大宰府政庁跡植物観察会
とうとう福岡植物友の会に入会しました!そして、観察会に初参加!いや~学んだ学んだ。でも、あまりの数の多さに頭がパンクしそうです。今後は、もう少しのんびり観察したいと思います。天気に恵まれ、メンバーに恵まれ、有意義な時間でした。
でも、あ~~~~、疲れた!
楷樹(かいのき)ウルシ科 カイノキ属
直角 に枝分かれすることや 小葉 がきれいに揃っていることから、
楷書 にちなんで名付けられた
老木になると幹が腐って空洞ができることが多いので、
芯が腐爛する木という意味からランシンボク(爛心木)とも
中国にある孔子の墓所に植えられており、日本には大正初期に渡来。
各地の孔子廟にも植えられている
「学問の木」とされ、教育機関のシンボルツリーとなることも。
実は、はじめ緑やオレンジから、赤黒くなる
実が赤いマユミ(檀、真弓) ニシキギ科ニシキギ属
別名ヤマニシキギ(山錦木)
ハキダメギク・掃溜め菊(キク科コゴメギク属)
舌状花5個と筒状花からなる
サネカズラ(実葛)マツブサ科サネカズラ属
別名のビナンカズラ(美男葛)の名は、若いツルから粘液をとって、
男性の髪付け油に使っていたことに由来。
また、大阪ではビジョカズラ(美女葛)と称したとも
キヅタ(木蔦)は、ウコギ科キズタ属、
常緑で冬でも葉が見られるのでフユヅタ(冬蔦)とも
落葉性のツタ(ブドウ科)は、ナツヅタ
オオイタビはクワ科イチジク属の常緑つる性木本。
名前の由来は、イタビカズラに似て大型であることによる。
実が熟れて黒くなると食べられる。イチジクのよう。
ヤノネグサ(矢の根草)は、タデ科イヌタデ属の一年草。
茎の下部は地面を這い、上部は斜上し横に広がって高さ20-70cmに
茎は細長い円柱形で、茎の上部には小さな下向きの刺がある
葉の形が「矢の根」、つまり 矢尻 に似ているのが名前の由来
シマカンギク(島寒菊)キク科 キク属
茎は高さ30~80cmで、根元が倒れ、上部は斜めに立ち上がるか直立して、
枝分かれます。
花を油に漬けて傷薬などに利用したことから別名のアブラギクがあります。
エビヅル(蝦蔓)は、ブドウ科ブドウ属でつる性の落葉木本
葉の裏に白い毛がある、
一般的なブドウの房のように実り、果実は人も食べることができる
強いすっぱ味と甘さがあります。糖分やビタミン類が多く含まれ、
疲労回復に効果があり、ホワイトリカーなどに漬けて果実酒を作る
ノブドウは、葉の裏が白くなく、実はたべられない。
ヤマハッカ(山薄荷)シソ科ヤマハッカ属
コセンダングサ(小栴檀草) キク科 センダングサ属
先端の棘は3つが多い
2つだとアメリカセンダングサ(赤い茎と托葉が特徴)
葉の形が落葉高木のセンダン(栴檀)の葉と似ていることから
ヨメナ、春の若葉は食用となり、これが和名である「嫁菜」の由来
アブラススキ(イネ科 アブラススキ属)
茎や穂の軸が油を浴びたように光っている
ノグルミ(野胡桃)は、クルミ科ノグルミ属の落葉高木、
羽状複葉、葉柄が無い
のぐるみの実
シリブカガシ(尻深樫)、ブナ科マテバシイ属の常緑高木である。
日本に自生するマテバシイ属2種(シリブカガシとマテバシイ)のうちの1種。
和名はドングリの底(お椀状の殻斗を被っていた部分)が凹んでいることに由来
開花は秋で、ドングリがなる木では異色、葉は波打って革質。
カラスザンショウ(烏山椒)はミカン科サンショウ属の落葉樹。
ビロードイチゴ(天鵞絨苺)バラ科キイチゴ属の分落葉低木
葉は卵形、又は細長い心形。
和名は葉にビロードのように細かい毛が生えでいることから。
フユイチゴ(冬苺)は、バラ科キイチゴ属の常緑匍匐性の小低木。
つる植物のように匍匐(ほふく)して地表を這い、高さはせいぜい30 cm。
葉は丸っこく、浅く3裂する。縁には細かい鋸歯がある。裏面には細かい毛。
葉は互生する 。多くの木苺類は夏に熟すが、
フユイチゴは冬に熟することが和名の由来。別名は「カンイチゴ」。
ヒサカキ(姫榊)ツバキ科の常緑樹
年間を通じて艶のある葉をつけるためサカキ同様に縁起の良い木
神棚へ供える玉串に使われる。サカキよりも耐寒性があり、
サカキの少ない関東地方以北では本種をサカキと称することも多い。
名前の由来、①小型のサカキを意味する「姫サカキ」
