7:洞ヶ岳〜茂見山(熊本県美里町) | 山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

山登りの日記っ!〜熊本から九州の山々へ〜

九州(主に熊本)の山登りやってますw
よかったら読んでやってください(o^^o)

「あの尖った山はなんて山だろう…?」
今回の山登り計画はここから始まった。

国見岳からの帰り道、ふと見た山々の中にひときわ尖って見える山を見つけたのだ。
いろいろと調べてみるとその山は「洞ヶ岳」らしい。

「いつか登ってみたいなぁ」

ということで、今回の山登りはこの「洞ヶ岳」とそれにつながる「茂見(あざみ)山」、それにできれば「千間山」にも登るという壮大な山登り計画だ。

前日の夜、まずどこから登るかを決める。前に登った「三国山~国見山」のように平坦な道ならどっちから登ってもいいが、今回の山と山はどうも起伏が激しいようだ。変なルートを考えると、またとんでもないことになるのは必然。
GoogleMapなんかでは起伏は分からないので、国土地理院のWebサイトから等高線の入った地図でいろいろと判断した結果…
今回は洞ヶ岳登山口から洞ヶ岳に登り、茂見山を経由して千間山に登るというルートとした。
それにあとひとつ、目的地として挙げたいのが千間山と茂見山の谷間にある「幻の滝」という滝を見たい。前日までにいろいろ調べている時、Webサイトに載っていたのを見て、この目でその幻を見たくなったわけだ。
しかしこのルート、特に「茂見山と千間山は登山道がハッキリしていないために迷うことがある」などと怖いことを書いてあるではないか。
迷子になったら大変なので今回はいつもの「既登山者の作った登山道ルート地図」のコピーだけではなく、3つの山とその周辺の国土地理院の等高線入り地図もコピーを取っていった。

朝、そそくさと家を出て、いつもの登山セットをコンビニで購入し、一路洞ヶ岳登山口へ。
その道順は、とりあえず前回同様のルートで霊台橋に向かう。

霊台橋だ。
朝早いと誰もいないのでナイスな写真が撮れた。

霊台橋を過ぎて1kmほど進み馬入隧道(トンネル)を抜けたらすぐの交差点を右折する。
美里町総合運動公園の横を通り、緑川ダムの一番手前の道を横切り、県道153号に入る。
狭い道で、なんとか車が離合できる程度なのでスピードはそんなに出せない。対向車きたら怖いし。
夏水という集落に入り「町道2号」に入る。洞岳簡易郵便局の先に右に登る道がそれだ。
ここからは山登りにはセットでもれなくついてくる「超狭い道」だ。
恐る恐る車を進めると集落に入る。「山出」という集落で、最初の右に入る狭い道を登って行く。この先に洞ヶ岳登山口がある。
水道浄水場施設らしきところに何台か停めれるスペースの駐車場があるのでここに駐車する。
準備する間、もっと上まで伸びている急な舗装林道を軽トラが何台か登っていく。
「林業の人かな?」

準備ができたら出発!

Webで調べたルートはこの浄水施設の柵の脇を通っていくとのことであったが、その通り柵沿いに登ってい行ったら、すぐに迷ってしまった。道がないのである。
仕方ないので舗装林道に出てその道を登って行くと…

登山口の看板があった。
「普通に林道上がってきた方がいいじゃん。」
トラロープが張られているのでそれ伝いに山に入る。

テープがないところには石が積み上げてある。
昨日Webサイトで知ったのだが、この石積みは「ケルン」と言って道標のひとつらしい。
前回までに「変な石積み」とか言っていたが、本当にお恥ずかしい。これからは「道標」として有難がることにする。

私も記念の意味も込めてケルンを積み上げてみる。レベルが上がった気分だ。

杉林がけっこうな勾配になってきた。

水汲み場らしきものを発見。でも…大丈夫なのかな?飲めそうにないけど…(汗)

急勾配の杉林を登っていると工事現場が見えてきた。林道の整備中?
進行方向が工事現場になっている。通れるかな…
あぁ、さっきの軽トラは工事関係の人たちだったのだね。

工事現場に入ると人が通りかかったので聞いてみる。
「ここ通っても大丈夫ですか?」
「どうぞどうぞ~ どうせならここまで車で来たら良かったのに(笑)」
苦笑い…それやったら山登りにならないし…
とにかく通れるらしいのでお礼を言って整備された階段を登って行く。

「今日はいい天気だから見晴らしいいですよ~」
「ですかね~ ありがとうございます~」

階段を登り、山の方を見ると、第一目的地の「権現神社」がすぐそこに。
工事って、ここまで車で来れるように整備してるのかな?

