで彩られる。 

 

ただでさえ人の多い九重、紅葉の季節ともなればたくさんの登山客でいっぱいだ。

それでも九重に登りたい今回は、その中でも端っこの方にあって人の数もそれほどではない黒岩山と泉水山の縦走路を歩いてみようと思う。

長者原から泉水山に登り、大崩の辻に立ち寄って黒岩山に至り、牧ノ戸峠に下って長者原に戻るコース…これは5年前に辿ったコースとまったく同じだが、まぁ5年も経っていると少しは新鮮さも感じるだろうということで計画した。

 

朝早くに自宅を出発、阿蘇から牧ノ戸峠を通り…

うぉっ

駐車されている車の数がハンパねぇ(汗)

駐車場に入りきれない車の路駐もこの季節ならではの光景…

でもちょっと立ち寄りたい観光客にとっては迷惑極まりないだろう。

自然破壊になりそうだけど、もう少し駐車場を広くするとかすればいいのになぁ…

とか思いながらも、私も一旦駐車して「仕込み」を…(謎)

 

牧ノ戸峠を下り長者原に到着。

のゎっ

長者原も大変なことになってるっ(焦)

いつもの駐車場は満杯、隣の狭い敷地にもビッシリ…あ…端っこが空いてる…

と、そこに駐車させていただく。

なんとも…秋の九重の集客力の凄まじさを朝っぱらから見せつけられる…(汗)

 

とかなんとか考えつつ準備を整えたら…

秋の紅葉満喫ツアーに出発〜っ

 

まずは西側に向かう。

駐車場からの道…こっちで良かったかな…と少々不安ながらも進み、奥郷川を渡る橋へ。

 

おぉ いきなりステキな景色♪

橋を渡ると森に入る。

…とまぁ、ここからの道案内は前回記事に任せるとして、要所をかいつまんでお話させていただくとする。

 

秋深くなった森を抜けると防火帯の急登が待ち受ける。

かなりの急登だが、お子さんたちも元気に登っている。お父さんお母さんは大変そうだが、子どもたちは楽しそうだ。私もそれにあやかって元気にいこうっ

でも足取りはゆっくりと…(汗)

 

急登が終わると北に伸びる緩やかな道となり、同じく防火帯を進んで行く。

その先で左に折れてからは少し登りとなる。

緩やかな登りだが長く続くのでここもゆっくり慌てず進もう。

 

秋を感じながら登り坂を進んでいくと…

湧蓋山っ …は山頂に雲がかかっていて残念な姿…

ここで防火帯とはオサラバして森の中に入るのだが、ここからは登りがキツかった記憶がある…のでここで一旦休憩をしよう。

 

心の準備ができたら森に入る。

ここから木の階段を登っていく。

これがまた期待通りの急登でキツかったりする(汗)

 

そのプチ急登を登りきると…

下泉水山に到着〜っ

おぉ

キレイに紅葉した赤や黄色、それに緑のコントラストが素敵な景色である。

やっぱり来て良かった(感)

 

しばらく景色を楽しんだら次に進もう。

次は上泉水山を目指して稜線を登る。

しばらくはなだらかだが、その先に急登が待ち受ける。

階段が施されているので登りやすいと言えば登りやすいが…けっこう急なので足にくる…(疲)

急登が終わると少しなだらかな坂道になり、そこをしばらく登り進むと…

上泉水山に到着〜っ

素晴らしい景色が待ってた…はずだが、ここにきてガスが発生っ

残念無念ではあるが仕方ないので次に進もう。

次の目的地は大崩ノ辻だ。

 

なだらかな下る道を進んでいると大崩ノ辻への分岐が現れる。

ここから本道から逸れて右に入っていく。

 

大崩ノ辻へ向かう道は分かりづらくなかなか難しい。

いろんな通り道が現れるのでスマホの地図で方向を確認しつつ進んでいこう。

これまでの道と違って道の状態が悪く、とにかく歩きづらい。

ん〜 人気の無さをうかがえるな…(汗)

熊笹の藪漕ぎ…朝露が乾いておらず、ゲイター無しでは大変なことになる。

やっと森に入ってひと安心と思いきや抜けたところでさらに熊笹…(汗)

もう勘弁してください…と泣きそうになったところで深い森へ入る。

ここもまた進みづらい森と滑りやすい岩場を抜けると目の前になだらかなピークが現れる。

このピーク頂上が大崩ノ辻だ。

ということで頂上に向かって進み続ける。

ここもいろんな道ができているのでどっからでも行けそうだが、あらぬ方向へ連れて行かれたり、ミヤマキリシマに行手を塞がれたりするので、慎重に地図で破線を確認しながら進んでいこう。

道も笹や茅で覆われていて分かりづらいので注意が必要だ。

 

右往左往しながらもやっとのことで…

大崩ノ辻に到着〜っ

ここからは湧蓋山が目の前にド〜ンと見えるはずなのだが、あいにくのガスで見えず…(残)

