清水山観察会2021年12月19日① | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

植物観察同好会の仲間と、みやま市の清水山で観察会でした。

元々、紅葉の名所として有名な場所ですが、実は初訪問でした。
 

見事な三重の塔が、出迎えてくれました。

 

シイの木、木肌は典型的な縦割れ

 

タマミズキ(玉水木)の赤い実。直径3~4mm。樹皮は灰褐色。

 

見上げると、タマミズキの実がまだ木に付いていました。皮目が目立つそう。

 

 

カンザブロウ(勘三郎の木)、ハイノキ科、大きな特徴は、葉が大きくて目立つこと。

革質で厚みのある葉は長さ15センチ以上にもなる。周囲には浅い鋸歯がある

 

こちらもカンザブロウノキ、地域によっては希少な木のようで、兵庫県や愛知県ほか複数の県で

絶滅危惧種に指定されている。「神々(こうごう)しい」という意味の「神さぶる」という古語が語源

という説がある。伊勢神宮の宮域全体に1万本余りも植えられているそう。

 

ウラギンツルグミ

 

葉の裏が銀色

 

ナガバジャノヒゲ、ポツンポツンと生える

 

黒い実

 

 

シイノキ

 

シイモチ、シイノキのようだが、葉っぱの裏を見るとモチノキのよう。

 

ボロボロノキ(幌々の木)

落葉樹で、細い枝がぼろぼろと一緒に散ってしまうところから、ボロボロノキと名付けられたという。
また、材が、柔らかくてもろくぼろぼろで、役に立たないからとも。

 
葉は互生、葉身は卵形~長卵形、長さ3~8cm、幅2~4cm。先は尾状に鋭く尖り、
基部は鋭形で葉柄に流れ、全縁。質は柔らかくてやや厚く、両面とも無毛。葉柄は長さ3~5mm。

枝がボロボロ落ちて、緑の葉っぱのまま地面にある

幹は屈曲が多く,節は高い。樹皮は灰白色で平滑。

 

コバンモチ(小判黐)

名前の由来は、葉がモチノキに似ていて形が小判のように見えることから

葉柄が長く、葉との付け根が赤い

樹皮は灰褐色で平滑。葉は互生するが、短枝状の枝先では葉が集まって輪生状となる。

コバンモチ(ホルトノキ科ホルトノキ属)はホルトノキの仲間で、赤い葉が混じることがある

 

 

シリブカガシのドングリ、

堅果のへそが少しへこんでいるところからこの名があり、

全体が白いろう状のもので覆われている。

殻斗(かくと)は、うろこ状

葉っぱの色は濃い緑色をしていて光沢があり、裏は銀色のはず!?

(裏の写真が無く、ごめんなさい)

 

ハゼの実、楕円形

 

クロバイ、ヒサカキに似ているが、ヒサカキの葉は先が少しへこむ

クロバイは、葉の先が細く伸び、葉柄が紫色を帯びる
クロバイの木肌、樹皮が黒みを帯びている

 

 

 

カラスザンショ

 

ネジキ

 

クスの若葉、枝が赤っぽい!

 

ナナミノキの実

 
ナナミノキの葉、互生
 
ナナミノキの虫コブ

ミミズバイ

 
ハイノキ

 

クチナシ

 

ナツフジの黄葉

 

 

シャシャンボ

葉に光沢があり、先がきれいに尖っている、葉の根元のところが少し赤い

 

シャシャンボの木肌は赤黒い

 

シタキソウ(舌切草)

和名の由来は、蔓性の葉が舌の形状に似て汁液を唾液に見立てた? 

 
やはり、植物同好会の観察会は超盛沢山!
とても、1回では紹介しきれません。
次回に続きます。