登り始めから45分ほどで権現神社到着した。
ここで休憩。次の目的地を確認する。
「次は洞ヶ岳の展望所だな」
今回の山登りはけっこう険しそうなので旅の安全を祈願して神社を後にする。
登山道は神社の裏手を回って登って行く。
これがまた急勾配だ。
山の容貌通り、洞ヶ岳の登山道は険しく勾配がきつい。
登山者が少ないのか、登山道は急勾配なのにロープなどの施しがない。それに岩場が早い段階で登場する。それが延々と続くのだ。

大きな岩場を回り込みながら登って行く、それも危険な箇所が多々あるのに頼りになるのは掴める木くらいだ。
行けども行けども急勾配。さすがに途中で休憩する。
いやぁ…完全にナメていた。

今回から投入した新兵器を紹介しよう。「どこでも休憩くん」だ。
もちろん普通のレジャーシート、それもなんかの景品で貰った小さなやつだ。
ひとりで座るくらいなら広いくらいで、リュックなど物まで置いても普通に座れる。
今日の道のりは長い。休憩はコマメにとっていこう。「どこでも休憩くん」の出番が多くなりそうだ。

体力が回復したので出発する。
あいかわらず急勾配は続くが、ここあたりから登山道が分かりづらくなってくる。
赤いテープが頼みの綱なのだが、そのテープさえ探し難くなってくるのだ。
と、不安に輪をかけるような事態が起こる。

「洞ヶ岳→」の看板と赤テープの道筋が明らかに違うのだ。
さてどっちを信じよう…。
展望所は開けた方だと思い、その方向を指している看板を信じて進んでみる。
しかし、すぐにテープが無くなった。
「やっぱりこっちじゃないのか…」と戻ってテープを辿って進む。
急勾配を登り、稜線に出た。

赤テープを頼りに進む。すると…

あれ?洞ヶ岳山頂に着いちゃった(汗)
やっぱり道を間違えたらしい。本来なら展望所を経由して登れるはずで、山頂にも北側から進入するはずだった。しかし私は東方向から入ってきたので明らかに道が違う。
まぁ…でもしょうがないか…権現神社から1時間ほどで到着した。
と、周りを見ても木々が取り囲んでいるので眺望は全くなし。
休憩もさっきしたばっかりなので「展望所までもどるか!」と思ってみたが、地図でみると権現神社と山頂の丁度間くらいで、勾配度もきつい。降りてまた登って…を考えるとちょっと行く勇気はない。
しょうがないので先に進むことにした。
次の目的地「洞ヶ岳東峰」の眺望に賭けたのだ。

東峰までは稜線伝いに東に進む。そうさっき来た道を戻るわけだ。
でもなぜか赤いテープに従って進んでるのに登ってきた道ではなくちゃんと東峰に着いた。時間は10分程度。

「お~! ここはいいゎ~w」
洞ヶ岳山頂があまりに眺望がなかったためか、東峰からは九州山地方向(南方向)しか眺望がないのにとても爽快感がある。
ここで休憩する。
頂上近辺はいくらか立ち回れるくらいの広さがあるので北側に廻れば北方向も木々の間から少し見える…が、写真を撮れるほどではない。もう少し木々が少ないといいんだけど。
しかし、ここに立ってみればわかるのだが、北側と南側はすっごい絶壁なので、あまりはしゃぎ過ぎないように…。下見るとホント怖い…。