しかしもう少し待てば良くなるかもかも…。

ということでここ大崩ノ辻で大休止することにしよう。

 

広い山頂は風が強くて長居するにはちょっと辛いので、西側に少し降りたところの広場に陣取る。

ほどよく風も遮ってくれるところがあってちょうど良かった(運)

よしっ ちょっと早いけどもここで昼食とするっ

 

本日のメニューは…

カップ麺とおにぎり、デザートはチョコクリームサンドとカフェオレ♪

 

でゎ いただきまぁすっ

 

食事も終わってコーヒー片手に景色を楽しみながらまったり…(嬉)

ちょっと寒いが、大賑わいな九重連山の中でもここ大崩ノ辻は人のいない静かな山を楽しめる。

ひとりきりの山からの景色…晴れた眺めの良い景色もいいが、ガスが漂う景色もまたいいもんだ…。

お? 湧蓋山もガスが晴れて見えてきた。

気温の上昇に伴ってガスも上がってきてるようだ。この調子なら黒岩山からの九重の山々の眺めも期待できそうである。

 

さて、まったりタイムを満喫して心もカラダも癒されたら次に進もう。

まずは分岐まで戻る。

何度か道に迷いつつもなんとか分岐まで辿り着いた。

ここからいよいよ黒岩山を目指す。

 

ガスもだいぶ晴れて長者原までの景色が素敵な稜線をひた進む。

 

なだらかなアップダウンを繰り返す稜線道を進み続けると分岐が登場。

ここから黒岩山山頂へ向かう。

ちょっとアスレチック気味の道を進んでいくと…

 

黒岩山山頂に到着〜っ

お〜〜

紅葉がキレイ♪

晴れていればもっと良かったかもしれないが、それでもガスがなくなって眺望は良くなった。

真っ赤な紅葉が美しい…(麗)

 

しばらく岩の上からの景色を楽しんだら、もうひとつ南側のピークへ。

ここからの山頂方向もこれまた素晴らしい。

 

さて、そろそろ下山するとしよう。

ここからは少し急な下りを牧ノ戸峠を目指して下りる。

こちらからは牧ノ戸峠付近の紅葉が目下に広がり目を奪われてしまうが、足元にも注意して滑らないように…(戒)

天気も回復して太陽に照らされた紅い景色は見事である。

 

ほどなく牧ノ戸峠に到着。

うぉ

予想を上回る観光客である(驚)

人の数もすごいが、紅葉もすごくキレイだ。

やっぱり美しいものに人は惹かれるんだなぁ(納)

そんな観光客を脇目に「仕込み」した場所まで進む。

 

仕込み…とは…

これだっ

チャリである(!)

前回はここから歩いて長者原まで戻ったが、今回はチャリで楽ちんに下ってしまおうという算段だ。

 

準備完了…それでは長者原までレッツゴー♪

おぉ〜 快適〜快適〜

あまり飛ばし過ぎないように…あと車の邪魔にならないように気をつけながら下っていく。

道から見上げる紅葉もキレイで、とても気持ちの良いサイクリング(楽)

ちょっと寒いけど…

 

あっという間に長者原、そして駐車場に到着して…

紅葉狩りの旅はこれにて終了〜

お疲れさまでしたっ

 

 

今回の山旅は紅葉の季節を逃すまいと前回の山旅から1週間目で決行となった。

九重の紅葉はお目当て通りで、紅く染まった山はさすがに圧巻であった。

残念ながらガスのせいで美しさは半減したものの、やはり九重の紅葉は九州の中でも一番美しいと思う。

それゆえ多くの観光客や登山者が詰め掛けるのだ。

そんな私もその中のひとりなのだが、やっぱり秋の紅葉時期には外せない山である。

今回登った黒岩山は牧ノ戸峠からすぐに登れるし、長者原からなら泉水山を経ての縦走も楽しめる初心者に優しい山なので、お気軽にどうぞ。

 

〜今回のルート(クリックで拡大)〜

 

<今回の紅葉>

 

〜Epilogue〜

とにかく人の多い秋の九重、中央部の山はとても行けそうにないと思い端っこの黒岩山を選択した今回の山旅。

距離も標高差も初心者向けのコースだったために体力的にも時間的にも余裕があって、さらに牧ノ戸峠から長者原までをチャリ移動にしたおかげで時間も短縮、午前中のうちに終わってしまうという楽ちんな旅であった。

こうも楽々な山旅をしてしまうと、今季の秋はもうひとつ…という気になるのが人情ってもんだ。

来週も天気が良さそうなので、さて次はどの山にしようか…と思い悩むのだが、反面、ブログの更新が間に合わないんじゃないかと心配になる私であった…。

あ…写真の整理もしなくては…(焦)

でゎ また次回っ

 

 

 

おわり