春日公園観察会① 2022年7月16日 | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

春日公園の観察会です。
 
ベニトンボ(紅蜻蛉)、九州南部と南西諸島の島々に分布する南方系のトンボだが、
ここ数年、福岡県内でも観察されている
 
翅の色も、ベニトンボは赤みが強い。
 

スクミリンゴガイ(竦み林檎貝)、リンゴガイ科の淡水棲大型巻貝。

俗にジャンボタニシと呼ばれるが、タニシとは異なる。
1980年代前半に食用として台湾から食用として持ち込まれ、

需要が上がらず採算が取れないため廃棄され、

逃げ出したしたものが野生化し、分布を広げている。

 

生育初期の稲やレンコン、イ草などの農作物を食害するので
日本の侵略的外来種ワースト100に挙がっている

大きいものは8センチ以上に。

 

こちらは5センチほど、まだまだ大きくなります。

 

 

繁殖力は強く、雌は夜間水上に出て周囲の植物や水路、壁などに鮮紅色の卵塊を産みます

一つの卵塊は数十から数百個の卵があり、約10日で孵化し、2か月で成熟するそうです

卵の派手な見た目は、毒があることを意味する警戒色で、天敵はほぼいません。

 

メリケンムグラ(米利堅葎)

 

北アメリカ原産の帰化植物

 

ブラジルチドメグサ

 

ちょっと、マニアックなお話。

 

さて、これはユズリハでしょうか、ヒメユズリハでしょうか?

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実が垂れ下がっているので、ユズリハです。(ヒメユズリハの実はピンと上に立つ)

でも、実が付いていないときはどう見分けるか。

葉が垂れ下がっているのがユズリハ、ピンと立ち気味なのがヒメユズリハといいますが、

正直、わかりにくいことも多いのです。

確実にユズリハとヒメユズリハを見分けるには、新芽を見ればよいと教えてもらいました

 

ユズリハの新芽、立派に立ち上がっている感じ

 

 

ヒメユズリハの新芽(ぐちゃぐちゃと絡み合っている感じ)

これが一番確実な見分け方なんだそうです。

 

 

アカメガシワ

 

葉と葉柄の付け根に蜜腺があり、蟻が集まっている

 

肉食のアメンボ、小昆虫に集まっています。

 

 

 

ここから、おまけです。

 

百道浜で見たホルトノキ、夏でも赤い葉が数枚混じるのが特徴

緑の葉に混ざるこの紅葉を、模様(紋)に見立て「紋ガシ」「模様ガシ」と呼んだことから、

モガシと言う別名が生まれた。

 

ホルトノキの花、初めて見ました

 

雌雄同株の両性花です。

 

 

陽射し受け羽まで紅き蜻蛉かな

龍朗