清水山観察会2021年12月19日② | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

福岡植物同好会の清水山観察会、後半です。
後半は、山頂からスタート!
 

 

エゴノキの虫こぶ、エゴノネコアシ

エゴノネコアシアブラムシの虫こぶです。

 

清水山山頂からの景色

 

石碑がありました

 

みんなで記念撮影

 

オオカグマ

オオは大きいの意味で、カグマはシダの古名

 

ヤブムラサキ

 

イノデ(猪手)、叢生(そうせい)する=群がってはえる

 

テイカカズラの種

 

キダチニンドウ(木立忍冬)、葉を透かすと点々がある、

葉裏をルーペで確認すると黄褐色の腺点あり、若い枝には短毛が多い

ハマニンドウには点々がない

 

 

ヤブコウジ

 

ナガバジャノヒゲの実

 

リョウブの実

 

ホラシノブ、葉の先が丸い

 

ヌルデの実

 

白っぽいイヌビワの木肌

 

幹の下の方の皮目が長いヤマザクラ、ソメイヨシノは皮目が短い

 

オオアリドウシ、背が高くトゲが葉より短い

アリドウシは、背が低くトゲが葉より長い。ツルアリドウシは、蔓でトゲが無い

 

 

ボロボロノキの落葉

 

フモトシダ、葉のふもとが少し膨れる

 

ムベの青いツル、かなり頑丈

 

シタキソウの種

 

シタキソウの葉は対生し、1.5-3cmの葉柄があり、

葉身は卵形から円状楕円形、先はとがり、基部は心形、やや厚いがやわらかく、

まばらに細かい毛がある。茎を切 ると白い乳液が出る。

 

クスのキリン現象

 

アマクサシダ、草軸に対して下の方が長い

 
クチナシの実

 

ルリミノキ(瑠璃実ノ木)、福岡県の準絶滅危惧種

 

コマユミ(小檀)、枝が緑っぽい冬になっても落葉せず、常緑のものもある。

葉は対生。先は鋭くとがり、基部はふつうくさび形。ふちには細かく鋭い鋸歯がある。両面とも無毛。

 

ウラギンシジミ

 

ツルグミ、枝が何かに引っ掛かりやすいように出ている

 

ナナミノキ、枝の出方も、葉の付き方も斜めです

 

クリハラン

 

キジョランの葉、表から見ても穴が開いているのが見えます(下中央の葉)

アサギマダラの幼虫が食べた跡です。

 

こちらは、キジョランの葉の裏。白い丸が2つ。アサギマダラの幼虫が、その上の方にいます。

アサギマダラの幼虫は,キジョランの葉を裏から円形にかじって,切れ目を入れます。

するとそこから白い乳液が出ます。この行動はキジョランが持っている毒(アルカロイド)を抜くためと

考えられています。

写真では,幼虫は食痕から離れたところにいますが,乳液が固まるまで避けているのでは。

幼虫は毒の少ない噛み傷の内側の部分を食べるので、葉には丸い孔が空いていれば、

アサギマダラの幼虫が食べた証拠となります。

 

アサギマダラの幼虫、まだ1齢のようです。

 

おまけ、12月21日、久々に見えたインディペンデンス雲。

高積雲(ひつじ雲)が密集したものです。空が、真っ2つになりました!

 

2021年の報告も、いよいよ大詰めです。