ここで次の目的地「茂見山」のルートを確認する。
Web調べによるとこの途中で迷う可能性があるという。しっかり確認しておかないといけない。

地図とコンパスで現地を確認する。
どうもここから尾根を降り、稜線伝いに進めばいいようだ。稜線ってここから見えるあの稜線のはずだ。
よし!とにかく尾根から外れないように進もう。

休憩を終えて茂見山へ出発する。
最初は急な降りだ。もったいないがしょうがない。また茂見山手前で登ればいい話だ。
下り終えると、うん、地図通りの稜線だ。右と左が勾配になっており、その真ん中が道となっている。分かりやすいぞ。これならなんとか大丈夫なんじゃない?と安心して進んで行く。

木漏れ日が射す登山道は気持ちいい。道もそんなに悪くないし、けっこう楽チンに進めそうだ。
洞ヶ岳から降ったツケはすぐに回ってきた。
すごい登りだ。岩登り…三国山~国見山の登山道を思い出す。確かに危険度も同じくらいだ。

登り終えるとまた稜線伝いの平坦な道となる。しかしその稜線具合がすごい。上右写真でも伝わる通りの稜線具合なのだ。左右とも足を滑らそうものなら転がり落ちること間違いなしだ。試しに丸っこい石を転がしてみたらずっと下まで転がっていった(怖)。

しばらく進むと急な登りになった。最後の登りだな。
と、登り終えると…
「また降り?」
そう、また降っていたのだ。それも今度の降りは途轍もなく急勾配だ。いや、登山道の域を超えているほどの勾配だ。こんな勾配を降るってことは、また登るってことだ(大汗)。
とにかく降らないと進まないので、近くの木々や岩にしがみつきながら降って行く。
やっと降り終えたと思ったら、しばらくして急勾配の登りが再登場。
「これが最後の登りのはずだ…」
そうあって欲しいと願いも込めてつぶやきながらせっせと登る。
登り終えるとそこに待っていたのは…

絶望=降り

今度は「これ壁だろ?」と言わんばかりの急勾配降りが待っていた。
それに困ったことに赤テープが見えなくなった。
先ほどから赤テープの出現率が少なくなってきたが、ここから先のテープは見当たらない。
しかし、目的地の茂見山らしき山は目の前にある。
「とりあえずあの山に向かって進めばいいんじゃねぇか?」
と、能天気に勾配を下って行く。
沢が見えた。大きな…いや、大きなというより超巨木が倒れている。あの木を越えて、その先の山に…
と、目を倒木の先にやると、そこには絶壁。岩の壁だ。
こりゃ物理的に登ることが不可能になったぞ(汗)。
行き止まり?

「違う…違うぞ、道が違うんだ」
と汗を拭きながら右方向を見てみると…
違う尾根が見える。
「あの尾根だ!」
と、来た道を戻って、その尾根の方向に進んでみると、ありました「赤テープ」。
単なる「尾根間違い」だった。赤テープ見逃し注意。
そこからの尾根は歩きやすい道で、ところどころに開けたところもあり、遠くの山々を確認しながらの遊歩だ。

さっき見た超巨木のものらしい倒れた根っこもあった。

しばらく進むと木も疎らになり、雰囲気的には神社の境内を歩いているような感覚になる。
登りに差しかかると看板が見える。

あと5分かぁ。それにしてもこの看板、ずいぶん新しいなぁ。看板よりテープ貼ってて欲しかったなぁ…。
登りは今までより少し緩やかで周りの植物を見る余裕もある。でっかいサルノコシカケを見つけた。

登り終えると大きな倒木がある。それを超えると…

あら? 茂見山…?
またしてもあっけなく茂見山到着。時間は東峰を0930に出て、今が1100なので1時間半ほど。
またしても眺望なし。ってかまったく森の中って感じだ。山頂の雰囲気さえない。
しかし、さっきからお腹も空いており「茂見山でおにぎりを!」をスローガンにここまでの急勾配の登り降りを耐えてきたのでここでお昼休憩にする。
ちょっとここでゆっくり靴でも脱いで休憩しておこう。次の目的地である千間山までの行程は、今までにも増して険しくなりそうだ。
「ファイト一発」も注入しておく。

30分ほどのお昼休憩をすませて体力全回復。
さて、ここから先はしばらくはいい道のはずだ。この先は茂見山に直接登れる登山道があるはずだからだ。きっとそうだ、うんうん。

と、確かに地形的には降りだがまったく起伏も穏やかで歩きやすい。
がしかし、赤テープが無くなってしまった!
え~っと… どうしよう…
とりあえず尾根伝いに移動しよう。
ところどころで赤テープを見つけることができるが、道らしい道を探せ出せない。
不安いっぱいで彷徨っていると開けた地形が見えた。明らかに人工的な広場だ…っていうか、道?

