言わなきゃ変わらない! | 夛田慎二のブログ

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山形県中山町のこと、議会のことを書いていきます。
中山町議会議員 1期目

今回の選挙で新しい議員が決まりましたが、気軽に色々な議員と話してほしいと思っています。

たった10人の議員で町を良くしていくのは難しいです。そして、議員に言ったところでなにも変わらないというイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、教えてもらうまで議員が気がついていないこともあります。

言っても変わらないことも多いかもしれませんが、そもそも言わないことは変わりません。

選挙期間中、なかなか中山町の公式サイトを見れていなかったのですがそんな良い例がありました。

 

9月15日に中山町英語検定受検料の補助についての案内が掲載されていました。

その中でこれまでと変わった部分がありました。

【補助対象となる人】

英語検定受検日において中山町に在住または町立小中学校に在学する小中学生の、父母または現にその者を扶養している者

 

これまでは町立小中学校に在学する小中学生の、、、となっており、中山町に住んでいても町外の学校に通っている場合は対象外となっていました…。。

 

なぜ、変わったのかというと思い当たるきっかけがあります。

3/8におもちゃ屋さんからLINEで『中山町教育大綱の最新版がホームページに見当たらないんですけどどこにあるかわかりますか?』という問い合わせをいただきました。

 

内容としては

『英検補助が町内の小中学校に通う子の保護者にしかでないのはどうしてなのか、いまいち理解できず、教育委員会に聞いたら大綱に基づいて決められたとのことで…

その大綱の中身が知りたいのですが、いつものことながら簡単に出てこない💦💦』

 

私は英検補助金は町内に住んでいる小中学生に出ていると思い込んでいたので、え?と思いながら交付規定を調べて見るとなんと、対象は町内の小中学校に通う子になってるという事実に気が付きました。

 

『大綱に基づいて、町内の学校のレベルアップのための補助なんだそうです。個人のためではないようで💦でも支払われるのは個人へ。

あまり納得はできず💦💦

大綱読んだら少しは理解できるのかなぁと思った次第です😅』

 

『町外の学校へ通う生徒もウチだけでなく来年度増えるので、再検討願えたらありがたいなと思いますが。

子どもたちのためでなく学校のレベルアップか…💦💦

検討してもらいたいことはとりあえず伝えましたが、まず町民として中身を見て理解したいです😂』

探す限り、町内の学校の生徒に限るという規定の補助は他の市町村見当たらず。

あえてそうしたのにはちゃんと理由があるんだろうと…多分💦』

 

この連絡をもらったときには、3月定例会の教育課の予算全員協議会が終わっており、残すは本会議のみ…

本会議は質疑回数が3回までと決まっているので何ができるのか…

 

翌日、最新版の教育大綱をもらい、連絡をくれたおもちゃ屋さんとLINEでやり取りしながら確認。

「英検の補助はグローバル教育の一貫だとは思いますが町立学校限定にする必要性は謎のまま…」

 

『そもそも大綱では本町のきょういく、学術及び文化の振興に関する施作の基本目標を定めたものだから、ということですかね?

児童生徒の「確かな学力」を育むために、の児童生徒も学齢期の子どもを指すのではなく、町内の学校の児童生徒に限る、ということなのでしょうね😂

それではどんどん町民いなくなりそう…💦💦

『まぁ、町民のニーズ等に合わせ、必要に応じて見直すこととします。とあるので、ニーズは伝わっているかな…』

『他の市町村もネットで探す限り、そんな制限ないですね😅💦

これからも続けるつもりなら、町民誰が見てもわかるように説明が書いてあるといいなぁと思います(なぜ町内の学校の児童生徒に限るのか)』

 

「予算の概要書見るとそうでもないんですけどね…。」

『中学生の、とだけあれば、町民の中学生みんなを指すと考えられますね。』

今まで想定もされていなかった、と考えれば、これからその枠を外してもらえれば…と思いますが、わざわざ個人でなく、町内の学校のレベルアップアップのため、と言われたことと、その点についてかなり議論した結果限定したとの話だったので、うーむ…🤔』

「いったいどんな議論があったのか気になりますね。」

 

その後、本会議で取り上げるも検討するとの答弁であまり期待できず…

 

すぐにおもちゃ屋さんに行き、報告をすると『まぁ、うちの子はしょうがないですけど、これからどんどんそういう子増えていくかもしれないのに…』と仰ってたのが印象的でした。

 

その後、6月定例会の一般質問で再度取り上げたところ…

 

町長答弁で「議員ご指摘の点も含めて、現在、英語検定受検料補助事業を見直し、中山町に在住または在学する小中学生の保護者に対象を拡大して参りたいと思います。 

今後も、「子どもたちが住み続けたい・帰ってきたいと思えるまちづくり」を推進していくため、教育環境の充実を図ってまいります。」 

これってもしかして一般質問しなくても変わってたやつ??と思いながら、再質問でフリースクールや特別支援学校なども含まれるのか?他に通う学校によって対象外となっている補助制度はないのか?今後、同じような補助制度を作る際は通う学校によって対象外にならないように配慮していただけるのか?を確認させていただきました。

 

 

変わったよー!!!史さーん!!!とおもちゃ屋さんに報告に行ったのでした。

 

お気づきかと思いますが、この連絡をくれたのが、今回の選挙で圧倒的な支持を集めた『渡辺ふみ』さんです。私に連絡をくれる前に役場にも電話して声を上げてくれていたのです。

もし、史さんが声を上げていなければ、町外の小中学校に通う子はずっと補助から漏れ続けていたかもしれません。

冷静に振り返ってみたら、普通のおもちゃ屋さんでは考えられないくらい生活(政治)の話をしていたなと…。

 

政治の話と考えると難しいですが、町の制度ってなんでこうなってるのとか、もっとこうしてくれればいいのに!というのを話してみてください。必ず改善するとは言い切れませんが、言わないよりは100倍は改善すると思います。