土曜日
本日、長編
昨日から引き続き、今日も雨でした
昨年春
にお預かりしたロングボード
Joel Tudor
一番の問題はボトムのノーズ側に走る数本のクラック
このクラックを修理することと、さらに広がらないように補強する必要がありました
その周辺のスクラッチと凹み
サイドフィンの根元のクラック
ストリンガー部分のクラック
フィンボックス前の亀裂
後ろにも・・・
レイルのキズなど全体修理でした
そして
ようやく修理を終えました
デッキ面のフットマークは重量増加を懸念してそのままにしてあります
修理はずいぶん前に終わっていたのですがボトム面のきれいくないところなど、細かい部分があちこち気になっていました
ので
ボトム全体に樹脂クリアを塗ってなめらかにしました
そしたら・・・
その樹脂が元の表面に食いつきが悪く、一部剥がれてきました
それで全部削り落として
もう一度塗りなおしました
樹脂クリアを塗る前の下準備が足りなかったようです
結果的にボトムには２回の樹脂を塗り、２回のサンディングをしたので細かい凹凸はほぼ消えました
そして磨き上げたボトム面
ほぼ凹みがありません
なめらかになりました
このあたりに走っていた数本のクラックも見えません
その周辺のスクラッチや凹みもわからなくなりました
このボードは全体修理（リフレッシュ）のレベルになります
ボトム、デッキ全体を磨き上げています
根元にクラックが入っていたサイドフィン
フィンボックスの前の亀裂
後ろ側にあった割れ部分
いろいろ問題はあったけど無事に修理を終えました
しかし、かかった月日があまりにも長すぎます
この一番の原因は私の技術不足です
そして焦り
本当に申し訳ありません
いまさらながらですが、『急がば回れ』のことわざを身に染みて感じています
大変お待たせしました
パドルのエッジ破損
同じ場所を打ち付けて、結果としてこうなるんですね
カーボンクロスの表面がはがれています
その間の水分を抜いてから修理にかかります
修理をしたアフターです
両側にカーボンクロス、ガラスクロスを圧着して、その上からガラスクロスを表裏に巻き付けるように圧着しています
きっとこの場所がまた一番たたかれるでしょうからね
補強しています
それなりに色合わせをして修理を完了しました
＜サーフボード製作プロジェクト＞
昨日取り付けた型どり用の合板
ボードを水平に置いて、合板に水平な線を描いています
後々にこの線がとても重要になるのでボードから板を外す前にする作業です
取り出した型板
隙間に詰めたパテをこのあときれいに削ります
今度はボトム面
このボードのボトムはノーズにはコーンケープがあり、全体に丸みを帯びたラウンドボトム
テイルにはVが入って複雑なラインをしていますので、デッキと同じように１３か所の型を採ることにしました
試しにそれぞれの位置の幅を計っていると
ノーズのアウトラインが左右で数ミリ違う、と田畑さんが気づきました
先回採ったデータと比べてみたんですね
この続きは７日ころになります。
明日は日曜日
工房におります
TACOS Windsurf