林道だ。地図を取り出してみると、確かに林道だ。
これをずっと歩いていると千間山の登山道とぶつかるはずだ。よかった~(汗)
ちなみにこの林道沿いに京丈山(茂見山の南にある高い山)の登山口がある。

しばらく悠々と周りの散策をしながら久しぶりの平坦な道を満喫して歩く。木々の間から見える茂見山も空に映えてきれいだ。
そして15分ほど歩いただろうか…展望の良い場所に到着した。

「おぉ~ いい景色ですなぁ~」

北の方向が開けて見える。遠くに見えるのは阿蘇のようだ。
気分がいいのでここで休憩することにした。
地図で次の移動経路を確認していると向こうから登山客がやってきた。初老で単独である。ご苦労様です。

ここで情報交換。
私は洞ヶ岳から茂見山を経由してきたことを伝えた。道標がないことも…。
その登山者は目丸山を目指していたが、登山道を見失い、とりあえず降っていると林道を見つけたので、この林道沿いにある京丈山に登るらしい。
「京丈山入口までどれくらいでした?」
「15分ほどですね」
「これからどちらへ向かわれますか?」
「千間山に登ろうかと思っています」
「さっき来た道には千間山の入口はありませんでしたよ」
「え?マジですか…」
とりあえず、情報交換が終わり、挨拶して別れる。その登山者を見送ったあと、ふと考えた。
この先に登山道がないとすると、これは地図を頼りに登るしかないな…。
この場所は携帯の電波が通じているのでとりあえず現在地を確かめる。ちょっと引き返して沢伝いに下ると登山道に出るようだ。もし間違っても沢伝いに降り続けると舗装林道に出る。どこに着くかも分からないこの林道を進むより、ここは思い切って地図による移動をしてみよう。
実は私は地図の読み方には少々自信があるので、自己位置さえ分かれば登るも降るもなんとかなる。

少し引き返して地形を確認。降り場所を決定して方向を確認する。そして地図を片手に斜面を降って行く。

斜面をどんどん降って行くとなんとなく人の歩いた足跡を見つけた。多分、この人も同じ考えで降った(もしくは登った)のだろう。私の勘も捨てたものではないな(慢)。
しばらく降って位置を確認、携帯がまだ電波を拾っていたので携帯で現在地を確認できる。
うんうん、予定通りの位置じゃないかw

と、目の先になんかある… 網?ネット?なんのため?
地図では真っ直ぐに降りないといけないのだが、ネットがあるので行けない。ところどころ倒れているので入れないこともないが、もしその先で出れなくなると困る。
「ここはネットを回り込もう」
ネット沿いに歩くことにした。しかし、このネットはずっと先まであり、どんどん右に追いやられている。
これは困ったぞ…。予定の場所に行けないかもしれない。

しばらくするとネットは方向を変えて斜面の下方向に向いて張ってある。
下方向は私が行きたい方向ではあるので、またネット沿いに降って行く。しかしその勾配度が凄まじく、加えて地質が砂利状になっており、これが滑る滑る…。そりゃもう、滑り落ちるという表現がぴったりなくらい…。

かなり右に追いやられてたので現在地を確認したい。携帯を取り出して…

圏外

終わった… もう無理。ここから自力で千間山に登るのは不可能だ。木々に囲まれているので地形から自己位置が確認できないのだ。
あのネットがいけないのだっ!(ネット沿いでも降りながら地図を見ておけば大丈夫だったかもしれないが、その余裕がなかった)

目標変更っ! 千間山は断念する!

