シルバーウィークがやってきたっ
天気も良いし、さて何処に登ろうか…
〜俵山〜
熊本県の南阿蘇外輪山にある西原村と南阿蘇村にまたがる山。山頂は西原村にある。
四季を通じて様々な草花が咲き、登り易さも手伝ってたくさんの登山客で賑わう。
前回までは厳しい登山を続けていたため、今回は日も空いたこともあり比較的楽な山にしよう…ということで俵山に決定。
登山口はお久しぶりな萌の里から。
登山口までは自宅から1時間弱で到着できるため、そんなに急ぐ必要もないのだが、良い天候で休日ともなると人が多くなりそうなので少し早めの6時前に出発する。
道が空いていたこともあって登山口には30分ほどで到着した。
駐車場にはすでに何台かの車が停まっており、俵山の人気の高さが窺える。
日は明けきっているが、まだ太陽は昇っていない…。
風がちょっと冷たいが、本日も晴天夏日の予報なので、服装はまだまだ夏仕様でちょうど良いだろう。
さて準備ができたら…
久々の萌の里コースで俵山山頂に向かって出発〜っ
…と、これまで散々登った萌の里からのコース…いまさら説明の必要もないと思うが、控えめにするので少々おつきあい願いたい…(汗)
まずは駐車場からコンクリ道を進んで登山道に入る。
いきなりの急登で足への負担もなかなかのモンだが、歩きにくいわけではないのでゆっくり登っていけば大丈夫。
ほどなく鉄塔を過ぎる。
ここ辺りまでくると西方向は熊本の市街が一望できて良い眺めだ。
鉄塔からはひたすら尾根登りとなる。
木々のない草原の尾根登りなので日差しが強い時は大変なコトになるが、現在の時間は日差しもなく、またそよぐ風が気持ち良く快適快適(爽)
岩場もチラホラ現れたりするが、危険な香りはまったくなく、安心安全にスイスイ登っていける。
道端には小さな花がたくさん咲いていて鑑賞のために足を止める機会が多くなるが、それが休憩も兼ねるので息もあがらず余裕の登山道である。
気がつけばひとつめのピークに到着、ここから一旦下ってゲートを過ぎると地雷原(放牧地)。
地雷を踏まないように足元に気を配りながら慎重に進んでいく…(汗)
放牧地を抜けるといよいよ森の中に入る。
左に進むと遠回りだが緩い道、真っ直ぐ進むのがメジャールート、その気になれば右にだって行ける…とまぁ、たくさんのルートが存在する俵山だが、今回は普通に真っ直ぐのルートを進むことにする。
森に入るとまず急登だ。
途中にある分岐、どっちに行っても同じようなコースなので気分に合わせて進んでいこう。
今回はメジャーな左を選択。
すぐになだらかな道となってゆるゆると進んでいく。
しばらく進むと空が開けた道との出合。
この道を右に進んでこのルート一番の急登がお待ちかね…(汗)
そんな急登も草花と戯れながらゆっくりゆっくり登っていけばなんてことない。
エッサっ ホイサっ 軽快に登っていこう〜♪
ほどなく尾根に取りついだ。
ここからはしばらくなだらかな尾根道だ。
緑に囲まれた道をスイスイ進んでいく。
標高926mを過ぎると杉林に入り、そこを抜けると最後の登りとなる。
元々の道はほぼ真っ直ぐの急登だが、緩道がジグザグに出来ていてソチラを使えば楽チンに登っていける。
日差しもだんだんと強くなってきた頃に山頂稜線部に出た。
熊笹を掻き分けてしばらく進むと…
お久しぶりですの俵山山頂に到着〜
良い天気に恵まれた本日の俵山からの眺めは最高っ
遠くに見える九重や祖母山、九州山地の山々もキレイに見えて壮大なパノラマである。
…と…九重も祖母山も阿蘇山までもが雲がかかっている…今日は俵山で正解だったな…。
迂闊に九重山にでも行っていたら今頃はガスの中で悶々としていたことだろう…(汗)
さて、山頂に待っていてくれていたかのように美しく佇むマツムシソウ、そして素晴らしい景色を堪能したならば、私が一番好きな東側頂上部に行ってみよう。
山頂から続く稜線道を東に進むと…ほどなく到着っ
うおぉ
