福岡市植物園散策2021年3月4日(その2) | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

前回の続きです。前回分は、植物園の周りの散策で見た植物。

今回は、植物園内で見た植物です。

 

植物園の入り口付近にあるオオカナメモチ、春の新葉が赤みを帯び柔らかい

 

サネカズラ(実葛)、むかし茎の粘汁を絞って整髪料にした、別名ビナンカズラ(美男葛)、

 

コウヤマキ、和歌山県の高野山に多い、別名ホンマキ、世界三大公園樹のひとつ、

他の2つは、ナンヨウスギ、ヒマラヤスギ

 

ラカンマキ(羅漢槙)、イヌマキに比べると葉が短く密生し、決して下向きにならない

 

イヌマキ、別名クサマキですが、漢字で書く場合は、「臭槇」です。

切ると、断面から独特な香りがすることから。

スギのことを昔「マキ」と呼んでいた。イヌマキは木材としては、スギと比べて劣ることから

イヌマキの名に。劣るという意味の「イヌ」がついてはいますが、とても優秀な木材。

建築木材としても利用され、沖縄県では特に、木造住宅の高級素材とされている。

首里城にも使用されたほど。

 

左からラカンマキ、イヌマキ、高野槙

 

 

カヤ(榧)、グレープフルーツの香り、榧の木の碁盤は最高級品

 

 

「ナギイカダ」(梛筏)、葉が「ナギ」に似ていて、

「ハナイカダ」のように葉の中央部に花が咲き、実がなることから。

正確には、葉状の枝の上に、花が咲いて実が付く

 

初雪蔓、テイカカズラの園芸品種

シロバナタンポポ

フッキソウ、旺盛に育ち、周年緑の葉っぱを生やし続ける植物で、

これが縁起がよいとされ「富貴草」に

 

寒緋桜、緋寒桜とも。寒緋桜と緋寒桜は、同じものです。特徴は、花が緋色で下向きに咲くこと。

 

ユスラウメ、花柄がなく、枝から直接花が咲く

 

ギンヨウアカシア、葉が銀色

 

ゲンカイツツジ(玄海躑躅)

 

カラタネオガタマ、別名トウオガタマ、花は香気が強く、茶の材料

 

「マンサク」、他の花に先駆けて「まず咲く」ことから、

あるいは花がたくさんつくので「豊年満作」から名付けられた。

漢字で、「満作」あるいは「万作」と書く。

 

ミヤマシキミ、億両、果実は赤で有毒

 

ニッケイ、葉脈は並行して基部近くで3裂

 

シキミ(樒)、語源はいくつかある

①四季を通じて美しい木である事から、「四季美」がシキミに

②果実が猛毒なので「悪(あ)しき実」とし、シキミになった

③果実の重なり付く様子から、「敷き実」

 

シャシャンボ(小小ん坊)、紅葉する

 

ニオイスミレ、甘い香りがするハズ?

 

フウセントウワタ、風船唐綿

 

ノシラン(熨斗蘭)、名前の由来は、葉の葉脈が筋張っていて、進物や縁起物に添える「熨斗(のし)」に、

花が「ラン(蘭)」に似ていることと、花の茎がきし麺のように扁平で「麺棒でのしたような形」から名付けたとも

 

ハラン(葉蘭)、葉には殺菌作用があるので、料理の皿代わりに使われたり、

仕切りなどに添えられる。同じ役割をするプラスチックなどの人工物は「バラン」と呼ぶ

 

葉蘭の花(左下)

 

シデコブシ(四手辛夷)、花の形が玉串やしめ縄につけるシデ(四手)に似てることから、別名ヒメコブシ

 

アオモジの黄色い花、枝が緑色なのでアオモジ、枝が黒色ならクロモジ、ともに昔は爪楊枝の材料

 

サンシュユ「山茱萸」・・・山のグミの意味

 また、グミのような赤い実を珊瑚に例えてアキサンゴの別名も、春黄金花(ハルコガネバナ)とも

 

ニワトコ・・・薬として利用するため“庭”で“常”に栽培していたことが由来です

漢字で書くと“接骨木”。「セッコツシ」とも呼ばれる。

枝や樹皮を煎じたものを湿布薬として用い、骨折や捻挫の治療に利用した

 

 

イスノキ、別名ヒョンノキ、虫こぶができやすく、笛になるため

 

先輩アナウンサーの生野文治さんによると、「イスノキ」のことを

大分県庄内の方では「サルホノキ」と言っていた(いる?)らしい

 

福岡市植物園、良い所だ~。