福岡市博多区、住吉神社近くにある、池泉回遊式日本庭園「楽水園」です。
博多塀が出迎えてくれます
ハクサンボクの赤い実
ハマヒサカキ(浜姫榊)、別名イソシバ(磯柴)
ハマヒサカキの葉は、先端が丸みを帯びているものが多い
ヒサカキより、葉が小さい
ハマヒサカキの花
「この植物の名前、わかりませんか?天道生え(てんとうばえ)なんですよ。」
と、楽水園のスタッフの方から尋ねられました?
私は、植物の名前も、「天道生え(てんとうばえ)」という言葉もわからず????
何と、九州の方言でした。種を播かないのに、草木作物などが自然に生えること。
「自然生え」ともいうそうです。
そして、この植物の名前、詳しい方に教えてもらいました。
セイヨウイボタノキ、別名プリペット
最近、歩道の植え込みなどに使われるという解説もいただき、まさに天道生えしそうです。
またプリペットの名は「私的な」「個人」という意味を持つ「private」が語源とされており、
セイヨウイボタノキが生垣などとして植えることも多く、外からの目隠しとなり、
プライバシーが守られることに関連しているとか。
セイヨウイボタノキの葉の形はやや丸みを帯びた卵形、日本自生のイボタノキはやや細い楕円形だそう
黒い実が付いています。実の数がもっと多いとイボタノキの可能性もあるようです。
一番の見分け方は、雄しべの葯の色、イボタノキは白ですが、セイヨウイボタノキは小豆色(紫)。
他にも、花の数がセイヨウイボタノキは多い、イボタノキは少ない。
花の香りが、セイヨウイボタノキは甘く強い、イボタノキは弱い。
花冠の筒:が、セイヨウイボタノキは浅い、イボタノキは深い。
花序のサイズが、セイヨウイボタノキは長さ:5~15cm、イボタノキは長さ2~4cmと短い。
そして、楽水園といえば、こちら!
水が落ちると澄んだ音が響く「水琴窟(すいきんくつ)」
どうぞ、お聞きください。
こちら、別の場所ですが、
初めて見た木がありました。
これも、教えていただきました。常緑ヤマボウシ。
確かに、12月なら、普通のヤマボウシは葉を落としていますからね。
常緑ヤマボウシの実。ヤマボウシに似ていますが、あまり美味しくなさそう。
食べられるんでしょうけどね。
常緑ヤマボウシは中国が原産国ですが、普通のヤマボウシは日本という違いもあります。
この常緑ヤマボウシは最近生まれた種類で、一般に流通している数は少なく珍しいそうです。