②サカキに似るがサカキではない「非サカキ」
③実が沢山なる「実サカキ」
④日当たりを好むため「陽サカキ」など
黒く熟した実
ハマクサギ(浜臭木)シソ科の樹木。葉を揉むと悪臭がある。
ヤブムラサキ(藪紫)シソ科ムラサキシキブ属
実が葉に隠れていることから「藪の中(見えにくい)」ムラサキシキブの意
葉は、両面とも毛でおおわれビロード状
ミミズバイ (蚯蚓灰)
名は果実の形をミミズの頭に例え、灰を作ったことに由来
葉は互生する単葉で
葉には光沢があり、厚みがある革質、両面とも無毛です。
裏面は粉白色を帯びます。葉の縁はやや裏側に巻き
オオアリドオシ(アカネ科 アリドオシ属)
棘は葉の半分程度の長さ(アリドオシは棘が長い)
ミドリハカタカラクサ【緑博多唐草】 ツユクサ科ムラサキツユクサ属
タチシノブ(立ち)の名の由来は、葉の様子がシノブに似ていて、
地上から葉を立てることによる。
別名をカンシノブと言い、これは寒忍で常緑であることによる
シノブはシダの古名
小羽片の先端が鋭角に尖っている
カニクサ(蟹草)子供達がこの草でカニを釣ったから
オカダイコン(丘大根) (キク科ヌマダイコン属)
葉の質が大根の葉に似ているので。 葉は長い柄があって対生
コアカソ(小赤麻)同じカラムシ属のアカソに似た葉をつけ、
アカソの葉より小さいから、茎や葉柄は赤みを帯びる
イズセンリョウ、多数の白い実をつける。 常緑性の低木。葉は互生。
千両(センリョウ)に似て伊豆で多く見られる
ベニシダ(紅羊歯)、春の新芽は全体的に紅色を帯びるのが名の由来
ホソバイヌワラビ(細葉犬蕨)
ワラビに似ているが、食べられないの意味合いから「イヌワラビ」。
そのイヌワラビに比べて、葉の上部がより狭くなるところから
カクレミノ(隠蓑)、うこぎ科の常緑低中木。
葉の形を雨具の蓑(みの)に例えた名前。
葉が密に付いていて、着ると姿が隠せるミノに見立てたものであるとも。
また、鬼や天狗の持ち物とされ、天狗の宝物の隠れ蓑に似るという由来
ネズミモチ
果実が ネズミ の糞に似ており、姿が モチノキ に似ることから
キジノオシダ(雉尾羊歯) 別名 キジノオ
語源 和名は葉の形がキジの尾に似ているところから。
ホラシノブ(洞忍) ホングウシダ科 「洞窟にある」シノブシダ,
暖地では日の当たる岩場や海岸近くなどにも多くある
類似種のタチシノブは小羽片の先端が鋭角に尖っているが、
ホラシノブは丸くまたは平頭ぎみなので区別
ヤブコウジ(藪柑子)、正月の縁起物ともされ、千両、万両、
カラタチバナ(百両)と並べて「十両」とも呼ばれる
「やぶらこうじのぶらこうじ」とは本種のこと
寺田寅彦は筆名のひとつに藪柑子がある。
ネジキ
コナラ
ツブラジイ
ヒメユズリハ、葉が細い、若木は欠こくがある
葉っぱの裏にいっぱいお部屋がある、あまり白くない
白いとユズリハ
大きな葉っぱの白木蓮
オオハナワラビ(大花蕨)。
大きなハナワラビ(胞子葉が花のように見えるワラビ)のこと
シロダモの雌木、花と実
シロダモの雄木の花
シロダモの雄木の花アップ
クヌギ
ハダカホオズキの赤い実
クヌギ
クロマダラソテツシジミ
カラスザンショ、カラスやムギマキが、実を好む
オオアリドウシの赤い実
コシアブラ、5枚葉っぱ、掌状複葉
ユリノキ(ハンテンボク)
葉っぱがワイングラスのような
ハナノキ、花が咲いた後に葉っぱが出るため
ハナノキ
ガマズミ
テイカカズラ(定家葛)
式子内親王 を愛した 藤原定家 が、死後も彼女を忘れられず、
ついに定家葛に生まれ変わって彼女の 墓 にからみついたという
伝説 ( 能 『 定家 』)に基づく
テイカカズラの実は二対
オニユズ
イイギリ(飯桐)
葉がキリの葉に似ていて、昔はこれにご飯を包んだことから
ムクロジ「無患子」、ムカンシは、患わない子の意で、
羽子板が無病息災のお守りにされ、種子が羽根の球に使われた
約3時間で約50種、あ~。大変だった。次回はもう少しお手柔らかにお願いします。
10ぐらい覚えられたらいいな~。
最後に、2つ教えてもらった言葉
春の枝に花あり、夏の枝に葉あり、秋の枝に果(か)あり、冬の枝に慰めあり
内村鑑三
1バン、2シギ、3ウズラ (焼き鳥にしておいしい順番)
2のシギはダイゼン?
食べてみたいものです。