雷山観察会①2022年9月10日 | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

報告が遅くなりました。
 
雷山の植物観察です。
 
 

サンショウ(山椒)、「山椒の芽」は春の季語、「山椒の花」は夏の季語、「山椒の実」は秋の季語

 

秋なので、山椒の実を見ることができます

 

トゲが対生だとサンショウ、互生だとイヌザンショウ

葉の先にくぼみがあればサンショウ、次第に尖っていればイヌザンショウ

 

シホウチク、下部の節にはトゲがある

別名はシカクダケだが、はっきりと四角いわけではない

 

シホウチクの葉は冬でも青々している

 

四方竹のタケノコの旬は秋で、匂いやクセがなく美味しいそうです

 

 

 

枝の先に付いたケヤキの種

 

 ケヤキ全景

 

アカスジキンカメムシの終齢幼虫、拡大して

見ると、触覚が青く光っているのがわかります

 

アブラチャン(油瀝青)、

語源は「油」+「Chian」。

「Chian」は船舶などの防腐、防水や道路の舗装に使われる化合物「瀝青(れきせい)」を示し、

油と重ねることで、この木に脂質が多いことを強調している。

木全体に油分が多く、触るとどことなく油っぽいのが大きな特徴。

 

実も触れると手が油っぽくなる

 

アオミズ青水)、イラクサ科ミズ属 

全体が緑色で柔らかくて、みずみずしいことに由来

 

ヤマアジサイ、受粉が終わると花が下向きにひっくり返る

 

メヤブマオ、葉の先が長い

 

 

ムカゴイラクサ、葉のつけ根に「むかご(球芽)」ができるイラクサという意味

 

茎には刺毛があり、下部の葉柄のつけ根に珠芽(むかご)がつく

 

 

キツリフネソウ

 

ツクシミカエリソウ(筑紫見返草)、正式な和名はオオマルバノテンニンソウで、

テンニンソウに比べると大きくて丸い葉を持つ。

「ツクシ」は「筑紫」で九州を、「見返り」は花の美しさに人々が振り返ることを意味する。

 

モミジガサの花

 

葉の形がウリの葉に似て、モミジ状に裂けるのでモミジウリノキ

 

オオバショウマのツボミ

 

オオバノショウマの根生葉は3出複葉

 

クサアジサイ、花期は初夏を彩るヤマアジサイよりも遅く、

盛夏の時期から淡いピンクの花を見ることができます。

 

ハナウド、葉の先端が3つにキレイに分かれていない

 

ヤマウド、葉の先端が3つにキレイに分かれている

 

コゴメウツギ

 

ヒメアザミ、名の由来は、花が小さくて葉も細長く、全体に華奢な感じがすることから

葉は互生で他のアザミよりも細い長楕円形。羽状に中裂します。

 

ツリバナの葉、葉柄の根元に新芽が出ています

 

実山椒 口に広がる 香とピリリ

龍朗