APAPANEの赤1sがかなりキモい進化を遂げて、キモ良い。
サクサク場に放たれる1000円牌
何せ赤いのに、2局に一回は場に切られる。というか本当に2局に一回切られてたのかすらもわからない。存在感が薄すぎて、コイツが切られることを誰も気にかけてすらないからだ。
ピン東の祝儀牌というのは、本当に貴重で場に切られない。実際にこの店の金5mや赤5p、赤5sも、誰かの手牌に入っていけばそうそう出てくることはない。一方でこの赤1s、シンプルに使いづらすぎてこの扱い。何よりもタンヤオに使えないのが致命的。
というか、どうもコイツにはワクワク感がない。手牌にあること忘れて過少申告する人すら散見されていた。
地位が低くて河に切られやすい牌、略してちいかわ。
これが先週までの赤1sだ。
怪鳥が誕生、快調に開帳
アパパネ内で居場所が見つけられずにいた赤1s。クビにするわけにもいかず窓際社員みたいな立ち位置となっていたわけだが、アパパネ内部での検討の結果(知らんけど)、イチかバチかでダイジョーブ博士の手術を受けることとなった。
もちろん、ジョイマンのバックコーラス付きで、だ。
ナナナナー
ナナナナー
赤イーソー 魔改造~
40%の方を引いて手術に成功した結果、ちいかわがキメラ化し、ヘンテコな特殊能力がついた。
「赤1sは1ハン役になり、他に役がある場合には祝儀が2枚になる」
え、なになに、よくわからない、よくわからないけどキモいことだけは伝わってくる、脳内に直接キモさが流れ込んでくる
2/12、魔改造後初アパパネ。すぐに赤1sの出番がやってきた。
※5mは金
金5mがあり、まあ適当にリーチしたい手牌。山に手を伸ばすと、そいつがいた。
鳳凰のごとき勇ましいその姿、赤1s。こないだまでハトぽっぽだったのに、どうしたんだお前。
で字を切っていくと上家から都合よく二度受けの4sが出てるやないか。チー。なんやかんやしてツモアガリ。
チーツモ
赤1s、金で、ゴットーの3枚。うほ~~~~
キモいやないか、ええやないか、赤1s。
どのようにキモいのか
役になる牌として一番メジャーなのはグレブルやさかえの赤5pですよね。赤1sの方はまだ10本とかしか打ってないけど、当然ながらグレブルの赤5pほどの機動力はなさそう。
祝儀牌が複数ある配牌でグレブルの赤5pが浮いてた場合、そのうちくっつくだろ、適当に仕掛けよ~となるが、コイツの場合配牌で浮いてたらまだ使えるかどうかよくわからず、タンヤオにするのか?赤1sにするのか?とか疑心暗鬼になりながらとりあえず次のツモをめくっていく感じになりそう。キモそう。
てかなんでそんな変なとこにキー牌を配置した?キモい。
思えばオープン当初のアパパネは、1sという変なとこに祝儀牌を配置しておくから、使えるかどうか判断したり悶々としたりして楽しめよ、というメッセージ性があった気がする。その目論見は大ハズレだったわけだが、ルール変更により1sで悶々とせざるを得ない状況になってきた。実際に1s含みのポンチーが多発するようになったし、結構無理してそうな赤1s食い替えもすでに見かけた。場全体がキモくなっている。
ついでに「他に役があれば祝儀2枚扱い」(リーチ赤1sは2600の2枚になる)という効果。これは主に面前の赤1sが強化されることを目論んだんだろう(実際強い)けど、仕掛けのバリエーションも増えている。
下家が赤1s含みのチーの後、発をポン。ってアレ?なんか祝儀2枚の手に進化してない?めんどくせーな…となった局があった。まだ全然手探りなんだけどこの魔改造、意外に結構考えられて作られている。
なんか赤1sがキモくなったことにより、色んなドラマ生まれて盛り上がりそうで楽しみなんだよな、アパパネ。最近みんなの部室みたいな雰囲気が出てきたこの店だがこのあとどうなっていくのか。グレブルの赤5pには数多のオッサンたちの欲望が詰まっているが、この牌もそうなっていきそうなポテンシャルを秘めている。
ついでに鳥だけでなくウマも一回りデカくなって、12-3-5-10になった。
場代も高くなった。
総括
赤1sがキモおもろいのでキモいもの好きは行ってみて。
バイオハザードの映画とか好きな人におすすめ。