福岡市植物園散策2021年3月4日(その1) | たっちんの気象転結

たっちんの気象転結

気象キャスターとして取材先で出会った「季節の花鳥風月」などを
写真でご紹介します

3月の第1週、年度中に年休を消化するため、天気予報をお休みしました。

しかし、新型コロナ下で遠出することもできず、1週間、福岡県内で過ごしました。

そのうちの1日、近場の福岡市植物園で散策しました。

 

上品な風合いのテイカカズラ。

その名前は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、

ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく

 

ヤエムグラ(八重葎)、八重は、葉が輪状に付く事を意味し、葎(むぐら)は何処にも生える雑草を表す

葉や茎に細かい毛があって、その毛でくっつく、いわゆる「くっつき虫」としてお馴染み

 

ムラサキケマン(紫華鬘)

 

ノビル(野蒜)、ネギの味がする


引っ張ると伸びる感じ

これ野蒜! 抜けば伸びたる 感触よ

 

クリスマスローズ 別名「雪起こし」寒さに強く、 冬枯れの大地で 雪を持ち上げて 

花を咲かせるところから、寒芍薬(カンシャクヤク)とも

 

紅葉の新芽

 

 

ノボロギク(野襤褸菊)

「ノ」は野原の野、「ボロギク」は花の後の果実が熟して白い毛(冠毛)で覆われた状態をボロ切れに見立てた

 

 

キュウリグサ [胡瓜草]、茎や葉を揉むと胡瓜(キュウリ)に似た匂いがする

 

ヒメウズ(姫烏頭)、葉や根の形状が同種のトリカブト(鳥兜)に似ていて小型であることから、

小さなトリカブト(鳥兜)と言う意味で姫烏頭(ヒメウズ)と呼ばれる、下向きに白い花を咲かせる

 

カラスノエンドウ「烏野豌豆」、野に生えるエンドウで、果実が熟すと真っ黒になるところから

別名ヤハズエンドウ「矢筈豌豆」。 矢筈は矢おしり弦をかける部分ことで、

カラスノエンドウの先がこの矢筈ように凹んでいるところから

 

カスマグサ、カラスノエンドウとスズメノエンドウの、中間の大きさであることから

花は、右の方にボケボケで写っています

 

チロリアンランプ

 

ハナニラ(ハナニラ属)、葉にニラ臭があることにちなみます。 なお、食用のニラは別属(ネギ属)。

 英語では「Spring starflower(春の星形の花)」と呼ばれる。

 

ベニカナメモチ

 

 

フラサバソウ、別名「ツタバイヌノフグリ」

 

フラサバソウという名前は、19世紀のフランスの植物学者フランシェさんとサバティエさんに由来

がくや葉の縁に長毛がある

 

タネツケバナ(種漬花)、名前の由来は、苗代に種籾を播く前に水に浸ける頃に花が咲くことから

 

きょうは、このへんで。