やっぱりステキな景色〜(美)
阿蘇山と祖母山がいつものように美しい姿で出迎えてくれた。
南には外輪山の向こうに国見岳が頭だけちょこんと見えている。
いつ来ても良い眺めだねぇ(癒)
さて、しこたま景色を楽しんだら、少し戻ったところで大休止とする。
まだまだお昼には早いが、久しぶりの山頂なので軽めの昼食とする。
本日のメニューは…
高菜のおにぎりにデザートのコーラと桜餅♪
でゎいただきまぁすっ
おにぎりで腹ごしらえしたら、デザートの桜餅…う〜ん…甘いあんこと塩漬けされた桜の葉が絶妙なコラボレーション(旨)
良い景色と良い天気、そして美味しい桜餅…至福の時間だな…(幸)
さて、景色に見惚れていると時間も忘れてしまいそうになるのだが、さすがにお昼に近くなると気温も上昇して暑くなってきた…(汗)
ということでそろそろ下山することにしよう。
下山はオーソドックスに元来た道を戻るだけ。
安心安全な帰り道ではあるが、そんな時こそ油断大敵滑落注意であるっ
気を抜かずにしっかり下っていこう(戒)
陽も高くなってきたこの頃になるとだんだんと人も増えてきて、何人もの登山者とすれ違った。
やっぱり俵山は人気があるねぇ…
森を抜けて西側を見渡せるようになると太陽の向きも手伝って美しい熊本の景色が広がる…。
街並みと山並み…なんか輝いてる感じだ…(感)
そして最後の尾根下りにさしかかると…そこら中に人が屯ってる…。
まぁ天気も良いし、西方向の景色も楽しめるここ辺りならグループや家族でハイキングにちょうどいいし、昼食なんかを楽しむにはもってこいな場所ではあるね。
小さな子どもやお年寄りもたくさんいて微笑ましい光景だ。
そんな中をイカツい登山装備な私は申し訳なさそうに下っていく…(汗)
下に見える駐車場は満車に近いほどの盛況ぶり…(驚)
コロナ禍の昨今ではアウトドアの人気が急上昇だそうだが、本格的でなくても野外で過ごす人が増えているのがこの状況でもわかる…。
急な下りは足への負担もあるが、ゆっくりゆっくり小さな歩幅で下っていき…
萌の里駐車場に到着〜っ
お疲れさまでした〜っ
俵山は登山口へのアクセスも容易で、登山道も危険なところはほとんどなく、老若男女、経験の有無も関係なく誰にでも気軽に楽しめるステキな山だ。
登山コースもたくさんあって、草花も多く咲いているので四季を通じて楽しめる優秀な山である。
麓にある萌の里にはお店や広場もあり、登山だけではなく家族連れやお友達とともに自然を楽しんでみてはいかがだろう。
〜今回のルート(クリックで拡大)〜
<今回の動植物たち>
〜Epilogue〜
シルバーウィーク前半は天気が良くなるとの予報だったので、さてどの山にしようかと模索していたのだが、前回の危険極まりない大崩山下山中に「次はなるべく楽な山にしよう…」と心に決めていたので、いつでも気軽に登れるこの俵山に決定した。
久しぶりの萌の里からのコースは目新しさはなかったものの、天気には恵まれて気持ちのいい山登りができた。
何度も登った山頂からの景色は今までの中でも最高に近い眺めであった。
また、他にも今回候補にしていた九重や祖母山などの山には雲がかかっていたので、登る山の選択も間違ってなかったと自画自賛(笑)
ただ、やっぱり山登りとしては物足りなさを感じてしまい、次はもう少し険しいところでもいいかな…と、そんな感想…(不)
であるが、早めに下山できた恩恵で嬉しいスケジュールも入ってきたっ(喜)
ということでサッサと帰宅することにする…(急)
…と、最後に帰り道のこと…萌の里に入ろうとしている多くの車が原因で俵山方向車線の大渋滞が発生しており、その渋滞はなんと第二空港線(県道36号)まで続いていた…(驚)
車列最後の人に「これ、萌の里まで続いてますよ」と教えてあげたくなるようなお気の毒な渋滞であったが、私は私でそれどころじゃないので、申し訳ないが空きまくっている反対車線をスイスイ進んで急ぐ帰り道であった…。
おわり