…でも最低「幻の滝」は見とかないと、今までの苦労が水の泡となる。
地図には幻の滝は沢沿いにある。ということはとりあえず水の音が聞こえる方向に降って行けば着くということだ。ということで沢を見失わないように、ネット沿いに降り始めた。

しばらくして微かに水の音が聞こえだした。そして苔の沢を見つけた。
「水だ」
それからは水の音がする方向に降ることにした。しかし、気をつけないと滑りこけて、この斜面を転がり落ちることになる。まだまだ斜面は急なのだ。

するとどうだろう。道すがら赤テープを発見した!
「おぉ!間違ってないぞ!」
ちょっと開けた場所に到着。ここなら地図を読める。コンパスを置いて北の方向を確認し、地図を置く。
ここが沢で前に見える山がこの山だから… 現在地はここ付近… ということで幻の滝はもう少し先にあるはず…。

沢を降る。もうネットがあろうがなかろうが関係ない。なり振り構わずネットを踏み越えてとにかく決めた方向に進んで行く。
すると…

「すっげ~!!すっげ~!!」
この言葉を何度繰り返しただろう。
幻の滝を目の前にして感動の雨あられだ。
多分、車でもいける安易な場所にこの滝があったら、それほど感動しないかもしれない。
が、こんな秘境、それもこんなに苦労したあとに見ると、感動の度合いがハンパない。
これまでの道のりでの辛い思いが一気に吹っ飛んだ。

しばらく滝に見惚れていると時間が気になった。
けっこうな時間を消費している。そろそろ降りないと、もしまた道に迷ったら本当に遭難するかもしれない。
後ろ髪を引かれる思いで滝を後にして帰り道を探す。

赤テープはところどころにあるが、沢の北側の斜面は明らかに崩れ落ちて何年か経っている。多分この赤テープはこの斜面が崩れる前のやつだ。ということは、この斜面が崩れた後のルートを通った登山者の痕跡と、地図とコンパスで林道まで降りるしかない。
登山者の通ったと思われる道らしいものをなんとか見つけながら沢を降る。頼るものがなくなった時の真剣さはハンパない。道が見える!

これまでの経験で見えているのか、それとも生存本能がそうさせているのかわからないが、足跡がなくなっても道が見えるのだ。

そして… 林道が見えたっ!

ふぅ… なんとか無事に生還できた…。

とりあえず安心したところで休憩の一服を…。うまかぁ~♪
それからは林道をずっと降って行く。途中、林道が新しく作られている。

ん?今(執筆中)思ったのだが、この林道と最初に権現神社前の林道をつなげる工事をしているのか?
そうなると、この山の登山口はまた変わるかもしれん。

それからしばらく降るとまた工事現場を発見。これは何を作っているのか分からなかった。
コンクリートの林道はけっこう長い。そりゃそうだ。洞ヶ岳から茂見山の間を歩いているのと同じ距離なのだから。あの鬼のような起伏がないだけマシだ。

40分ほど林道を歩くと山出の集落に到着した。
日差しが強く、暑い。
民家の犬が吠える。
「ワン!」「うるせぇ」「ワン!」「うるせぇ」×10回

洞ヶ岳登山口の入り口を曲がって急斜面な舗装道路をてくてく登る。不思議と住人とは会わない。
駐車した水道施設に戻り、山登り終了。
再度、今回登った洞ヶ岳の姿を見上げてみた。

すっげ~急斜面じゃん…。キツかったはずだ。

そして、着替えを済ませて一息(休憩)入れて帰路についた。
帰り道は往路を逆に帰れば問題なく帰れる。朝と同様に、あまり対向車とは合わなかった。ここに住んでいる人って車の利用者が少ないのかなぁ?
とりあえず、お疲れ様でした~w

今回登った「洞ヶ岳」は特に問題なく(途中目印を見失うものの)登れるが、そこから「茂見山」への登山道はかなり険しく目印もなくなっている箇所もある。この付近の山は整備されているとは言い難いので、初心者及び方向を見失う人はオススメできない。
自信がある人も、もしものために地図とコンパスは必需して挑んでもらいたい。


おわり