今回の中山町議会議員選挙で私が得票数を多く減らしてしまったことについて、改めて選挙って難しいと感じています。
実は6月の一般質問、8月の一般質問を通して、今回選挙に出るべきなのか、議員の立場から離れて減災に取り組んでいくべきなのかずっと悩んでいました。また、複業の仕事も議員活動を優先していたため4年間で減少しており、任期が終われば、何の保証もないため、今後の人生を考えてこのタイミングでやめた方がいいのではないかとも考えていました。
実は上記の件について、まだ立候補を表明されていなかった渡辺史議員にも相談していたという…
しかし、議員に立候補される方も少なく、前回、無投票で議員が決まってしまう現状を変えるために立候補した経緯もあり、立候補しないことで無投票になるということはあってはならないとも考えていました。
そして今回の選挙では告示1週間前のタイミングで今回トップ当選された渡辺史議員が立候補を決断されました。渡辺史議員とは子ども達と一緒につくるイベントにお誘いいただいたり、町政についてご意見をいただいたりと以前より面識があり、議員になってほしいとも思っていました。
優先順位をつけるのであれば渡辺史議員は町にとって必ず必要、私は10人の議員の中にいた方がいいくらい認識です。
選挙準備がコロナ感染で遅れていたこともあり、方針として確実に渡辺史議員と支持層が被っている部分があり、極力奪い合いにならないように渡辺史議員が間違いなく訴えないと思われる内容でポスター、はがきを作り運動を展開することにしました。
過去の選挙戦では女性候補が落選していたこともあり、どういった展開になるか全く予想できていませんでした。
選挙が始まって2日目、3日目くらいまではポスター貼りをしていると、渡辺史議員はどんな人なのかを頻繁に聞かれたので、立候補表明が遅かったのでどんな人か知らない方も多かったようです。
私のポスター内容よりも確実に関心が高かったのは新人2名のことでした…
さすがに4日目くらいからは聞かれることはなくなりましたが、お二人とも知っている方なので自分のこと以上に丁寧に説明するという謎の選挙運動をしてました(苦笑
その後、新聞の情勢報道を見ながら運動方針を見直す予定だったのですが、渡辺史議員が当選確実でもなければ、私が当落線上とも出ておらず、なんとも判断できない状況に…
前回の選挙時も取材を受けても感触は全くわからない…
報道する側も独自の運動としか書かれなかったので、皆さんどうやって票読みをしているのか謎.です…
15日に掲示を予定していた、予算案否決のポスターは票が減ることはあっても増えることはないと思ってはいたのですが、これによって人生が大きく変わってしまった人もおり、評価が二分していたこともあり、4年間の議員活動を評価していただくためには避けてはいけない内容とも考えていたので掲示しました。
そして、秘策として考えていたNFC(マイナンバーカードと同じ技術)を活用したLitLinkカードにスマホをかざして私のLitlLnkに飛んでもらう計画は選挙管理委員会に問い合わせたところ、文書頒布にあたる可能性があるということでお蔵入りに…
選挙期間が終わっったので、使い放題だーと持ち歩いておりますので気になる方はお声がけください。
QRコードのようにカメラを起動する必要もなく、かざすだけで表示できます。
今回に選挙戦と4年前を比較すると大きく変わったのはポスターへの興味の高さとブログへのアクセス数です。
前回はタッカーの音を聞いて近所の人が出てきてくれたのでポスターの政策についてお話しできたのですが今回は出てきてくれる方も少なく、内容も新人議員のことでした…
ただ、これは選挙カーの反応も同様だったと数名の議員から聞いておりますので天候などの影響もあったと考えています。
そしてアクセス数が約半分に低下していた影響も大きかったのかなと思います。しかも、渡辺史議員の記事をめちゃくちゃ宣伝しました!という方もいたので、もし書いていなかったらもっと少なくなっていたのかもしれません。
製作中は気が付いていなかったのですが、4年前のはがき・ポスターのほうが投票に行きたい!と思える内容たっだような気がしています。
上記の選挙運動の中身を踏まえて、今回の選挙が失敗たっだのかというと個人的にはほぼ成功だったのではないかと思っています。
渡辺史議員のトップ当選を最初から予想できていなかったという点では失敗だったかと思います。
しかも、勝手に応援したことで、渡辺史陣営を困惑させてしまい、ご迷惑もおかけしました…
そして10人を選ぶ選挙でも1人の名前しか書けない難しさを改めて感じました。
この人になってほしいという人が複数名いたときに一番なってほしい人を書くべきなのか、なってほしい人で当落線上にいそうな人を書くべきなのか…
私自身、記載台で一番議員になってほしい渡辺史議員の名前を書くか、議会の多様性のために自分の名前を書くかギリギリまで悩みました。
また、渡辺史議員の当選を予想していた方からは落ちそうな私に投票したという方もいらっしゃったようです。何名もの方から言われたので、その方々に本当に救われました。
そして何より、私がギリギリでも当選てきたということではなく、今回の選挙後に町内外の私より若い方から選挙についての問い合わせをいただけたことは今回の選挙運動は大成功だったのではないかと思っています。
2票差の人、とよく言われるので言い訳に聞こえるかもしれませんが、個人的には落選した、票を減らしたから失敗、当選した、票が増えたから成功という評価ではないのです…
『たぶん無所属』の推薦を受ける際にも代表から票を減らすことしかやってない気がするのですが…と心配され、でも楽しそうじゃないですか?という謎の会議を1時間半もしていたので想定の範囲内だったこともありますが…