雨中の基山で(2021年7月17日) | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

「福岡県の山」の著者、五十嵐賢さんから、基山のスズサイコが最高よ!と
教えられ、RKB山岳部で雨の中の基山に登りました。
 
早速出会ったスズサイコ。水も滴る・・・。
 
名前の由来は、つぼみが丸く鈴に似ていて全体がセリ科のミシマサイコに似ていることによる
 
漢字で書くと、「鈴柴胡」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
濡れた草の上に寝転がって、スズサイコの写真を撮る五十嵐さん
 
 
 
 
フナバラソウ(舟腹草)の実
名前の由来は、実の形が舟の胴体に似ているからだそ
五十嵐さんたちのご尽力で、希少植物は、こうして守られています。
 
ウツボグサ(靭草)、花穂が弓の矢を入れた「うつぼ」に似ていることから
 
コキンバイザサ(小金梅笹)
花が金色の梅花型で葉がササ状をした「キンバイザサ」の小型版
 
アキノタムラソウ
秋の田村草
古くは集合した軍隊を「タムラ(屯・党)」と言ったそうで、
秋の草原に花が群れ咲いている様子をアキノタムラソウと名付けた
 
イヌホウズキ
 
サルナシ
 
ネジバナ
RKB山岳部の面々
基山山頂からの景色
ムベ(郁子)
 
 
ノリウツギ(糊空木)、むかし製紙用の糊をこの木の皮から採った
オカトラノオ
 
ネムノキ、1本だけそびえ立つ
 
カラスウリ
 
タチバナ(橘)は古くから日本に自生している柑橘で、
「古事記」や「日本書記」にも記載がある由緒ある木です。
古事記、日本書記では不老不死の力を持った、非時香菓(ときじくのかくのこのみ)という
果実が登場するのですが、これがタチバナであるといわれています。
 
 
こんな看板も近くにあります
 
ただ、その看板のすぐ後ろにある木は、ヤマボウシです。間違えないように!
お世話になった、五十嵐賢さん(右端)、菊池啓介さん(真ん中)
 
基山、魅力いっぱいの山です!